月別: 2021年4月

2021年4月3日-1 花粉情報

未明は曇りでしたが朝には晴れて、本日も比較的暖か(午前6時:13.5℃)でした。KH-3000の測定値は夜間から続いて日中も少なく推移しました。結局、明け方以後は晴れが続き、風が穏やか(1〜3m/s)でしたので気温が上がり(午後1時:20.5℃)、暑いくらいの1日でした。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
4/3 0.0 3.1 33.3 5.1

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉0.0個/cm2(少ない)、ヒノキ花粉3.1個/cm2(少ない)でした。両者を合わせても3.1個/cm2(少ない)となり、スギ、ヒノキ合わせても「少ない」は2月12日以来です。その他の花粉は33.3個/cm2でした。
本日も、その他の花粉がスギ、ヒノキよりもはるかに多く観測され、内訳はシラカンバ7.1個/cm2、ハンノキ2.8個/cm2、オオバヤシャブシ0.0個/cm2、コナラ属2.8個/cm2、マツ4.6個/cm2、イネ科0.3個/cm2、ソメイヨシノ4.0個/cm2、ケヤキ0.9個/cm2(昨日まで不明と判断していました)、不明10.8個/cm2でした。当地でもハンノキ属は無視できない飛散が認められます。マツが増えてきました。ソメイヨシノ(虫媒花です)はピークでしょうか?風が弱くプレパラートがきれいでした。
当院のKH-3000の測定値は5.1個/m3/時(やや多い)でした。KH-3000はスギとヒノキ両者をカウントしていますが、若干その他の花粉または浮遊粒子をカウントしたようです。

花粉自動計測器(KH-3000)

マツ花粉、クヌギ花粉

アカマツ花粉

マツ花粉、コナラ花粉、ヒノキ花粉


2021年4月2日-2 花粉情報

年度毎の4月の飛散数

年 度 スギ ヒノキ その他
2000年 915.4 804.1 2699.4
2001年 211.6 464.8 2272.3
2002年 57 104.1 1598.3
2003年 323.1 200.1 1628.9
2004年 49.1 59 1422.9
2005年 1794.2 2843.6 5103.5
2006年 84.3 79.8 763.2
2007年 59.2 81.6 914.6
2008年 124.8 304 2133.1
2009年 123.3 653.1 2383.9
2010年 41.2 54.8 792.3
2011年 577.8 1709.9 5813.4
2012年 146.6 132.3 803
2013年 31.7 257.2 1574.4
2014年 39.8 410.3 1964
2015年 34.1 96.3 1248.7
2016年 73.3 437.6 2185.3
2017年 209.5 262.3 1655
2018年 88.8 1534.4 5242.4
2019年 156.2 880.9 1961.2
2020年 14.4 144.6 1305.3
2021年

スギ、ヒノキ共に昨年よりは多くなると思われます。


2021年4月2日-1 花粉情報

未明から曇り、朝には晴れて、本日も比較的暖か(午前6時:14.5℃)でした。KH-3000の測定値は夜間から続いて日中も少なく推移しました。気温は日中も高く、暑いくらいの1日でした。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
4/2 6.5 21.0 50.3 11.0

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉6.5個/cm2(少ない)、ヒノキ花粉21.0個/cm2(やや多い)でした。両者を合わせると27.5個/cm2(やや多い)となります。その他の花粉は50.3個/cm2でした。
本日も、その他の花粉がスギ、ヒノキよりもはるかに多く観測され、内訳はシラカンバ10.5個/cm2、ハンノキ11.4個/cm2、オオバヤシャブシ0.6個/cm2、コナラ属1.2個/cm2、マツ9.3個/cm2、イネ科1.5個/cm2、ソメイヨシノ1.2個/cm2、不明14.6個/cm2でした。当地でもハンノキ属は無視できない飛散が認められます。
当院のKH-3000の測定値は11.0個/m3/時(やや多い)でした。KH3000はスギとヒノキ両者をカウントしています。

花粉自動計測器(KH-3000)

1視野にマツ、コナラ、ヒノキなどの花粉


2021年4月1日-2 花粉情報

未明に小雨、朝から晴れて、本日も異例と思える程暖か(午前5時:15.0℃)でした。KH-3000の測定値は夜間少なく、朝に僅かに多くなり、午後はやや強い風が吹き、計測数が増えました。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
4/1 16.7 20.1 75.6 13.4

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉16.7個/cm2(やや多い)、ヒノキ花粉20.1個/cm2(やや多い)でした。両者を合わせると36.8個/cm2(多い)となります。その他の花粉は75.6個/cm2でした。本日も、その他の花粉がスギ、ヒノキよりもはるかに多く観測され、内訳はシラカンバ4.3個/cm2、ハンノキ10.2個/cm2、オオバヤシャブシ0.9個/cm2、コナラ属2.2個/cm2、マツ5.9個/cm2、イネ科1.2個/cm2、ソメイヨシノ0.0個/cm2、不明50.9個/cm2でした。
当院のKH-3000の測定値は13.4個/m3/時(多い)でした。KH-3000はスギとヒノキ両者をカウントしています。

花粉自動計測器(KH-3000)

1視野に様々な花粉


2021年4月1日-1 花粉情報

4月になるとスギ・ヒノキ花粉症の皆さんの多くは「何時になったら、花粉の飛散が終わるだろう」と思われることでしょう。飛散終了すなわち花粉症の心配がなくなるのは、「飛散終了日以後」です。花粉飛散終了日の定義とは、『空中花粉測定と花粉情報標準化』委員会の基準では「飛散終了期に、3日連続して、ダーラム法で0個/㎝2/日の観測数が記録された最初の日の前日」となっています。当地では、スギ花粉では4月16日から25日、平均4月20日が過去33年間の記録に見る飛散終了日です。ヒノキ花粉はこれよりも2週間程遅く、5月上旬が飛散終了日となることが多く見られます。今年は非常に暖かく、過去に比べてやや早期に終了する可能性がありますが、もうしばらく情報に注目して、花粉対策を実施して下さい。