月別: 2021年3月

2021年3月10日-2 花粉情報

未明から朝まで曇り、朝(AM8:00〜)から快晴、風は穏やか(0〜3m/s)、気温は昨日より大変高く(午前6時:10.0℃)、夜間は少なかったものの明け方から飛散数が増加して、午前8時過ぎから風が強くなり(4〜7m/s)、気温が上がり(午後1時:19.0℃)、花粉飛散の勢いが一気に増しました(KH-3000)。北関東から多くなり、関東全域に広がりました(はなこさん)。午後6時、やっと一桁になり、その後減少しました。本日で1月1日からのスギ花粉の総飛散数は3000個/cm2を超えました。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/10 318.5 8.0 12.3 87.2

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉318.5個/cm2(極めて多い)、ヒノキ花粉8.0個/cm2(4日連続)、その他花粉は、ハンノキ2.8個/cm2、シラカンバ4.3個/cm2、不明5.2個/cm2、計12.3個/cm2でした。当院のKH3000の測定値は87.2個/m3・時(極めて多い)でした。
気温が急上昇したためヒノキ花粉とその他の花粉の飛散が増えました。今後さらに増えると思われます。日本気象協会の品川区の天気予報は「晴」、スギ花粉飛散予想は「やや多い」でした。明日の天気の予報は「晴れ」、花粉は「やや多い」と予想されています。明日、晴れて風が吹くと予想より多くなる可能性がありますので、油断は禁物です。

佐橋 紀男先生が全国の飛散状況を集計しておられます。毎年、大変なお仕事ですが、このデータは花粉症対策に不可欠な仕事であり、後世に残る貴重なデータとなります。この場を借りて感謝いたします。

ヒノキ花粉

スギ花粉と中央にハンノキ花粉

スギ花粉と中央左にシラカバ花粉

スギ花粉と中央にヒノキ花粉

花粉自動計測器(KH-3000)


2021年3月10日-1 花粉情報

昨夜から曇り空で花粉の飛散は早朝まで認められませんでしたが、当地では朝(午前8時〜)から急激に花粉の飛散数が増加しました(KH-3000)。
環境省花粉観測システム(はなこさん)によると北関東から飛散数が多くなり、関東全域に拡がっているようです。当地では「極めて多い」飛散です。万全の対策をして下さい。


2021年3月9日 花粉情報

曇り一時小雨時々晴れるという目まぐるしい天気の朝、やや風はあり(3〜4m/s)、気温は昨日より高く(午前6時:6.5℃)、夜間は花粉の飛散は少なかったものの少数飛散しており、晴れると勢いが増す気配がありました。しかし、昼前から栃木の山間部で一時飛散したものの、当地はほとんど少ない飛散で終始しました(K-H3000)。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/9 17.3 0.6 2.1 7.2

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉17.3個/cm2(やや多い)、ヒノキ花粉0.6個/cm2(3日連続)、その他の花粉2.1個/cm2でした。その他は、ハンノキ0.6個/cm2、シラカンバ0.6個/cm2、ケヤキ0.3個/cm2、不明0.6個/cm2と様々な花粉が飛散していました。今後、気温が上昇するとさらにバリエーションが拡がると思います。
当院のKH-3000の測定値は7.2個/m3/時(やや多い)でした。日本気象協会の品川区の天気予報は「曇り」、スギ花粉飛散予想は「やや多い」でした。昨日、私は、「雨上がりは花粉が飛ぶと良く言われますように、植物は水を与えられると元気になりますので、明日は要注意です。」と申し上げましたが、然程飛散せず日本気象協会の予想が的中しました。明日の天気の予報は「曇りのち晴れ」、花粉は「非常に多い」と予想されています。ご注意ください。

スギ花粉

シラカバ花粉

破裂したスギ花粉

花粉自動計測器(KH-3000)


2021年3月8日-2花粉情報

未明は曇り、明け方から小雨、やや風はあり(2〜3m/s)、気温も昨日より低く(午前6時:6.0℃)、花粉の飛散は止みました(KH-3000)。その後も小雨が長く続き、気温は上がらず肌寒い1日でした。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/8 9.6 0.3 0.6 2.5

