夜間は晴時々曇り、風はやや強いものの(南南西:6〜8m/s)冷え込みもほとんどない朝でした。KH-3000は夜間ほぼ反応しませんでしたが、朝になり南関東の飛散が増え(昨日は北関東:はなこさん)、観測数が増え始めました。はなこさんを見ますと本日は昨日より飛散が多く、関東全体の広い範囲になりましたので、当地への影響も大きいと思われました。しかし、実際はさほど当地の飛散は多くならず、午後から雨になりましたので、午後3時にプレパラートを交換して雨に備えました。雨はほんのいっとき小雨でしたが、その後の花粉は極少数でした。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
PM11:00〜PM15:00 0.9 14.8 11.7 6.3
PM15:00〜PM11:00 0.0 1.5 1.2 1.3
3/25 0.9 16.3 12.9 7.6

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉0.9個/cm2(少ない)、ヒノキ花粉16.3個/cm2(やや多い)、その他の花粉12.9個/cm2でした。その他の花粉がやや多く観測され、その内訳はシラカンバ0.3個/cm2、ハンノキ2.5個/cm2、オオバヤシャブシ0.0個/cm2、コナラ属1.2個/cm2、マツ0.0個/cm2、イネ科0.3個/cm2、ソメイヨシノ0.3個/cm2、不明7.1個/cm2でした。
当院のKH-3000の測定値は7.6個/m3/時(やや多い)でした。思いの外破裂した花粉はありませんでした(全視野で数個)。

日本気象協会の品川区のスギ花粉飛散予想と天気予報は、気象条件によって刻々と変わりますので、皆様も時々チェックして下さい。

花粉自動計測器(KH-3000)

スギかヒノキ花粉で判別が難しい

ヒノキ花粉

ブナ花粉、スギ花粉、ヒノキ花粉が重なり合っています

破裂した花粉