未明には晴れて、やや強い南風が吹き(8〜10m/s)、気温が上昇(午前5時:16.0℃)、その後も気温の上昇が続きました(午後2時:23.5℃)。KH-3000の測定値は昨夜から朝まで0個/m3/時でしたが午前7時頃から何らかの花粉を感知しました。昼前から風向きが変わり、やや強い風が吹き(7〜10m/s)、午後から一時小雨が続き、観測数が上昇しました。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
5/2 0.3 0.6 40.1 6.0

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉0.3個/cm2(4/15に飛散終了しました)、ヒノキ花粉0.6個/cm2(少ない)でした。ヒノキの飛散終了が近いと思われます。その他の花粉は40.1個/cm2でした。
本日は、その他の花粉が大半で、内訳はシラカンバ3.1個/cm2、ハンノキ0.9個/cm2、オオバヤシャブシ0.0個/cm2、コナラ属(コナラ4.9個/cm2、クヌギ2.5個/cm2、クリ6.2個/cm2)、マツ7.1個/cm2、イネ科3.1個/cm2、ソメイヨシノ4.3個/cm2、ケヤキ1.5個/cm2(4月1日まで不明と判断していました)、不明6.5個/cm2(内イチョウ1.5個/cm2、テウチグルミ0.0個/cm2)でした。
当院のKH-3000の測定値は6.0個/m3/時(やや多い)でした。KH-3000はスギとヒノキ両者をカウントしています。また、その他の花粉と浮遊粒子を感知している可能性があります。この時期は非常に多種の花粉が飛散していて、それぞれ花粉症の原因となるとの報告があります。この時期に明らかな症状のある方は、原因がスギ、ヒノキ以外の花粉かも知れません。また、大気の乾燥による炎症及び寒暖差による刺激症状も否定できません、雨で一息つけましたが、もう暫くご注意ください。

花粉自動計測器(KH-3000)

ブナ科の花粉と思われるが、コナラ、クヌギ、クリとは異なる