2021年3月21日-2 花粉情報

未明から小雨が続きました。しかし、気温は高く(午前6時:14.0℃)、風も夜間は弱かった(3〜4m/s)のですが、朝からやや強くなりました(6〜7m/s)。しかし、花粉はほとんど観測されず(KH-3000)、その後も小雨が続き、当地は午後7時過ぎにやっと雨が止みました。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/21 0.3 1.5 0.9 0.1

昨日の予報では本日は「大雨、強い風」でしたので、落下法による測定ではプレパラートのワセリンが剥がれる可能性があるため、通常よりワセリンを厚く塗布しました。本日の測定結果、落下法ではスギ花粉0.3個/cm2(少ない)、ヒノキ花粉1.5個/cm2(少ない)でした。それらの全てが破裂していました。スギとヒノキの判別は外皮のサイズと形態から判別しましたが、若干無理があります。その他の花粉は0.9個/cm2でした。その他ではマツが0.3個/cm2、不明0.6個/cm2でした。
当院のKH3000の測定値は0.1個/m3/時(少ない)でした。

3月21日(日):スギ、ヒノキ花粉の落下法による観測数が1.8個/cm2、KH-3000による花粉の計測数が1.0個/m3/時以下であったのは1月24日以来です。1月24日もほぼ1日雨が降りました。雨が降り続くとスギ花粉の飛散は一時停止します(大気がレベルを超える湿度になると花を閉じて花粉の飛散を止めるようです)。

日本気象協会の品川区のスギ花粉飛散予想と天気予報は、気象条件によって刻々と変わりますので、皆様も時々チェックして下さい。

花粉自動計測器(KH-3000)

スギ花粉

マツ花粉