月別: 2021年3月

2021年3月31日-2 花粉情報

測定年別3月の飛散数

年度 スギ ヒノキ その他
2001年 3821.3 113.8 352.5
2002年 3745.8 345.1 1480.9
2003年 2480.2 121 237.5
2004年 219.9 17 152.3
2005年 9105.2 126.9 188.9
2006年 634.3 45 168.2
2007年 810.9 113.8 518.1
2008年 2875.5 201.2 732.1
2009年 2851.1 124.8 478.6
2010年 1248.4 13.4 122.3
2011年 7641.1 215.6 617
2012年 1808.5 24.3 92.2
2013年 6179.4 998 2507.7
2014年 1190.4 283.3 528.8
2015年 2208.4 147.7 674
2016年 2968.8 229 625.9
2017年 1671.6 37.5 186.8
2018年 3727.7 2357.7 3518.4
2019年 3897.4 450.7 483.5
2020年 1036.9 230.3 463.1
2021年 2270.8 507.0 679.7

3月の飛散数としては、平均的な数であったと思われます。


2021年3月31日-1 花粉情報

明け方まで曇り、朝から晴れて、異例と思える程暖か(午前5時:16.5℃)でした。KH-3000は夜間少なく、朝から多くなり、日中はコンスタントにカウントが続きました。非常に多くなると思われました。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/31 14.2 44.8 142.3 27.0

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉14.2個/cm2(やや多い)、ヒノキ花粉44.8個/cm2(多い)でした。両者を合わせると59.0個/cm2(非常に多い)となります。その他の花粉は142.3個/cm2でした。本日も、その他の花粉がスギ、ヒノキよりも大変多く観測され、内訳はシラカンバ21.0個/cm2、ハンノキ39.2個/cm2、オオバヤシャブシ0.9個/cm2、コナラ属8.6個/cm2、マツ6.8個/cm2、イネ科1.5個/cm2、ソメイヨシノ5.6個/cm2、不明58.7個/cm2でした。
当院のKH-3000の測定値は27.0個/m3/時(非常に多い)でした。KH-3000はスギとヒノキ両者をカウントしていますが、若干その他の花粉または浮遊粒子をカウントしているようです。

花粉自動計測器(KH-3000)

様々な花粉が飛散


2021年3月30日 花粉情報

明け方まで晴れ、風は弱く(北:1〜2m/s)、暖か(午前5時:15.0℃)でした。KH-3000の記録は夜間も続き、日中風が強くなるとやや多くなり、コンスタントにカウントが続きましたので、非常に多くなると思われした。KH3000の記録にあったように「極めて多い」花粉が観測されました。しかし、本日来院された患者の皆さんは比較的軽症の方が多数でした。本日、悪化した方が明日来院されるのでしょうか。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/30 36.4 76.5 108.6 31.8

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉36.4個/cm2(多い)、ヒノキ花粉76.5個/cm2(非常に多い)でした。両者を合わせると112.9個/cm2(極めて多い)となります。その他の花粉は108.6個/cm2でした。本日も、その他の花粉がスギ、ヒノキよりも多く観測され、内訳はシラカンバ25.9個/cm2、ハンノキ24.1個/cm2、オオバヤシャブシ0.6個/cm2、コナラ属13.3個/cm2、マツ3.4個/cm2、イネ科0.9個/cm2、ソメイヨシノ0.6個/cm2、不明39.8個/cm2でした。
当院のKH-3000の測定値は31.8個/m3/時(非常に多い)でした。KH-3000はスギとヒノキ両者をカウントしていますが、若干その他の花粉または浮遊粒子をカウントしているようです。しかし、黄砂には反応しなかったようです。

花粉自動計測器(KH-3000)

1視野に様々な花粉


2021年3月29日 花粉情報

明け方まで雨、やや強い風が吹き(北西:3〜5m/s)、暖か(午前5時:14.5℃)でした。夜間、KH3000の記録は0個/m3/時が続きました。朝から晴れて南風に変わり、気温も急上昇、午前11時には20℃を超えました。午後から花粉の飛散が始まり、その後徐々に増えました(KH-3000)。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/29 1.5 25.6 60.2 14.3

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉1.5個/cm2(少ない)、ヒノキ花粉25.6個/cm2(やや多い)でした。両者を合わせても27.1個/cm2(やや多い)でした。とはいえ、これらは午後に飛散しましたので、1日に換算しますと54個/cm2となり、「非常に多い」レベルとなります。その他の花粉は60.2個/cm2でした。
その他の花粉がスギ、ヒノキよりも多く観測され、内訳はシラカンバ12.7個/cm2、ハンノキ10.5個/cm2、オオバヤシャブシ0.0個/cm2、コナラ属3.4個/cm2、マツ1.5個/cm2、イネ科1.2個/cm2、ソメイヨシノ1.9個/cm2、不明29.0個/cm2でした。
当院のKH-3000の測定値は14.3個/m3・時(多い)でした。KH-3000はスギとヒノキ両者をカウントしていますが、若干その他の花粉または浮遊粒子をカウントしているようです。