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉9.6個/cm2(少ない)、ヒノキ花粉0.3個/cm2(2日連続観測)、その他の花粉はシラカンバ0.3個/cm2、ハンノキ0.3個/cm2の計0.6個/cm2でした。当院のKH-3000の測定値は2.5個/m3/時(少ない)でした。
日本気象協会の品川区の天気予報は「雨のち曇り」、スギ花粉飛散予想は「やや多い」でした。明日の天気の予報は「曇り時々晴れ」、花粉は「やや多い」と予想されています。とはいえ、「雨上がりは花粉が飛ぶ」と良く言われますように、植物は水を与えられると元気になりますので、明日は要注意です。

また、本日スギ花粉は9.6個/cm2観測されました。内1.5個/cm2は破裂したスギ花粉でした。雨が激しくなり、スギ花粉が水に浸ると破裂する確率が高くなります。

スギ花粉

雨で破裂仕掛けたスギ花粉

シラカバ花粉

花粉自動計測器(KH-3000)


2021年3月8日-1 花粉情報

佐橋 紀男先生から「関東の各地でヒノキ花粉の飛散が認められる」との情報をいただきました。千葉県(富里市)、神奈川県(厚木市)、埼玉県(埼玉氏)など、都内でも当地の他に千代田区、八王子市で観測されたようです。


2021年3月7日-2 花粉情報

日付が変わる頃から夜間は曇り、やや風はあり(4〜6m/s)、気温も昨日より低く(午前6時:7.0℃)、花粉の飛散が続きました(KH-3000)。この傾向は関東地方全体に認められましたが、昼前には減少したものの、やや多めの飛散は日中続き(はなこさん)、午後5時にやっと一桁になりました(KH-3000)。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/7 252.2 1.2 8.3 45.0

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉252.2個/cm2(極めて多い)、ヒノキ花粉1.2個/cm2で、その他の花粉8.3個/cm2、内0.9個/cm2はシラカンバ、0.3個/cm2はハンノキでした。当院のKH-3000の測定値は45.0個/m3/時(極めて多い)でした。

そろそろヒノキ花粉の飛散が始まりますが、現在はスギと区別が大変難しく判別が困難な花粉はヒノキとしています。日本気象協会の品川区の天気予報は「晴れのち曇り」、スギ花粉飛散予想は「やや多い」でした。明日の天気の予報は「曇り一時雨」、花粉は「多い」と予想されています。

大量に飛散したスギ花粉

破裂したスギ花粉

ヒノキ花粉

ハンノキ花粉

シラカバ花粉

スギ花粉と種別不明の花粉(中央下)

花粉自動計測器(KH-3000)

今シーズンも最大飛散日が2月になる公算が大きいです。スギとヒノキを分けて観測して、かつ日々のデータが残る昭和63年以後の33年間で最大飛散日が2月であったのは5年のみ、平成1年(2/21:9.6個/cm2)、平成16年(2/26:29.6個/cm2)、平成18年(2/23:90.1個/cm2)、平成21年(2/16:1172.8個/cm2)、令和2年(2/23:380.9個/cm2)でした。

平成21年は異例に早期で例外的に多くの飛散がありましたが、最大飛散日が2月の年は、飛散数が少ない年がほとんどでした。昨年も総飛散数は最近10年の平均を下回りました。とはいえ、3月前半に多くのスギ花粉の飛散がある傾向は全ての年に認められましたので、今年もまだ油断しないで下さい。


2021年3月7日-1 花粉情報

日付が変わっても、当院のKH-3000の測定値は3桁と高い値を示しています。本年1月1日から昨日までに落下法によって当地で観測されたスギ花粉の総数は2426.5/cm2でした。昨シーズン(1/14/30)は2466.7/cm2でしたので、本日これを超える予想です。

シーズン前、今シーズンの総飛散数は昨年の1.6倍と予想しましたので、もう暫く多くの飛散が続くと考えられます。午前中は、徐々に減少していますが、時間当たり2桁、つまり多い〜非常に多いレベルの飛散が続いています。気を緩めることなく対応して下さい。


