日: 2022年1月6日

2022年1月6日-2 花粉情報

○    夜は晴れて、昨夜は冷え込みも弱かった(午前6時:2.5℃)のですが、昼前から雪(湿雪)が降り出しました。その後東京23区に大雪注意報が出ました。午後5時には都心の積雪が8cmと報道され、当地も雪化粧され、一面白くなりました。午後3時からは霙になり、午後7時から曇りとなりました。

○1月も、過去の測定結果からスギ、ヒノキ以外の花粉が観測される可能性はほとんどありません。そこで、スギ、ヒノキ、その他、KH3000の測定値をご報告いたします。KH3000の測定値は、1時間平均値 個/m3/時を表記します。

○観測結果(個/cm2/日:2022年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
1/6 0.0 0.0 0.3 6.6

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉0.0個/cm2、ヒノキ花粉0.0個/cm2、その他の花粉0.3個/cm2でした。

その他の花粉は、破裂(脱皮?)していて判別できませんでした。自動計測KH3000の測定値は6.6個/m3・時でした。雪の影響を受けたようです。影響は主に粉雪の時間帯に計測数が上昇しました。午後3時に霙になると、計測数は0個/m3・時になりました。雪のサイズに左右されるようです。ちなみに昨年の1月6日は、スギ花粉、その他の花粉がそれぞれ0.0個/cm2、KH3000の計測値は4.8個/m3・時でした。

○元旦からの一日の最高気温を積算した積算値が、スギ花粉飛散開始の目安に用いられます。ちなみに当地では、平均440℃位が開始の目安です。当地(東京)の5日までの積算温度は47.3℃です。


2022年1月6日-1 花粉情報

予報では、「夜には晴れ、積もる可能性は少ない(降水量:0〜1mm/h)」との事ですが、予報通り昼前から雪になりました。

過去の当地のデータを見ますと、大雪が1〜2月、特に2月に降るとその年のスギ花粉飛散数は少ない傾向が見られます。2月に10cmを超える積雪があった年は10cm以下であった年の1/3程度しか飛散していません。

○東京の1+2月の降雪量とその年春のスギ花粉飛散数

年度 降雪量 花粉数 年度 降雪量 花粉数
2021 3913 2018-1 24 4162
2020 2467 2014 49 1300
2019 4868 2006 12 1133
2017 2271 2001-1 12 4877
2016 4700 1998 38 1625
2015 2938 1996 18 1032
2013 7662 1994 35 274
2012 1971 1992 14 803
2011 9624 1990 15 2499
2010 1490 1987 24 817
2009 5000 1986 36 1778
2008 3095 1984 91 1324
平均 2.7 4167 平均* 33.2 1259

*2018年と2001年は1月に降雪、平均値はこの2年を除外しています。2月以降に降雪があるとスギ花粉の飛散はより少ない傾向が見られます。

(過去の気象データ検索:http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/

花粉数は当院:品川区五反田にてダーラムによる実測値