花粉自動計測器(KH-3000)

ヒノキ花粉

マツ花粉、ヒノキ花粉

クヌギ花粉

コナラ花粉

マツ花粉


2021年3月28日 花粉情報

未明から曇り、やや強い風が吹き(南:4〜6m/s)、暖かい朝(午前6時:16℃)でした。KH-3000の記録は一桁が続きました。昼前から雨が降ったり止んだりの天気でしたが、南風が続いた為、日中も気温が変わらない1日でした。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/28 3.1 3.7 24.7 4.6

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉3.1個/cm2(少ない)、ヒノキ花粉3.7個/cm2(少ない)でした。両者を合わせても6.8個/cm2(少ない)でした。その他の花粉は24.7個/cm2でした。本日も、その他の花粉がスギ、ヒノキよりも多く観測され、内訳はシラカンバ4.0個/cm2、ハンノキ5.9個/cm2、オオバヤシャブシ0.0個/cm2、コナラ属1.2個/cm2、マツ0.3個/cm2、イネ科2.5個/cm2、ソメイヨシノ1.9個/cm2、不明8.9個/cm2でした。
当院のKH-3000の測定値は4.6個/m3/時(やや多い)でした。制御PCのエラーで、午前11時から午後2時までのKH-3000の測定値は欠測しました。KH-3000はスギとヒノキ両者をカウントしています。

花粉自動計測器(KH-3000)

その他の花粉

ハンノキ花粉

ヒノキ花粉

スギ花粉

マツ花粉


2021年3月27日 花粉情報

晴れ、風は穏やか(北北西:1〜3m/s)、冷え込みもない朝(午前6時:10℃)でした。KH-3000の記録も小さく推移しました。夕方から曇り空となり、南寄りのやや強い風(4〜6m/s)が吹き、気温が上昇しました(午後4時:17.5℃)。その時期に一致してやや多くの花粉の飛散が認められました(KH-3000)。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/27 2.8 17.9 19.4 11.6

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉2.8個/cm2(少ない)、ヒノキ花粉17.9個/cm2(やや多い)でした。両者を合わせても20.7個/cm2(やや多い)でした。その他の花粉は19.4個/cm2でした。本日も、その他の花粉がスギ、ヒノキよりも多く観測され、内訳はシラカンバ2.5個/cm2、ハンノキ3.1個/cm2、オオバヤシャブシ0.0個/cm2、コナラ属0.6個/cm2、マツ0.0個/cm2、イネ科1.2個/cm2、ソメイヨシノ0.9個/cm2、不明11.1個/cm2でした。
当院のKH-3000の測定値は11.6個/m3/時(やや多い)でした。KH-3000はスギとヒノキ両者をカウントしているようです。

花粉自動計測器(KH-3000)

ヒノキ花粉とハンノキ花粉

スギ花粉

ハンノキ花粉

おそらくソメイヨシノ花粉

コナラ花粉(右上)、スギ花粉(右)、おそらくテウチグルミ花粉(左下)


2021年3月26日 花粉情報

未明から晴れ、風は穏やか(北北西:1〜2m/s)冷え込みもない朝(午前6時:11℃)でした。KH-3000は未明から測定値が上昇、はなこさんによると北関東の飛散が増えました(昨日は南関東)。主に埼玉県県南部が発生源と考えられ、日中コンスタントに飛散が続き、午後3時過ぎ(午後3時〜6時)に極めて多くの花粉が当地に届きました(はなこさん、KH-3000)。一時風向きが変わり南寄りの風が吹いたためと思われます。風向きが変わり(南から北)弱まる(7〜8m/sから3〜4m/s)と花粉数も減少しました。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/26 21.3 48.1 50.9 31.5

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉21.3個/cm2(やや多い)、ヒノキ花粉48.1個/cm2(多い)でした。両者を合わせると69.7個/cm2(非常に多い)となります。スギとヒノキは共通抗原性が強く、スギ・ヒノキ花粉症の方には厳しい1日でした。その他の花粉は50.9個/cm2でした。その他の花粉がスギ、ヒノキよりも多く観測され、その他の花粉の内訳はシラカンバ11.7個/cm2、ハンノキ13.3個/cm2、オオバヤシャブシ0.6個/cm2、コナラ属4.3個/cm2、マツ0.0個/cm2、イネ科0.0個/cm2、ソメイヨシノ0.9個/cm2、不明20.1個/cm2でした。
当院のKH-3000の測定値は31.5個/m3/時(非常に多い)でした。

日本気象協会の品川区のスギ花粉飛散予想と天気予報は、気象条件によって刻々と変わりますので、皆様も時々チェックして下さい。

花粉自動計測器(KH-3000)

スギ花粉(右上)とヒノキ花粉(左下)

その他の花粉

ヒノキ花粉とハンノキ属花粉

ヒノキ花粉(左、中央)、コナラ属花粉(中央右)、ハンノキ花粉(右)


