日: 2021年3月1日

2021年3月1日-2 花粉情報

昨日から晴れが続き、本日も夜間は風が穏やかで(1〜2m/s)、花粉の飛散は少なく、KH-3000の測定値も一桁が続きました。はなこさん(環境省花粉観測システム)でも、関東では夜間にはほとんど飛散は「少ない」表示でした。昼前から当院のKH-3000の表示が二桁になり、「多く」の飛散が見られるようになりました。午前11時から北風が南から南南西のやや強い風(6〜7m/s)に変わり、南風が吹いている間(午後5時まで)、KH-3000の計測値は二桁でした。午後6時以後はほぼ飛散が止まり、夜には久しぶりに雨になりました。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/1 19.8 0.0 1.5 9.6

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉19.8個/cm2(やや多い)、ヒノキ花粉0.0個/cm2でした。その他の花粉はシラカンバ0.3個/cm2、オオバヤシャブシ0.9個/cm2、不明0.3個/cm2の計1.5個/cm2でした。当院のKH-3000の測定値は9.6個/m3/時(やや多い)でした。日本気象協会の品川区のスギ花粉飛散予想は、本日は「やや多い」でした。明日の天気予報は「曇りのち雨」なのでスギ花粉飛散予想は「少ない」です。

スギ花粉とオオバヤシャブシ花粉

オオバヤシャブシ花粉

ハンノキ花粉

花粉自動計測器(KH-3000)


2021年3月1日-1 花粉情報

昨日は予想に反して、スギ花粉の飛散は「少ない」でした。当地でスギ花粉が飛散するには、発生源であるスギ林の地域の開花に必要な天気と飛散した花粉を運ぶ風が吹かなければ、花粉は当地に飛来しません。昨日は発生源地域の気温が低く開花せず、花粉の発生がなく、風が弱く当地まで花粉が飛来しなかったようです。

昨年の冬は記録的暖冬でした。今年の2月も暖冬でした。2月が暖冬の年は2月のスギ花粉の飛散が多い傾向がありますので、過去の飛散数ベスト5を調べて見ました。5位:2002年(7.9℃:1391.4個/cm2)、4位:2011年(7.0℃:1404.7個/cm2)、3位:2020年(8.3℃:1412.0個/cm2)、2位:2021年(8.6℃:1587.8個/cm2)、1位:2009年(7.8℃:2025.5個/cm2)でした。(気温のデータは2月の平均気温、気象庁:東京)