日付が変わる前から曇り空が続きました。しかし、夜の気温は高く(午前5時:11.5℃)保たれ、風も弱く、花粉はほとんど観測されませんでした(KH-30000。一日曇りの予報でしたが、日中は晴れ間も見られ暖かく(午後3時:17.5℃)、風は穏やか(1〜3m/s)で、花粉の飛散は少なく推移しました(KH-3000)。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/20 5.9 7.1 13.9 5.3

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉5.9個/cm2(少ない)、ヒノキ花粉7.1個/cm2(少ない)でしたが合わせると13.0個/cm2(やや多い)レベルとなります。その他の花粉は13.9個/cm2認められ、観測数に占める割合が多くなっています。内訳はシラカンバ4.9個/cm2、ハンノキ2.8個/cm2、オオバヤシャブシ0.3個/cm2、コナラ属0.9個/cm2、イネ科0.6個/cm2、不明4.4個/cm2でした。
当院のKH-3000の測定値は5.3個/m3/時(やや多い)でした。
暖かな陽気になり、スギとヒノキの観測数が逆転し、スギ、ヒノキ以外の花粉が多くかつ観測される種類も多彩になりました。

さて、日本気象協会の品川区の昨日出された本日のスギ花粉飛散予想は「非常に多い」でした。本日になって、本日の予想は「少ない」に変わりました。これは、天気予報が「晴れ時々曇り」から「曇り」に変わったためで、飛散花粉の予想は、気象条件によって変わります。そのため、気象状況により刻々と変わりますので、皆様もtenki.jp(花粉飛散情報) を時々チェックして下さい。

花粉自動計測器(KH-3000)

スギ花粉

ヒノキ花粉

ハンノキ花粉

コナラ花粉