2021年3月25日 花粉情報

夜間は晴時々曇り、風はやや強いものの(南南西:6〜8m/s)冷え込みもほとんどない朝でした。KH-3000は夜間ほぼ反応しませんでしたが、朝になり南関東の飛散が増え(昨日は北関東:はなこさん)、観測数が増え始めました。はなこさんを見ますと本日は昨日より飛散が多く、関東全体の広い範囲になりましたので、当地への影響も大きいと思われました。しかし、実際はさほど当地の飛散は多くならず、午後から雨になりましたので、午後3時にプレパラートを交換して雨に備えました。雨はほんのいっとき小雨でしたが、その後の花粉は極少数でした。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
PM11:00〜PM15:00 0.9 14.8 11.7 6.3
PM15:00〜PM11:00 0.0 1.5 1.2 1.3
3/25 0.9 16.3 12.9 7.6

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉0.9個/cm2(少ない)、ヒノキ花粉16.3個/cm2(やや多い)、その他の花粉12.9個/cm2でした。その他の花粉がやや多く観測され、その内訳はシラカンバ0.3個/cm2、ハンノキ2.5個/cm2、オオバヤシャブシ0.0個/cm2、コナラ属1.2個/cm2、マツ0.0個/cm2、イネ科0.3個/cm2、ソメイヨシノ0.3個/cm2、不明7.1個/cm2でした。
当院のKH-3000の測定値は7.6個/m3/時(やや多い)でした。思いの外破裂した花粉はありませんでした(全視野で数個)。

日本気象協会の品川区のスギ花粉飛散予想と天気予報は、気象条件によって刻々と変わりますので、皆様も時々チェックして下さい。

花粉自動計測器(KH-3000)

スギかヒノキ花粉で判別が難しい

ヒノキ花粉

ブナ花粉、スギ花粉、ヒノキ花粉が重なり合っています

破裂した花粉


2021年3月24日-2 花粉情報

晴れて朝の冷え込みも弱く(午前6時:8.0℃)、風も穏やかな朝 (北東1〜3m/s)でした。KH-3000も少なく推移しました。昼前から北関東の飛散が増えていました(はなこさん)ので、午後は当地でもスギ、ヒノキの飛散が多くなると思われましたが、多くの飛散になることなく、「やや多い」レベルで終始しました。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/24 7.4 17.3 26.5 8.6

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉7.4個/cm2(少ない)、ヒノキ花粉17.3個/cm2(やや多い)、その他の花粉26.5個/cm2でした。その他の花粉がスギ、ヒノキよりも多く観測され、その他の花粉の内訳はシラカンバ4.3個/cm2、ハンノキ1.5個/cm2、オオバヤシャブシ0.0個/cm2、コナラ属1.5個/cm2、マツ0.3個/cm2、イネ科0.0個/cm2、不明18.0個/cm2でした。本日はソメイヨシノと思われる花粉が0.9個/cm2観測されました。
当院のKH-3000の測定値は8.6個/m3/時(やや多い)でした。

本日、佐橋 紀男先生から全国並びに関東のヒノキ花粉の飛散状況について情報をいただきました。「多くの地点でヒノキ花粉が2桁〜3桁飛散しており、今後さらに多くなりそう」との情報でした。

日本気象協会の品川区のスギ花粉飛散予想と天気予報は、気象条件によって刻々と変わりますので、皆様も時々チェックして下さい。

スギ花粉

コナラ花粉

スギ、ヒノキ、その他の花粉


2021年3月24日-1 花粉情報

昼前から環境省花粉観測システム(はなこさん)の北関東の観測数が増えています。特に飯能方面の飛散は当地に影響しますので、午後は当地でもスギ、ヒノキの飛散が多くなると思われます。ご注意下さい。


2021年3月23日-2 花粉情報

未明まで小雨、以後晴れ、気温は低く(午前6時:6.5℃)、風も夜間は弱かった(北寄り1〜2m/s)ので、KH-3000の計測数が急減し、昨日とはうって変わって、穏やかに推移しました(KH-3000)。正午位から南風がやや強く(4〜5m/s)なりましたが、関東周辺は栃木および埼玉の飯能周辺以外は飛散数が多い様子が見られません(はなこさん)でしたので、本日は花粉は少ない結果になったと思われます。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/23 8.0 8.3 11.4 7.1

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉8.0個/cm2(少ない)、ヒノキ花粉8.3個/cm2(少ない)、その他の花粉11.4個/cm2でした。その他の花粉の内訳はシラカンバ2.8個/cm2、ハンノキ0.9個/cm2、オオバヤシャブシ0.3個/cm2、コナラ属0.6個/cm2、マツ0.0個/cm2、イネ科0.0個/cm2、不明6.8個/cm2でした。
当院のKH-3000の測定値は7.1個/m3/時(やや多い)でした。

日本気象協会の品川区のスギ花粉飛散予想と天気予報は、気象条件によって刻々と変わりますので、皆様も時々チェックして下さい。

花粉自動計測器(KH-3000)