2021年3月6日-2花粉情報

明け方まで雨、その後曇り空が続きました。風は弱く(1〜2m/s)、暖かく(午前6時:11.0℃)、花粉の飛散もほとんど見られませんでした(KH-3000)。関東地方の飛散も認められていませんでしたが、昼前から北関東を中心に飛散が始まり、埼玉県飯能方面で大飛散となると(はなこさん)、当地も昼過ぎには測定値が急上昇しました(KH-3000)。
その後晴れて多くの飛散が続きました。午後6時を過ぎると花粉の群れは東京湾、房総に抜けたようで、当地の飛散数はやや減少に転じました(はなこさん)。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/6 400.6 0.0 2.2 84.2

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉は今シーズン2番目の400.6個/cm2(極めて多い)、ヒノキ花粉0.0個/cm2でした。その他の花粉はシラカンバ0.6個/cm2、ハンノキ0.3個/cm2、不明1.2個/cm2の計2.2個/cm2でした。当院のKH3000の測定値は84.2個/m3/時(極めて多い)でした。
日本気象協会の品川区の天気予報は「曇り一時雨」、スギ花粉飛散予想は「やや多い」でした。明日の天気の予報は「晴のち曇り」、花粉は「多い」と予想されています。引き続き多くの飛散があるかも知れませんので、ご注意下さい。

大量に飛散したスギ花粉

ハンノキ花粉

シラカバ花粉

花粉自動計測器(KH-3000)

当地は夜になっても大変多くの花粉が飛散しています(KH-3000)。夜になって多くの花粉が飛散しているのは、都心とその周辺(東京湾沿い)となりました。これは、「山間部から飛来した花粉は、東京湾上空に集結して、その後海風に乗って再び都心に戻る傾向がある」そうです。「はなこさん」のデータからそれが伺われます。今夜はこのまま花粉がしばらく続くと予想されます。


2021年3月6日-1 花粉情報

本日、昼前から北関東を中心に飛散が始まり、とりわけ埼玉県飯能方面で大飛散となる(はなこさん)と、当地も昼過ぎ(午後2)には測定値が急上昇しました(KH-3000)。
その後晴れるとさらに増える様相を示しています。午後の外出は万全の対策でお出かけ下さい。


2021年3月5日-2 花粉情報

昨夜から曇り空が続きましたが、風が弱まり(1〜2m/s)、暖かな夜(午前6時:10.0℃)でした。花粉の飛散もほとんど見られませんでした(KH-3000)。夜間から関東地方の飛散は認められていません(はなこさん)。午後3時過ぎに一時飛散数が増えましたが、午後5時雨が降り出すと再び減少しました(KH-3000)。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
PM11:00〜PM5:00 17.0 0.0 0.3 5.4
Pm5:00〜PM11:00 1.9 0.0 3.1 0.5
5日計 18.9 0.0 3.4 5.9

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉18.9個/cm2(やや多い)、ヒノキ花粉0.0個/cm2でした。その他の花粉はオオバヤシャブシが0.3個/cm2、不明3.1個/cm2、計3.4個/cm2でした。当院のKH-3000の測定値は5.9個/m3/時(やや多い)でした。
日本気象協会の品川区の天気予報は「晴れのち雨」、スギ花粉飛散予想は「多い」でした。本日の天気は予報通り「曇り一時晴のち雨」でした。雨は午後6時に降り出しました。「雨が降ると花粉の飛散が止まる」と言われますが、本日は降り出しから2時間後にKH-3000の測定値が0個/m3となりました。明日の天気予報は「曇り」、花粉は「多い」と予想されています。

スギ花粉

その他の花粉

花粉自動計測器(KH-3000)


2021年3月5日-1 花粉情報

昨日出された日本気象協会の品川区の天気予報は「晴れのち雨」、スギ花粉飛散予想は「多い」でしたが、当院のKH-3000の測定結果によると、午前中はほとんど花粉の飛散はなく、環境省花粉観測システム(はなこさん)でも、関東地方全域で飛散は少ないようです。夜は雨の予報です。まとまった雨が降ると花粉の飛散は一時止まりますので、本日午後は買い物などお出かけのチャンスかも知れません(コロナ対策のマスクを忘れずに)。


