日: 2021年4月19日

2021年4月19日-2 花粉情報

晴が続き、暖かいまま朝を迎えました(午前5時:12.0℃)。KH-3000の記録は夜間も二桁が続き、日中も晴れて気温が上がり(午後1時:20.5℃)、風が吹いたため(4〜5m/s), スギ、ヒノキ以外の花粉の飛散が続いたと考えられます。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
4/19 0.0 0.9 33.3 11.9

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉0.0個/cm2(4/15に飛散終了しました)、ヒノキ花粉0.9個/cm2(少ない)でした。両者を合わせても0.9個/cm2(少ない)となりました。その他の花粉は33.3個/cm2でした。
本日も、その他の花粉がスギ、ヒノキよりもはるかに多く観測され、内訳はシラカンバ6.8個/cm2、ハンノキ1.9個/cm2、オオバヤシャブシ0.0個/cm2、コナラ属(コナラ1.2個/cm2、クヌギ0.9個/cm2)、マツ2.8個/cm2、イネ科3.1個/cm2、ソメイヨシノ5.9個/cm2、ケヤキ0.0個/cm2(4月1日まで不明と判断していました)、不明10.7個/cm2でした。
当院のKH-3000の測定値は11.9個/m3/時(やや多い)でした。KH-3000はスギとヒノキ両者をカウントしています。非常に多種の花粉が飛散していて、それぞれ花粉症の原因となるとの報告があります。この時期に明らかな症状のある方は、原因がスギ、ヒノキ以外かも知れません。ご注意ください。

花粉自動計測器(KH-3000)


2021年4月19日-1 花粉情報

飛散終了日と最大飛散日

   年度 スギ飛散終了 スギ花粉最大飛散日
(飛散数)
H13(2001) 4月25日 3月7日(554.6個/㎠)
H14(2002) 4月12日 3月1日(543.8個/㎠)
H15(2003) 5月 1日 3月28日(479.0個/㎠)
H16(2004) 4月19日 2月26日(29.6個/㎠)
H17(2005) 5月 5日 3月18日(1631.8個/㎠)
H18(2006) 4月26日 2月23日(90.1個/㎠)
H19(2007) 4月15日 3月6日(150.6個/㎠)
H20(2008) 4月22日 3月12日(610.8個/㎠)
H21(2009) 4月27日 2月16日(1172.8個/㎠)
H22(2010) 4月16日 3月11日(358.6個/㎠)
H23(2011) 5月 4日 3月16日(1430.9個/㎠)
H24(2012) 4月25日 3月7日(286.4個/㎠)
H25(2013) 4月13日 3月10日(1222.5個/㎠)
H26(2014) 4月24日 3月21日(209.9個/㎠)
H27(2015) 4月20日 3月11日(335.8個/㎠)
H28(2016) 4月17日 3月9日(533.6個/㎠)
H29(2017) 4月26日 3月7日(158.6個/㎠)
H30(2018) 4月26日 3月4日(446.6個/㎠)
H31(2019) 5月 5日 3月22日(540.7個/㎠)
R2(2020) 4月 6日 2月23日(380.9個/㎠)
R3(2021) 4月15日 2月23日(534.9個/㎠)

最大飛散日が2月であったのは、2001年以後5年(2004、2006、2009、2020と本年)のみでした。