2021年3月23日-1 花粉情報

昨日は当地でも多くのスギ・ヒノキ花粉が飛散しました。はなこさん(環境省花粉観測システム)の昨日の画像を継時的に観察しますと、当地に飛散した花粉は主に北関東から飛来したことが伺えます。本日も天気は晴れですが、昨日とは風力及び風向きが異なりました。結果、花粉の飛散は「少ない」となりました。


2021年3月22日-2 花粉情報

未明から曇ったり晴れたりの天気になりました。気温は高く(午前7時:12.5℃)、風も夜間は弱かった(1〜4m/s)のですが、朝からやや強くなりました(4〜6m/s)。風が強くなるにしたがってKH-3000の計測数が急増し、明け方から朝にかけて超大飛散となり、風が変わらず吹いて、極めて多いレベルのまま飛散が夕方まで続きました。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
23:00〜11:00 64.5 29.6 24.7 26.5
11:00〜23:00 60.5 36.7 20.4 18.2
3/22 125.0 66.3 45.1 44.7

極めて多くの花粉の飛散が本日は見込まれましたので、落下法の測定を午前と午後に分けて行いました。午前11 時までの12時間、すでにスギ、ヒノキ合わせて94.1個/cm2を数えました。

本日の落下法の測定結果は、スギ花粉125.0個/cm2(極めて多い)、ヒノキ花粉66.3個/cm2(非常に多い)でした。その他の花粉は45.1個/cm2でした。その他の花粉の内訳はシラカンバ8.7個/cm2、ハンノキ7.1個/cm2、オオバヤシャブシ1.2個/cm2、コナラ属1.5個/cm2、マツ0.3個/cm2、イネ科0.9個/cm2、不明25.4個/cm2でした。
当院のKH-3000の測定値は44.7個/m3/時(極めて多い)でした。

日本気象協会の品川区のスギ花粉飛散予想と天気予報は、気象条件によって刻々と変わりますので、皆様も時々チェックして下さい。

花粉自動計測器(KH-3000)

スギ花粉とヒノキ花粉

ヒノキ花粉

1視野に様々な花粉が観測


2021年3月22日-1 花粉情報

昨日、当地は午後7時過ぎにやっと雨が止みました。その後、未明(日付が変わった直後)から当院のKH-3000は計測数を増しました。これが花粉を計測した結果ならば、予想通り雨が止んで2時間ほどで何らかの花粉が当地に到着したことになります。そして、午前4時過ぎからは、「雨上がりは花粉が多く飛散する」の通り、「極めて多い」レベルの飛散が続いています(KH-3000)。当地の予報(日本気象協会)では、午後は「晴れ」、雨が降ることはなく、「風が強い」とのこと、花粉が多くなる条件が全て揃います。花粉症の方は本日午後の不要不急の外出は避けた方が良さそうです。


2021年3月21日-2 花粉情報

未明から小雨が続きました。しかし、気温は高く(午前6時:14.0℃)、風も夜間は弱かった(3〜4m/s)のですが、朝からやや強くなりました(6〜7m/s)。しかし、花粉はほとんど観測されず(KH-3000)、その後も小雨が続き、当地は午後7時過ぎにやっと雨が止みました。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/21 0.3 1.5 0.9 0.1

昨日の予報では本日は「大雨、強い風」でしたので、落下法による測定ではプレパラートのワセリンが剥がれる可能性があるため、通常よりワセリンを厚く塗布しました。本日の測定結果、落下法ではスギ花粉0.3個/cm2(少ない)、ヒノキ花粉1.5個/cm2(少ない)でした。それらの全てが破裂していました。スギとヒノキの判別は外皮のサイズと形態から判別しましたが、若干無理があります。その他の花粉は0.9個/cm2でした。その他ではマツが0.3個/cm2、不明0.6個/cm2でした。
当院のKH3000の測定値は0.1個/m3/時(少ない)でした。

3月21日(日):スギ、ヒノキ花粉の落下法による観測数が1.8個/cm2、KH-3000による花粉の計測数が1.0個/m3/時以下であったのは1月24日以来です。1月24日もほぼ1日雨が降りました。雨が降り続くとスギ花粉の飛散は一時停止します(大気がレベルを超える湿度になると花を閉じて花粉の飛散を止めるようです)。

日本気象協会の品川区のスギ花粉飛散予想と天気予報は、気象条件によって刻々と変わりますので、皆様も時々チェックして下さい。

花粉自動計測器(KH-3000)

スギ花粉

マツ花粉


2021年3月21日-1 花粉情報

本日は未明(日付が変わった直後)から小雨が降り続き、当院のKH-3000は午前1時から午前中継続して計測数0/m3/時を記録しました。この間、やや風が強く吹きましたが弱雨が続きました。つまり、雨が降り続く間は「花粉の飛散が途絶えていた」と言えます。つまり、花粉症の方にとって、この間は買い物など外出のチャンスです(とは言え、本日のように各地が荒れ模様の場合は、行き先の天気もよくお調べの上お出かけください)。
私の経験では、雨が止むと12時間で再び花粉の飛散が開始します。つまり、外出は「雨が止んだら1時間ほどで帰宅または室内に退避」すれば良いことになります。ただし「雨上がりは花粉が多い」とも言えますので、帰宅時は気をつけて下さい。