2021年3月4日 花粉情報

昨日から引き続き晴れて、風が弱まり(2m/s)、気温も下がり(午前6時:4.0℃)、花粉の飛散はおさまりました。夜間から午前中さらに午後も関東地方での飛散は認められていません(はなこさん)。昼過ぎから北風が南風に変わり、暖かくなりました(PM2:00:13.5℃)。夕方から一時曇るも気温の急激な低下はありませんでした。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/4 30.6 0.0 0.6 8.7

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉30.6個/cm2(多い)、ヒノキ花粉0.0個/cm2でした。その他の花粉は不明0.6個/cm2でした。スギ花粉は本年初めから本日までに、総数で2000個/cm2を超えて2007個/cm2を記録しました。

当院のKH3000の測定値は8.7個/m3/時(やや多い)でした。

日本気象協会の品川区のスギ花粉飛散予想は、本日は「やや多い」でした。明日の天気予報は「曇り」、花粉は「非常に多い」と予想されています。

花粉自動計測器(KH-3000)

今シーズンのスギ花粉飛散もピーク(最大飛散日)を向かいつつあります。
日々のデータが残る昭和63年以後のデータから当地の最大飛散日を拾いますと、2月であったのは5年、残る28年は全て3月でした。33年間の平均は39日となります。
気象協会の予報では、「週明けには、晴れて気温が上がる」と予想されていますので、来週に最大飛散に向かう可能性が大いにあります。花粉症の皆様はもう暫く、気を緩めず、ご注意ください。


2021年3月3日-2 花粉情報

昨日未明から晴れて、強い風が朝まで吹き(6〜8m/s)、花粉の飛散は明け方には減少に転じましたが夜間は超大飛散でした。はなこさん(環境省花粉観測システム)でも、この大飛散が読み取れました。
都心は明け方には落ち着きましたが、その後も北関東の飛散が目立ちました。日中は比較的穏やかに飛散しましたけれど、夕方から再び飛散数が急増しました。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
PM11:00〜AM11:00 189.5 0.6 1.2 42.1
AM11:00〜PM11:00 77.2 0.0 0.9 19.5
3/3 total 266.7 0.6 2.1 61.6

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉266.7個/cm2(極めて多い)、ヒノキ花粉0.6個/cm2でした。その他の花粉はシラカンバ0.9個/cm2、不明1.2個/cm2で、計2.1個/cm2でした。当院のKH-3000の測定値は61.6個/m3/時(極めて多い)でした。
日本気象協会の品川区のスギ花粉飛散予想は、本日は「やや多い」でした。明日の天気予報は「曇りのち雨」なので「少ない」です。とはいえ、まだ気を緩めないで下さい。

スギ花粉

シラカバ花粉

花粉自動計測器(KH-3000)


2021年3月3日-1 花粉情報

昨夜から未明にかけて、当院のKH-3000の測定値が急増いたしました。スギ花粉の大飛散が考えられましたので、本日午前11時にプレパラートの交換を行い、本日午前中半日の花粉測定を行いました。スギ花粉は半日で189.5個/cm2観測されました。これだけで、今シーズンの飛散数の多さでTOP3に入ります。昨夜の心配が的中してしまいました。皆様、最大の注意、対策をお願いいたします。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
PM11:00〜AM11:00 189.5 0.6 1.2 42.1

2021年3月2日-2 花粉情報

昨夜から雨が続き、夜間は強い風が吹くも(7〜10m/s)、花粉の飛散はなく、はなこさん(環境省花粉観測システム)も、関東は夜間飛散した形跡はありませんでした。その後は降ったり止んだりと、スギ花粉も飛んだり飛ばなかったりとしましたが、夜も強い風が続き(7〜8m/s)、雨が止むとスギ花粉が大飛散しました。

観測結果(個/cm2/日:2021年3月2日)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
PM11:00〜AM11:00 0.6 0.0 0.0 0.2
AM11:00〜PM2:00 13.0 0.0 0.0 2.2
PM2:00〜PM11:00 86.1 0.0 0.6 27.7

