日: 2021年4月1日

2021年4月1日-2 花粉情報

未明に小雨、朝から晴れて、本日も異例と思える程暖か(午前5時:15.0℃)でした。KH-3000の測定値は夜間少なく、朝に僅かに多くなり、午後はやや強い風が吹き、計測数が増えました。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
4/1 16.7 20.1 75.6 13.4

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉16.7個/cm2(やや多い)、ヒノキ花粉20.1個/cm2(やや多い)でした。両者を合わせると36.8個/cm2(多い)となります。その他の花粉は75.6個/cm2でした。本日も、その他の花粉がスギ、ヒノキよりもはるかに多く観測され、内訳はシラカンバ4.3個/cm2、ハンノキ10.2個/cm2、オオバヤシャブシ0.9個/cm2、コナラ属2.2個/cm2、マツ5.9個/cm2、イネ科1.2個/cm2、ソメイヨシノ0.0個/cm2、不明50.9個/cm2でした。
当院のKH-3000の測定値は13.4個/m3/時(多い)でした。KH-3000はスギとヒノキ両者をカウントしています。

花粉自動計測器(KH-3000)

1視野に様々な花粉


2021年4月1日-1 花粉情報

4月になるとスギ・ヒノキ花粉症の皆さんの多くは「何時になったら、花粉の飛散が終わるだろう」と思われることでしょう。飛散終了すなわち花粉症の心配がなくなるのは、「飛散終了日以後」です。花粉飛散終了日の定義とは、『空中花粉測定と花粉情報標準化』委員会の基準では「飛散終了期に、3日連続して、ダーラム法で0個/㎝2/日の観測数が記録された最初の日の前日」となっています。当地では、スギ花粉では4月16日から25日、平均4月20日が過去33年間の記録に見る飛散終了日です。ヒノキ花粉はこれよりも2週間程遅く、5月上旬が飛散終了日となることが多く見られます。今年は非常に暖かく、過去に比べてやや早期に終了する可能性がありますが、もうしばらく情報に注目して、花粉対策を実施して下さい。