2021年3月20日 花粉情報

日付が変わる前から曇り空が続きました。しかし、夜の気温は高く(午前5時:11.5℃)保たれ、風も弱く、花粉はほとんど観測されませんでした(KH-30000。一日曇りの予報でしたが、日中は晴れ間も見られ暖かく(午後3時:17.5℃)、風は穏やか(1〜3m/s)で、花粉の飛散は少なく推移しました(KH-3000)。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/20 5.9 7.1 13.9 5.3

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉5.9個/cm2(少ない)、ヒノキ花粉7.1個/cm2(少ない)でしたが合わせると13.0個/cm2(やや多い)レベルとなります。その他の花粉は13.9個/cm2認められ、観測数に占める割合が多くなっています。内訳はシラカンバ4.9個/cm2、ハンノキ2.8個/cm2、オオバヤシャブシ0.3個/cm2、コナラ属0.9個/cm2、イネ科0.6個/cm2、不明4.4個/cm2でした。
当院のKH-3000の測定値は5.3個/m3/時(やや多い)でした。
暖かな陽気になり、スギとヒノキの観測数が逆転し、スギ、ヒノキ以外の花粉が多くかつ観測される種類も多彩になりました。

さて、日本気象協会の品川区の昨日出された本日のスギ花粉飛散予想は「非常に多い」でした。本日になって、本日の予想は「少ない」に変わりました。これは、天気予報が「晴れ時々曇り」から「曇り」に変わったためで、飛散花粉の予想は、気象条件によって変わります。そのため、気象状況により刻々と変わりますので、皆様もtenki.jp(花粉飛散情報) を時々チェックして下さい。

花粉自動計測器(KH-3000)

スギ花粉

ヒノキ花粉

ハンノキ花粉

コナラ花粉


2021年3月19日 花粉情報

晴れ時々曇りとやや天気が変わりやすくなりました。しかし、夜の気温は高いまま保たれ(午前6時:11.0℃)、花粉は昨夜も「やや多い」レベルの飛散があり、この傾向が夕方まで続きました(KH-3000)。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/19 27.8 24.4 21.9 12.6

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉27.8個/cm2(やや多い)、ヒノキ花粉24.4個/cm2(やや多い)でしたが合わせると52.2個/cm2、すなわち「非常に多い」レベルとなります。その他の花粉も21.9個/cm2と目立ってきました。観測される花粉の種類も増えて、シラカンバ8.7個/cm2、ハンノキ2.2個/cm2、コナラ0.6個/cm2、クヌギ0.6個/cm2、不明9.9個/cm2でした。
当院のKH3000の測定値は12.6個/m3/時(多い)でした。
日本気象協会の品川区の本日の天気予報は「晴時々曇り」、スギ花粉飛散予想は「やや多い」でした。明日の天気予報は「曇りのち雨」、花粉は「非常に多い」と予想されています。

スギ花粉の飛散数が減少して、ヒノキ花粉の飛散数が増加する時期がきました。「スギ花粉症」と診断を受けている皆さんは、「シーズンの終わりが近い」とお考えになる方もおられると思いますが、これは間違いです。スギ花粉とヒノキ花粉は共通する原因(共通抗原性)があります。その上、ヒノキ花粉はヒノキ独特の原因(抗原性)も持っています。そのため、ヒノキ花粉の飛散が終わるまでは、スギ花粉症の方は対応が必要です。また、スギ花粉抗原による特異的減感作療法を受けている方でも、ヒノキの飛散期には症状の悪化が見られることが少なくありませんので、ヒノキ花粉の吸入防止対策は必要です。

花粉自動計測器(KH-3000)

1視野に様々な花粉

ヒノキ花粉


2021年3月18日-2 花粉情報

晴れが5日続いて、大気が極端に乾燥しています、気温は高い(午前6時:8.0℃)ままですが風が穏やか(1〜2m/s)なので花粉は昨夜から「やや多い」レベルまで下がりました(KH-3000)。日中は南風が吹き、暖か(午後3時:17.5℃)でした。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/18 22.5 11.7 12.3 12.4

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉22.5個/cm2(やや多い)、ヒノキ花粉は11.7個/cm2で花粉総数に対する比率が上がっています。その他の花粉は12.3個/cm2でした。不明の花粉が最も多く、8.6個/cm2、シラカンバ2.2個/cm2、ハンノキ1.2個/cm2、オオバヤシャブシは観測されず、クヌギと思われる花粉が0.3個/cm2観測されました。
当院のKH-3000の測定値は12.4個/m3/時(多い)でした。
日本気象協会の品川区の本日の天気予報は「晴のち曇り」、スギ花粉飛散予想は「やや多い」でした。明日の天気予報は「曇り時々晴れ」、花粉は「非常に多い」と予想されています。

花粉自動計測器(KH-3000)