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉99.7個/cm2(非常に多い)、ヒノキ花粉0.0個/cm2でした。シラカンバ0.3個/cm2、不明0.3個/cm2で、その他の花粉は計0.6個/cm2でした。当院のKH3000の測定値は30.1個/m3/時(非常に多い)でした。本日、夜に外出された花粉症の方には、厳しかったと思われます。日本気象協会の明日の品川区の予想は、天気は「晴れ時々曇り」、花粉は「多い」です。当地は、「極めて多い」となる可能性がありますのでご注意ください。

夜間から多く飛散しだした花粉

花粉自動計測器(KH-3000)


2021年3月2日-1 花粉情報

3月の飛散数(2001年以後:品川区.遠藤耳鼻科)

年 度 スギ ヒノキ その他
2001年 3821.3 113.8 352.5
2002年 3745.8 345.1 1480.9
2003年 2480.2 121 237.5
2004年 219.9 17 152.3
2005年 9105.2 126.9 188.9
2006年 634.3 45 168.2
2007年 810.9 113.8 518.1
2008年 2875.5 201.2 732.1
2009年 2851.1 124.8 478.6
2010年 1248.4 13.4 122.3
2011年 7641.1 215.6 617
2012年 1808.5 24.3 92.2
2013年 6179.4 998 2507.7
2014年 1190.4 283.3 528.8
2015年 2208.4 147.7 674
2016年 2968.8 229 625.9
2017年 1671.6 37.5 186.8
2018年 3727.7 2357.7 3518.4
2019年 3897.4 450.7 483.5
2020年 1036.9 230.3 463.1
2021年

2021年3月1日-2 花粉情報

昨日から晴れが続き、本日も夜間は風が穏やかで(1〜2m/s)、花粉の飛散は少なく、KH-3000の測定値も一桁が続きました。はなこさん(環境省花粉観測システム)でも、関東では夜間にはほとんど飛散は「少ない」表示でした。昼前から当院のKH-3000の表示が二桁になり、「多く」の飛散が見られるようになりました。午前11時から北風が南から南南西のやや強い風(6〜7m/s)に変わり、南風が吹いている間(午後5時まで)、KH-3000の計測値は二桁でした。午後6時以後はほぼ飛散が止まり、夜には久しぶりに雨になりました。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/1 19.8 0.0 1.5 9.6

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉19.8個/cm2(やや多い)、ヒノキ花粉0.0個/cm2でした。その他の花粉はシラカンバ0.3個/cm2、オオバヤシャブシ0.9個/cm2、不明0.3個/cm2の計1.5個/cm2でした。当院のKH-3000の測定値は9.6個/m3/時(やや多い)でした。日本気象協会の品川区のスギ花粉飛散予想は、本日は「やや多い」でした。明日の天気予報は「曇りのち雨」なのでスギ花粉飛散予想は「少ない」です。

スギ花粉とオオバヤシャブシ花粉

オオバヤシャブシ花粉

ハンノキ花粉

花粉自動計測器(KH-3000)


2021年3月1日-1 花粉情報

昨日は予想に反して、スギ花粉の飛散は「少ない」でした。当地でスギ花粉が飛散するには、発生源であるスギ林の地域の開花に必要な天気と飛散した花粉を運ぶ風が吹かなければ、花粉は当地に飛来しません。昨日は発生源地域の気温が低く開花せず、花粉の発生がなく、風が弱く当地まで花粉が飛来しなかったようです。

昨年の冬は記録的暖冬でした。今年の2月も暖冬でした。2月が暖冬の年は2月のスギ花粉の飛散が多い傾向がありますので、過去の飛散数ベスト5を調べて見ました。5位:2002年(7.9℃:1391.4個/cm2)、4位:2011年(7.0℃:1404.7個/cm2)、3位:2020年(8.3℃:1412.0個/cm2)、2位:2021年(8.6℃:1587.8個/cm2)、1位:2009年(7.8℃:2025.5個/cm2)でした。(気温のデータは2月の平均気温、気象庁:東京)