日: 2022年1月25日

2022年1月25日-2 花粉情報

晴れて気温が下がり(午前4〜7時:2.0℃)ました。昼過ぎから晴れたり曇ったりの変わり易い天気で、日中は気温が上がりませんでした(午後2〜3時:8℃)。 夜遅く雨が降りました。

○1月も、過去の測定結果からスギ、ヒノキ以外の花粉が観測される可能性はほとんどありません。そこで、スギ、ヒノキ、その他、KH3000の測定値をご報告いたします。KH3000の測定値は、1時間平均値 個/m3/時を表記します。

○観測結果(個/cm2/日:2022年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
1/25 0.0 0.0 0.0 1.6

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉0.0個/cm2、ヒノキ花粉0.0個/cm2、その他の花粉0.0個/cm2でした。KH3000は、1.6個/m3/時でした。

昨年の1月は、スギ花粉の飛散が上旬は0.9個/cm2、下旬が1.5個/cm2でした。昨年の1月下旬の1日の最高気温の平均値は10.6℃でした。今年は昨日まで平均9.3℃しかなく、スギ花粉は観測されていません。花粉の飛散はありませんが、大気の乾燥が極端な日が続きました。

○元旦からの一日の最高気温を積算した積算値が、スギ花粉飛散開始の目安に用いられます。ちなみに当地では、平均440〜480℃位が飛散開始の目安です。当地(東京)の24日までの積算温度は221.7℃です。昨年の元旦から24日までの1日の最高気温の積算値は238.1℃でした(気象庁:東京:日ごとの値から)。15℃以上違います。


2022年1月25日-1 花粉情報

19日(水)に東京都花粉症対策検討委員会(第2回)が開催され、以下の検討結果が発表されました。

1.飛散開始の予測:2月12日から16日ごろ。※過去10年平均は2月16日ごろ

2.飛散花粉の総数の予測:区部(5地点)では昨春の1.4倍、例年の1.0倍程度となる見込み

3.飛散花粉の多い日の予測:「多い」に分類される日数は、区部で32日程度となり、昨年よりも多くなる見込み。

4.花粉症に関する情報提供:東京都では、以下の情報提供を行っています。

東京都アレルギー情報navi.〈東京都の花粉情報〉:東京都アレルギー情報navi.

(東京花粉ネットは、昨年で廃止になりました。)

○1月30日(日)に第77回関東耳鼻咽喉科アレルギー懇話会(ハイブリッド開催)が開催されます。

  日本教育会館9階「平安の間およびオンライン開催:14:00〜17:00

1.1)2022年春のスギ花粉予測:    1)NPO花粉情報協会    佐橋 紀男先生

                 2)気象業務瀬円センター 村山 貢司先生

  2)2022年の花粉症患者動向予測    西端耳鼻咽喉科院長 西端 慎一先生

II.鼻疾患と頭痛、アレルギー性鼻炎を中心に            

             埼玉医科大学耳鼻咽喉科客員教授  上條  篤先生

Ⅲ.難治性上気道アレルギー疾患の治療と病態

    秋田大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科・頭頚部外科教授  山田 武千代先生

  今季最終の予測になると思います。

○「花粉症診察室:クリニコ出版」は12月20日に発行されました。「裏付けのある医療は患者さんの期待を裏切りません。」治療を開始されるなら、今、です。ご注文は、03-5357-1133まで。またはamazonn.co.jpまで。