幼若なスギ花粉

ソメイヨシノ花粉

ハンノキ花粉


2021年3月18日-1 花粉情報

ヒノキ花粉の飛散が増えてきました。ヒノキ花粉は、スギ花粉が多く飛散している季節とは若干症状が変わ理、眼、鼻の症状に加えて咽喉頭の症状が目立ちます。また、抗原はスギと同じと考えられていましたが、ヒノキ独特の抗原も持っています。そのため、スギ花粉による特異的免疫療法(減感作療法)では抑えきれない方もいます。現在は、ヒノキの免疫療法用剤がありません。ですから、ヒノキ花粉は吸入防止が大切です。ヒノキ花粉の飛散が終わるまでは油断しないで下さい。


2021年3月17日-2 花粉情報

昨夜から晴れが続いています、気温は高い(午前6時:11.5℃)ままでした。花粉は、昨夜から「極めて多い」レベルの花粉が観測されました(KH-3000)。午後も晴れが続き、気温が大きく上昇(午後3時:21.5℃)、さらに多くの飛散花粉が観測され(KH-3000)、本日も様々な花粉が飛散して、花粉症の方には厳しい1日であったと思われます。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/17 160.5 41.7 34.3 57.5

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉160.5個/cm2(極めて多い)、ヒノキ花粉も徐々に増えて41.7個/cm2、その他の花粉34.3個/cm2は様々な花粉が観測され、シラカンバ9.3個/cm2、ハンノキ3.1個/cm2、オオバヤシャブシ0.6個/cm2、不明21.3個/cm2でした。
当院のKH-3000の測定値は57.5個/m3/時(極めて多い)でした。
日本気象協会の品川区の本日の天気予報は「晴」、スギ花粉飛散予想は「やや多い」でした。明日の天気予報は「晴時々曇り」、花粉は「非常に多い」と予想されています。今後、スギ花粉が減少して、ヒノキ花粉が増加することからスギとヒノキが逆転しますが、治療用抗原エキスがないヒノキは免疫療法ができないため、少数の飛散でも症状の出る方が少なくありません。吸入防止に努めて下さい。

花粉自動計測器(KH-3000)

ヒノキ花粉(左)とスギ花粉(右)

その他の花粉

クヌギ花粉


2021年3月17日-1 花粉情報

昨夜から本日午前中にかけて当院の自動計測器(KH-3000)が、コンスタントに「極めて多い」レベルの観測数を記録しています。これらはスギ花粉、ヒノキ花粉が大半であると思われます。ヒノキ花粉の飛散数が増加しています。当地では、過去にヒノキ花粉の飛散数がスギ花粉の飛散数を超えたことはありませんが、平成30年には、スギ花粉4162/cm2、ヒノキ花粉3895.4/cm2と肉薄しました。当地でのヒノキ花粉の最大飛散日は3月下旬から4月上旬のことが多く、この時期にはスギよりヒノキ花粉の方が多くなることも少なくありません。本日も午後は気温が上がり、飛散花粉が増える可能性があります。花粉症の方が長時間の外出をすれば多くの花粉を吸入することになりますので、不要不急の外出は避けて下さい。


2021年3月16日-2 花粉情報

昨夜は晴れが続いていましたが、未明から朝にかけ一時雲が多くなりましたが、気温は高く(午前6時:9.0℃)、穏やかな午前中でした。花粉は、午前中は少ない飛散で推移しましたが、午後は非常に多くの花粉が観測されました(KH-3000)。結局、午後は晴れが続き、気温が大きく上昇(午後3時:21.5℃)、暖かな午後でした。しかし、様々な花粉が非常に多く飛散して花粉症の方にはやや厳しい1日でした。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/16 81.8 32.4 29.0 30.3

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉81.8個/cm2(非常に多い)、ヒノキ花粉32.4個/cm2、その他の花粉29.0個/cm2でした。その内、ハンノキ3.1個/cm2、シラカンバ10.2個/cm2、オオバヤシャブシ1.9個/cm2、不明13.8個/cm2でした。
当院のKH-3000の測定値は30.3個/m3/時(非常に多い)でした。
日本気象協会の品川区の本日の天気予報は「晴」、スギ花粉飛散予想は「やや多い」でした。明日の天気予報は「晴」、花粉は「非常に多い」と予想されています。本日はスギとヒノキを合わせますと、114.2個/cm2すなわち「極めて多い」レベルとなり、スギ・ヒノキ花粉症の方には辛い1日であったと思います。明日も様々な花粉が非常に多く飛散して花粉症の方には厳しい1日となる可能性が大きいと思われます。ご注意ください。

花粉自動計測器(KH-3000)

様々な花粉

ヒノキ花粉

シラカバ花粉

オオバヤシャブシ花粉


2021年3月16日-1 花粉情報

昨夜から本日午前中にかけて当院の自動計測器(KH-3000)は、コンスタントに「非常に多い」レベルの観測数を記録しています。これらの花粉がスギ花粉かヒノキ花粉かは落下法で確認しなければなりませんが、季節柄、大半はスギ花粉かヒノキ花粉であると思われます。また、午後は北寄りから南寄りの風に変わり、やや強く吹くと予想されています。飛散花粉が増える可能性があります。「塵も積もれば山となる」のたとえ通り、花粉症の方が長時間の外出をすれば多くの花粉を吸入することになりますので、不要不急の外出は避けてください。


