日: 2021年5月8日

2021年5月8日-2 花粉情報

花粉飛散終了日:『空中花粉測定と花粉情報標準化』委員会の基準では飛散終了期に、3日連続して、ダーラム法で0個/㎝2/日の観測数が記録された最初の日の前日と定義されています。したがって、当地のヒノキ花粉の飛散終了日は昨年と同じ5月5日となります。
当地におけるスギ、ヒノキ花粉の飛散期は5月5日で収束しました。そこで日毎の観測は10日までといたします。

ヒノキ花粉飛散状況

年 度 飛散開始 最大飛散 飛散数 飛散終了
2001年 3/20 4/15 89.2 4/29
2002年 3/2 3/21 60.5 4/25
2003年 2/26 4/19 32.7 5/9
2004年 3/28 4/9 9.9 4/26
2005年 3/18 4/7 795.7 5/21
2006年 3/25 3/26 18.8 5/6
2007年 3/22 3/29 41.4 5/11
2008年 3/16日 3/29 74.7 5/1
2009年 3/7 4/8 107.4 5/4
2010年 3/16 4/7 17.6 4/30
2011年 3/16 4/7 360.8 5/15
2012年 3/27 4/13 16 5/6
2013年 3/6 3/30 220.7 5/1
2014年 3/16 3/29 133.6 5/12
2015年 3/4 3/31 28.4 5/1
2016年 3/15 3/31 81.2 5/8
2017年 3/16 4/15 50.6 5/11
2018年 3/1 3/30 814.5 5/1
2019年 3/1 4/5 252.5 5/25
2020年 3/11 3/22 57.4 5/5
2021年 3/11 3/30   76.5 5/5

 


2021年5月8日-1 花粉情報

昨日の雨も夜には止み、本日は未明から晴れ、風は弱く(1〜3m/s)、気温が高いまま朝を迎え(午前5時:14.5℃)、午前中はそのまま晴れました。風は終日南寄りの風で日中の気温も急上昇しました。一方、KH-3000は低値のままでした。昼過ぎから曇り空となり、やや強い風が吹き、その後は思いの外気温は上がりませんでした(午後1時:24.0℃)。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
5/8 0.0 0.0 26.2 3.8

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉0.0個/cm2(4/15に飛散終了しました)、ヒノキ花粉0.0個/cm2でしたのでヒノキの飛散終了は2月5日(昨年と同じ日)となりました。その他の花粉は26.2個/cm2でした。内訳はカバノキ科(シラカンバ2.8個/cm2、ハンノキ0.3個/cm2、オオバヤシャブシ0.0個/cm2)、コナラ属(コナラ1.5個/cm2、クヌギ1.5個/cm2、クリ8.0個/cm2)、マツ2.5個/cm2、イネ科1.9個/cm2、ソメイヨシノ2.8個/cm2、ケヤキ3.1個/cm2(4月1日まで不明と判断していました)、不明1.9個/cm2(内イチョウ0.0個/cm2、テウチグルミ0.6個/cm2、スゲ0.0個/cm2)でした。
当院のKH-3000の測定値は3.8個/m3/時(少ない)でした。KH-3000はスギとヒノキ両者をカウントしています。また、その他の花粉と浮遊粒子を感知している可能性があります。この時期は非常に多種の花粉が飛散していて、それぞれ花粉症の原因となるとの報告があります。この時期に明らかな症状のある方は、原因がスギ、ヒノキ以外の花粉かも知れません。

花粉自動計測器(KH-3000)