日: 2021年3月14日

2021年3月14日-2 花粉情報

未明から晴れ、風はやや強い(5〜8m/s)風が1日続き、気温は高く(午前5時:12.5℃、午後1時:18.0℃)、KH-3000の計測値は「非常に多い」との予報通り、午前3時から上昇しました。午後にはさらに観測数が増え、夜になっても風が吹き(7〜8m/s)花粉飛散が止まることなく、その結果「極めて多く」の飛散となりました。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/14 150.9 21.9 14.2 50.6

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉は150.9個/cm2(極めて多い)、ヒノキ花粉21.9個/cm2で本格飛散となり、その他の花粉も14.2個/cm2でした。その他の花粉で多く認められたのは不明11.8個/cm2で、ハンノキ0.6個/cm2、シラカンバ0.9個/cm2、オオバヤシャブシ0.9個/cm2でした。気温の上昇に伴って様々な花粉が観測されるようになりました。
当院のKH-3000の測定値は50.6個/m3/時(極めて多い)でした。
日本気象協会の品川区の天気予報は「晴」、スギ花粉飛散予想は「やや多い」でした。明日の天気予報は「晴」、花粉は「やや多い」と予想されています。とはいえ、このところ予想を上回る飛散が続いています。油断しないで下さい。

今シーズン前、私は当地のスギ・ヒノキ花粉の総飛散数を次のように予想しました。「品川では、例年(5012個/cm2)の60%、前年(2842個/cm2)の160%すなわち3000〜4550個/cm2。」ところが、今シーズン当地では、本日までにスギ・ヒノキ花粉飛散数は既に総計3331個/cm2に達しています。今後、スギは徐々に減少、ヒノキは増加すると思われますが、気象条件によって予想した総数4550個/cm2を超える可能性が出てきました。患者の皆様はもうしばらく警戒を解かないで下さい。

花粉自動計測器(KH-3000)

スギ花粉(左)とヒノキ花粉(右)
その他の花粉

 


2021年3月14日-1 花粉情報

花粉が飛散する条件、「晴れて強い風が吹く」が揃い、午前3時過ぎから当地のKH-3000の測定値は40個/m3/時を超え続けています。「極めて多い」レベルの飛散が続いていることを示しています。花粉症の方には厳しい数値ですので、外出はマスクなど対策を忘れずに、短時間に済ませて下さい。