引き続き晴れて、夜間は風も穏やか(0〜2m/s)でしたが、明け方は、やや気温が下がりました(午前5時:12.0℃)、ところがその後は南風が吹き、気温が急上昇して午前9時には20.0℃を超え、最高24.5℃(午後2時)まで上がりました。KH-3000の測定値は昨日から続けて一桁でした(連休で大気が清浄なためと思われます)。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
5/4 0.0 0.3 24.7 4.8

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉0.0個/cm2(4/15に飛散終了しました)、ヒノキ花粉0.3個/cm2(少ない)でした。ヒノキの飛散終了が近いと思われますが、再飛散の花粉が観測されるようで、なかなか終わりません。もう暫く毎日観測します。その他の花粉は24.7個/cm2でした。
本日は、その他の花粉が大半で、内訳はカバノキ科(シラカンバ2.8個/cm2、ハンノキ0.9個/cm2、オオバヤシャブシ0.0個/cm2)、コナラ属(コナラ0.6個/cm2、クヌギ0.6個/cm2、クリ1.2個/cm2)、マツ2.2個/cm2、イネ科3.1個/cm2、ソメイヨシノ3.4個/cm2、ケヤキ0.9個/cm2(4月1日まで不明と判断していました)、不明9.0個/cm2(内イチョウ1.5個/cm2、テウチグルミ0.3個/cm2、スゲ0.6個/cm2)でした。
当院のKH-3000の測定値は4.8個/m3/時(やや多い)でした。KH-3000はスギとヒノキ両者をカウントしています。また、その他の花粉と浮遊粒子を感知している可能性があります。この時期は非常に多種の花粉が飛散していて、それぞれ花粉症の原因となるとの報告があります。この時期に明らかな症状のある方は、原因がスギ、ヒノキ以外の花粉かも知れません。また、大気の乾燥による炎症及び寒暖差による刺激症状も否定できません、雨で一息つけましたが、もう暫くご注意ください。

花粉自動計測器(KH-3000)

おそらくヒメカンスゲ花粉

集落を作る花粉

おそらくサワラ花粉