日: 2021年5月21日

2021年5月21日-2 花粉情報

明け方から朝まで雨、強い西南西の風が吹きましたが(12〜14m/s)、気温は上がり(午前5時:22.5℃)、蒸し暑い夜でした。曇りは日中も続き、昼前から小雨が降り続き、気温も高く(午後2時:25.0℃)、蒸し暑さが続きました。KH3000は夜間0.0個/m3/時が続いていましたが、午前9時に本日初めて1.0個/m3/時を記録しました。その後も1.0個/m3/時が何度か記録され、1日としては0.5個/m3/時(少ない)でした。

昨年の同期の観測結果は、「最近1週間に観測された花粉は、スギ花粉は0.0個/cm2/週、ヒノキ花粉も0.0個/cm2/週、マツ54.3個/cm2/週、カバノキ科0.9個/cm2/週、イネ科0.0個/cm2/週、コナラ属8.6個/cm2/週、ケヤキ0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は28.7個/cm2/週でした。つまり、スギ、ヒノキ以外の花粉が92.5個/cm2/週でした。当地では、現在コナラ属が少数ですが飛散しています。イネ科花粉の飛散シーズンはもう少々先のようです。」との報告でした。

種別 観測期間
5/17〜5/21 昨年(5/17〜5/23)
スギ 0.9 0.0
ヒノキ 0.6 0.0
マツ科(アカマツ、クロマツ他) 5.9 54.3
カバノキ科(ハンノキ、シラカンバ他) 1.2 0.9
ブナ科(コナラ、クヌギ、クリ) 6.5 8.6
イネ科(カモガヤ、イネ他) 0.9 0.0
ニレ科(ケヤキ) 0.3 0.0
その他(イチョウ、クルミ他を含む) 17.6 28.7
合計 33.9 92.5

先週はカバノキ科、イネ科、ブナ科、ニレ科共に既に飛散していました。本日も昨日に続いて小雨が降り続き、花粉はほとんど観測されませんでした。「雨が降ると飛散が止まる」のは、スギ、ヒノキに限ったことではなく、他の風媒花にも同様の傾向があるようです。本日は雨が降り、落下法でスギ0.6個/cm2が、ヒノキ花粉が0.3個/cm2、その他の花粉が5.6個/cm2でしたが、その他の花粉の内2.2個/cm2はガマ、0.3個/cm2はイチョウでした。花粉は計6.5個/cm2観測されただけでした。

花粉自動計測器(KH-3000)

スギ、ヒノキ、ブナ花粉

ガマ花粉?


2021年5月21日-1 花粉情報

昨日、「九州で線状降水帯が発生、大雨が降った。西日本、東日本でも発生する可能性があり、大雨に注意」というニュースが流れました。線状降水帯とは?

線状降水帯は、「次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50 – 300 km程度、幅20 – 50 km程度の強い降水をともなう雨域」(気象庁天気予報等で用いる予報用語)である[1]日本でこの用語が頻繁に用いられるようになったのは、2014年平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害以降とみられる[2]。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

 

平年値(気象観測値)の更新について:令和3年3月24日報道発表がありました。
・1991年〜2020年の観測値による新しい平年値を作成しました。
・新平年値は、令和3年5月19日から使用します。
・平年値は10年毎に更新しています。
・気象庁では、令和3年(2021年)5月19日に、この平年値の使用を開始します。