日: 2022年2月26日

2022年2月26日-2 花粉情報

観測結果(個/cm2/日:2022年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
2/26 19.1 0.0 0.0 4.7

○2月も、過去の結果からスギ、ヒノキ以外の花粉が観測される確率は低いのでスギ、ヒノキ、その他、KH3000の測定値を報告いたします。KH3000の測定値は、1時間平均値 個/m3/時を表記します。本日はスギ花粉19.1個/cm2(やや多い)、ヒノキ花粉は0.0個/cm2、その他の花粉は0.0個/cm2(少ない)でした。本日、昼前からやや強い南風が吹き、「やや多い」花粉が観測され、その全てがスギ花粉でした。KH3000の測定値も4.7個/m3(やや多い)でした。

○飛散開始日は、「1月以降に1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を、2日以上連続して観測した最初の日が、その観測地点の飛散開始日となる。」と公益財団法人日本アレルギー協会 花粉情報標準化委員会が定義しています。 明日、1.0個/cm2以上のスギ花粉が観測されますと、本日飛散開始日となります。

○2月26日(土):晴れが続き、夜間は気温が上がり(午前6〜7時:4.0℃)、日中も昼前から南風が吹き(6〜8m/s)気温が上がりました(午後1〜2時: 13.5℃)が、大気の乾燥が続きました(最小30%)。引き続き低温と乾燥による粘膜の障害が心配される1日で、しかもスギ花粉の飛散が始まったようです。ご注意下さい。

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2022年2月26日-1 花粉情報

元旦からの一日の最高気温の積算値が、スギ花粉飛散開始の目安に用いられ、当地では平均440〜480℃位が飛散開始の目安です。当地の2月25日までの積算温度は536.4℃です。昨年の飛散開始日は2月11日、最高気温の積算値は449.0℃でした(気象庁:東京:日ごとの値から)。昨年と比較して、かなり遅い開始となります。過去の飛散開始日までの積算温度が最も大きかったのは、平成16年(2004年:528.9℃:飛散開始日は2月20日)でした。今年は新記録となります。今週週末は気温が上がるとの予報ですので、飛散開始すると考えられます。ちなみに飛散開始は1月の平均気温が低い程遅くなる傾向にあります。1994年は5.5℃(2/28)、2001年は4.9℃(2/20)、2004年は4.3℃(2/20)、2011年は5.1℃(2/22)、2012年は4.8℃(2/26)、今年は4.9℃でした。

○日本気象協会は2月17日、2022年春の花粉飛散予測(第4報)を発表しました。それによりますと、東京の飛散開始は2月19日、関東甲信の飛散量は、例年比90%、昨年比110%とやや下方修正されました。

○三浦半島(横須賀市:)のリアルタイムの情報(KH3000測定値)は、大和製作所のHP(https://www.yamatronics.com:2月1日開始)で公開しています。