2021年3月15日 花粉情報

昨日から晴れが続き、気温はやや高く(午前5時:9.5℃)、穏やかな午前中でした。花粉は少ない飛散で推移していましたが、午後2時過ぎから増加に転じ、午後3時(19.0℃)には極めて多いレベルとなりました(KH-3000)。その後、飛散は夜(午後8時)まで続きました。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/15 55.2 21.6 10.2 24.1

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉55.2個/cm2(非常に多い)、ヒノキ花粉21.6個/cm2、その他の花粉10.2個/cm2でした。気温上昇に伴って様々な花粉が観測されるようになりました。ハンノキ2.2個/cm2、シラカンバ0.9個/cm2、オオバヤシャブシ0.3個/cm2、コナラと思われる花粉0.3個/cm2、ソメイヨシノと思われる花粉0.3個/cm2、不明6.2個/cm2でした。
当院のKH-3000の測定値は24.1個/m3/時(非常に多い)でした。
日本気象協会の品川区の天気予報は「晴」、スギ花粉飛散予想は「やや多い」でした。明日の天気予報は「晴」、花粉は「非常に多い」と予想されています。

当地では、昨日ヒノキ花粉が本格飛散日となりました。東京都花粉情報によりますと、都心(3/6)、立川(3/4)、小平(3/9)、青梅、多摩(3/10)、八王子(3/12)の各地点でヒノキ花粉が飛散開始したようです。当地の飛散開始は3/10でした。

花粉自動計測器(KH-3000)

ハンノキ花粉

多数見られるヒノキ花粉


2021年3月14日-2 花粉情報

未明から晴れ、風はやや強い(5〜8m/s)風が1日続き、気温は高く(午前5時:12.5℃、午後1時:18.0℃)、KH-3000の計測値は「非常に多い」との予報通り、午前3時から上昇しました。午後にはさらに観測数が増え、夜になっても風が吹き(7〜8m/s)花粉飛散が止まることなく、その結果「極めて多く」の飛散となりました。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/14 150.9 21.9 14.2 50.6

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉は150.9個/cm2(極めて多い)、ヒノキ花粉21.9個/cm2で本格飛散となり、その他の花粉も14.2個/cm2でした。その他の花粉で多く認められたのは不明11.8個/cm2で、ハンノキ0.6個/cm2、シラカンバ0.9個/cm2、オオバヤシャブシ0.9個/cm2でした。気温の上昇に伴って様々な花粉が観測されるようになりました。
当院のKH-3000の測定値は50.6個/m3/時(極めて多い)でした。
日本気象協会の品川区の天気予報は「晴」、スギ花粉飛散予想は「やや多い」でした。明日の天気予報は「晴」、花粉は「やや多い」と予想されています。とはいえ、このところ予想を上回る飛散が続いています。油断しないで下さい。

今シーズン前、私は当地のスギ・ヒノキ花粉の総飛散数を次のように予想しました。「品川では、例年(5012個/cm2)の60%、前年(2842個/cm2)の160%すなわち3000〜4550個/cm2。」ところが、今シーズン当地では、本日までにスギ・ヒノキ花粉飛散数は既に総計3331個/cm2に達しています。今後、スギは徐々に減少、ヒノキは増加すると思われますが、気象条件によって予想した総数4550個/cm2を超える可能性が出てきました。患者の皆様はもうしばらく警戒を解かないで下さい。

花粉自動計測器(KH-3000)

スギ花粉(左)とヒノキ花粉(右)
その他の花粉

 


2021年3月14日-1 花粉情報

花粉が飛散する条件、「晴れて強い風が吹く」が揃い、午前3時過ぎから当地のKH-3000の測定値は40個/m3/時を超え続けています。「極めて多い」レベルの飛散が続いていることを示しています。花粉症の方には厳しい数値ですので、外出はマスクなど対策を忘れずに、短時間に済ませて下さい。


2021年3月13日 花粉情報

昨夜から引き続き雨、風はやや吹くも(1〜4m/s)気温は思いの外高く(午前5時:11.0℃)、雨が降り続きました。久しぶりのまとまった雨が降り、夕方からは雨が激しく強い風が吹きました。花粉の飛散は日中は認められず(KH-3000は0〜1個/m3/時)、顕微鏡での観察の落下法でも予想通り「少ない」でした。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/13 4.6 1.5 0.6 0.4

