日: 2022年2月15日

2022年2月15日-2 花粉情報

観測結果(個/cm2/日:2022年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
2/15 0.9 0.0 0.0 1.7

○2月も、過去の測定結果からスギ、ヒノキ以外の花粉が観測される可能性は低いのでスギ、ヒノキ、その他、KH3000の測定値をご報告いたします。KH3000の測定値は、1時間平均値 個/m3/時を表記します。本日、19日ぶりにスギ花粉0.9個/cm2(少ない)を観測しました。ヒノキ花粉、その他の花粉は0.0個/cm2(少ない)でした。KH3000の測定値は1.7個/m3(少ない)でした。

○本日は飛散開始日ではありません。飛散開始日は、「1月以降に1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を、2日以上連続して観測した最初の日が、その観測地点の飛散開始日となる。」と公益財団法人日本アレルギー協会 花粉情報標準化委員会が定義しています。

○2月15日(火):未明から晴れ、一時曇りましたが、日中は晴れて気温が上がりました(午後2時:11.5℃)。気温が上がり、今月はじめてスギ花粉が観測されました。今後、気温が上がるとスギ花粉の飛散開始となりそうです。

○全国24地点のスギ、ヒノキ花粉の測定値を、NPO法人花粉情報協会がHPに公表しています(2月から)。

○「花粉症診察室:クリニコ出版」は12月20日に発行されました。「裏付けのある医療は患者さんの期待を裏切りません。」治療を開始されるなら、今、です。ご注文は、03-5357-1133まで。またはamazonn.co.jpまで。


2022年2月15日-1 花粉情報

元旦からの一日の最高気温の積算値が、スギ花粉飛散開始の目安に用いられます。ちなみに当地では、平均440〜480℃位が飛散開始の目安です。当地(東京)の2月14日までの積算温度は420.5℃です。昨年の飛散開始日は2月11日、この日までの1日の最高気温の積算値は449.0℃でした(気象庁:東京:日ごとの値から)。今年の飛散開始は11日から5〜6日程度遅くなる可能性があります。ちなみに平成以後(1989年以後)、当地でスギ花粉の飛散開始が最も遅かったのは、平成6年(1994年)の2月28日、最も早かったのは、平成26年(2014年)の2月3日でした。

当地の過去のデータによりますと、さらに遅くなる可能性もあります。2月はスギ花粉が観測されていません。

  2月14日までスギ花粉が全く観測されなかったのは、日毎の記録が残っている平成6年(1994年)以後では、本年のみでした。13日まで0.0個/cm2であった平成16年も14日には1.5個/cm2のスギ花粉が観測されました。当地の観測史上初めてのこととなります。ちなみに、2月上半期のスギ花粉飛散数が2.0個/cm2以下の年は、7年あり、この7年に共通することは、「総数とは関わらないものの、飛散開始日が20日以後で遅い」ことでした。

○2月上旬飛散数と飛散開始日・総飛散数

年度 飛散数(2/1〜2/14) 飛散開始日 総飛散数(1/1〜4/30)
H24:2012年 0.9 2月26日 1971.2
H23:2011年 0.3 2月22日 9625.2
H20:2008年 0.6 2月20日 3094.7
H17:2005年 0.9 2月22日 10978.2
H16:2004年 1.5 2月20日 384.7
H13:2001年 0.9 2月20日 4298.1
H6:1994年 0.3 2月28日 232.5