日: 2021年3月17日

2021年3月17日-2 花粉情報

昨夜から晴れが続いています、気温は高い(午前6時:11.5℃)ままでした。花粉は、昨夜から「極めて多い」レベルの花粉が観測されました(KH-3000)。午後も晴れが続き、気温が大きく上昇(午後3時:21.5℃)、さらに多くの飛散花粉が観測され(KH-3000)、本日も様々な花粉が飛散して、花粉症の方には厳しい1日であったと思われます。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/17 160.5 41.7 34.3 57.5

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉160.5個/cm2(極めて多い)、ヒノキ花粉も徐々に増えて41.7個/cm2、その他の花粉34.3個/cm2は様々な花粉が観測され、シラカンバ9.3個/cm2、ハンノキ3.1個/cm2、オオバヤシャブシ0.6個/cm2、不明21.3個/cm2でした。
当院のKH-3000の測定値は57.5個/m3/時(極めて多い)でした。
日本気象協会の品川区の本日の天気予報は「晴」、スギ花粉飛散予想は「やや多い」でした。明日の天気予報は「晴時々曇り」、花粉は「非常に多い」と予想されています。今後、スギ花粉が減少して、ヒノキ花粉が増加することからスギとヒノキが逆転しますが、治療用抗原エキスがないヒノキは免疫療法ができないため、少数の飛散でも症状の出る方が少なくありません。吸入防止に努めて下さい。

花粉自動計測器(KH-3000)

ヒノキ花粉(左)とスギ花粉(右)

その他の花粉

クヌギ花粉


2021年3月17日-1 花粉情報

昨夜から本日午前中にかけて当院の自動計測器(KH-3000)が、コンスタントに「極めて多い」レベルの観測数を記録しています。これらはスギ花粉、ヒノキ花粉が大半であると思われます。ヒノキ花粉の飛散数が増加しています。当地では、過去にヒノキ花粉の飛散数がスギ花粉の飛散数を超えたことはありませんが、平成30年には、スギ花粉4162/cm2、ヒノキ花粉3895.4/cm2と肉薄しました。当地でのヒノキ花粉の最大飛散日は3月下旬から4月上旬のことが多く、この時期にはスギよりヒノキ花粉の方が多くなることも少なくありません。本日も午後は気温が上がり、飛散花粉が増える可能性があります。花粉症の方が長時間の外出をすれば多くの花粉を吸入することになりますので、不要不急の外出は避けて下さい。