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉4.6個/cm2(少ない)でしたがその5割は雨で破裂していました。ヒノキ花粉1.5個/cm2で今後増加する傾向が認められます。その他の花粉0.6個/cm2はシラカンバ0.3個/cm2、不明0.3個/cm2でした。
当院のKH-3000の測定値は0.4個/m3/時(少ない)でした。KH-3000の測定値が1.0個/m3/時以下であったのは1月24日(ほぼ一日雨)以来でした。
本日は広い範囲で強い雨が降った(午後3〜5時)ので、はなこさんも関東地方全体が0の測定値でした。プレパラート表面は水浸しとなり、ワセリンが剥がれていました。当地の雨は夜9時には上がっていましたが、通常雨上がり後の花粉飛散は早くとも1〜2時間後なので、結局本日はスギの飛散は少ない結果となりました。
日本気象協会の品川区の天気予報は「雨のち晴」、スギ花粉飛散予想は「少ない」でした。明日の天気予報は「晴」、花粉は「非常に多い」と予想されています。雨上がりです。気を付けてください。

花粉自動計測器(KH-3000)

シラカバ花粉

破裂したスギ花粉


2021年3月12日 花粉情報

昨日から引き続き、風は穏やかで(0〜1m/s)晴れ、気温は昨日より高く(午前6時:9.0℃)、昼前から風向きが変わり、気温が上がりましたが(午後3時:16.5℃)曇り空が続き、夕方(PM5:00〜)には小雨がぱらつきました。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/12 38.6 4.6 3.6 19.5

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉38.6個/cm2(多い)、ヒノキ花粉4.6個/cm2(6日連続観測:3月10日が飛散開始日)、その他の花粉3.6個/cm2でした。シラカンバ1.2個/cm2、ハンノキ1.2個/cm2、オオバヤシャブシ0.6個/cm2、不明0.6個/cm2でした。
当院のKH-3000の測定値は19.5個/m3/時(多い)でした。
日本気象協会の品川区の天気予報は「曇り一時雨」、スギ花粉飛散予想は「やや多い」でした。明日の天気の予報は「雨のち曇り」、花粉は「多い」と予想されています。本日の予報では、今夜から雨が降り、明日も続き、強い風(春の嵐)吹くとの予報です。雨が終日続くようならば、花粉の飛散は少なく、昼前に止むとその後多くの花粉が飛散しそうです。

兼子 順男先生から保谷市東伏見の観測データを連日いただいていますが、そのデータによりますと、「3月6日がヒノキ花粉の飛散開始日であった。」そうです。貴重なデータをありがとうございます。

花粉自動計測器(KH-3000)

スギ花粉とハンノキ花粉

スギ花粉とオオバヤシャブシ花粉

破裂したスギ花粉


2021年3月11日-2 花粉情報

ヒノキ花粉の飛散状況

年 度 飛散開始 最大飛散 飛散数 飛散終了
2001年 3月20日 4月15日 89.2 4月29日
2002年 3月2日 3月21日 60.5 4月25日
2003年 2月26日 4月19日 32.7 5月9日
2004年 3月28日 4月9日 9.9 4月26日
2005年 3月18日 4月7日 795.7 5月21日
2006年 3月25日 3月26日 18.8 5月6日
2007年 3月22日 3月29日 41.4 5月11日
2008年 3月16日 3月29日 74.7 5月1日
2009年 3月7日 4月8日 107.4 5月4日
2010年 3月16日 4月7日 17.6 4月30日
2011年 3月16日 4月7日 360.8 5月15日
2012年 3月27日 4月13日 16 5月6日
2013年 3月6日 3月30日 220.7 5月1日
2014年 3月16日 3月29日 133.6 5月12日
2015年 3月4日 3月31日 28.4 5月1日
2016年 3月15日 3月31日 81.2 5月8日
2017年 3月16日 4月15日 50.6 5月11日
2018年 3月1日 3月30日 814.5 5月1日
2019年 3月1日 4月5日 252.5 5月25日
2020年 3月11日 3月22日 57.4 5月5日
2021年 3月11日 ? ? ?

2021年3月11日-1 花粉情報

昨日から引き続き晴、風は穏やか(1〜2m/s)、気温は昨日より低く(午前6時:6.0℃)、昼前から風向きが変わり、気温が上がりましたが(午後1時:13.8℃)、風が穏やかなままなので、花粉の飛散は増えませんでした。しかし、午後3時南風がやや強くなると飛散数が増加に転じました(KH-3000)。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/11 68.2 3.1 3.1 18.7

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉68.2個/cm2(非常に多い)、ヒノキ花粉3.1個/cm2(5日連続:3月10日が飛散開始日)、その他の花粉3.1個/cm2でした。その他はシラカンバ1.6個/cm2、ハンノキ0.6個/cm2、オオバヤシャブシ0.3個/cm2、不明0.3個/cm2でした。
当院のKH-3000の測定値は18.7個/m3/時(多い)でした。日本気象協会の品川区の天気予報は「晴」、スギ花粉飛散予想は「やや多い」でした。明日の天気予報は「曇りのち雨」、花粉は「やや多い」と予想されています。気温の低下による症状の悪化に注意しましょう。

スギ花粉

オオバヤシャブシ花粉

シラカバ花粉

スギ花粉(左)とヒノキ花粉(右)

花粉自動計測器(KH-3000)