日: 2021年3月18日

2021年3月18日-2 花粉情報

晴れが5日続いて、大気が極端に乾燥しています、気温は高い(午前6時:8.0℃)ままですが風が穏やか(1〜2m/s)なので花粉は昨夜から「やや多い」レベルまで下がりました(KH-3000)。日中は南風が吹き、暖か(午後3時:17.5℃)でした。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/18 22.5 11.7 12.3 12.4

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉22.5個/cm2(やや多い)、ヒノキ花粉は11.7個/cm2で花粉総数に対する比率が上がっています。その他の花粉は12.3個/cm2でした。不明の花粉が最も多く、8.6個/cm2、シラカンバ2.2個/cm2、ハンノキ1.2個/cm2、オオバヤシャブシは観測されず、クヌギと思われる花粉が0.3個/cm2観測されました。
当院のKH-3000の測定値は12.4個/m3/時(多い)でした。
日本気象協会の品川区の本日の天気予報は「晴のち曇り」、スギ花粉飛散予想は「やや多い」でした。明日の天気予報は「曇り時々晴れ」、花粉は「非常に多い」と予想されています。

花粉自動計測器(KH-3000)

幼若なスギ花粉

ソメイヨシノ花粉

ハンノキ花粉


2021年3月18日-1 花粉情報

ヒノキ花粉の飛散が増えてきました。ヒノキ花粉は、スギ花粉が多く飛散している季節とは若干症状が変わ理、眼、鼻の症状に加えて咽喉頭の症状が目立ちます。また、抗原はスギと同じと考えられていましたが、ヒノキ独特の抗原も持っています。そのため、スギ花粉による特異的免疫療法(減感作療法)では抑えきれない方もいます。現在は、ヒノキの免疫療法用剤がありません。ですから、ヒノキ花粉は吸入防止が大切です。ヒノキ花粉の飛散が終わるまでは油断しないで下さい。