日: 2022年1月27日

2022年1月27日-3 花粉情報

昨夜から晴れが続き、夜間は風も弱く(0〜2m/s)、比較的暖かかった(午前5〜6時:3℃)ようです。日中は晴れが続き、暖かでした(午後1時:11.5℃)が、午後からやや強い風が吹き、夕方から曇りました。

○1月も、過去の測定結果からスギ、ヒノキ以外の花粉が観測される可能性はほとんどありません。そこで、スギ、ヒノキ、その他、KH3000の測定値をご報告いたします。KH3000の測定値は、1時間平均値 個/m3/時を表記します。

○観測結果(個/cm2/日:2022年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
1/27 0.6 0.0 2.8 3.2

本日の測定結果、落下法では、スギ花粉が0.6個/cm2、ヒノキ花粉0.0個/cm2、その他の花粉は2.8個/cm2でした。KH3000は、3.2個/m3/時でした。その他の花粉が影響したようです。内訳はハンノキが2.2個/cm2、不明0.6個/cm2でした。 昨年の1月は、スギ花粉の飛散が上旬は0.9個/cm2、下旬が1.5個/cm2でした。今年の下旬は今日まで、0.9個/cm2です。

○元旦からの一日の最高気温を積算した積算値が、スギ花粉飛散開始の目安に用いられます。ちなみに当地では、平均440〜480℃位が飛散開始の目安です。当地(東京)の26日までの積算温度は240.8℃です。昨年の元旦から26日までの1日の最高気温の積算値は262.5℃でした(気象庁:東京:日ごとの値から)。今年の方が20℃以上低く(スギ花粉の飛散開始が2日程度遅くなる可能性があります)推移しています。


2022年1月27日-2 花粉情報

去る123日に、その他の花粉と判定いたしました花粉は、再確認いたしましたところ、ハンノキ花粉と判明いたしました。お詫びして訂正いたします。アドバイスをいただきました佐橋 紀男先生に感謝いたします。


2022年1月27日-1 花粉情報

1月30日(日)に第77回関東耳鼻咽喉科アレルギー懇話会(ハイブリッド開催)が開催されます。

  日本教育会館9階「平安の間およびオンライン開催:14:00〜17:00

1.1)2022年春のスギ花粉予測: 1)NPO花粉情報協会     佐橋 紀男先生

                 2)気象業務瀬円センター  村山 貢司先生

  2)2022年の花粉症患者動向予測    西端耳鼻咽喉科院長     西端 慎一先生

II.鼻疾患と頭痛、アレルギー性鼻炎を中心に

             埼玉医科大学耳鼻咽喉科客員教授  上條  篤先生

Ⅲ.難治性上気道アレルギー疾患の治療と病態

秋田大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科・頭頚部外科教授  山田 武千代先生

  今季最終の予測になると思います。

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