2021年6月10日 花粉情報
昨日、2日続けて真夏日となりました。本日も未明から晴れて、風は弱いものの(1〜3m/s)、気温は高いまま(午前5時:20.5℃)、湿度も高く(82〜88%)、日中はさらに気温が上がり(午後2時:30.0℃)、予報通り3日連続して真夏日となりました。
KH3000は本日も日付がかわつて以後は0.0〜3.0個/m3・時の記録が続き、交通量の増える朝から数値が上昇しましたが一桁が続きました。1日としては2.1個/m3・時(少ない)でした。
○最大飛散日が2月であった年度
年度 | 最大飛散日
(2月) |
飛散数
(個/cm2) |
スギ100個/cm2
以上の日数 |
総飛散数(1/1〜4/30)
スギ ヒノキ |
|
平成1年 | 21日 | 9.6 | 0 | 122.0 | 47.0 |
平成16年 | 26日 | 29.6 | 0 | 384.7 | 76.0 |
平成18年 | 23日 | 90.1 | 0 | 1007.3 | 125.4 |
平成21年 | 16日 | 1172.8 | 12 | 4999.9 | 785.3 |
令和2年 | 23日 | 380.9 | 6 | 2466.7 | 374.9 |
令和3年 | 23日 | 534.9 | 10 | 3913.2 | 654.1 |
スギ花粉の飛散開始や飛散開始後の飛散状況に影響する因子として直前の冬の気候があります。昨年は2月の飛散が多かっただけでなく、最大飛散日も2月になりました。最大飛散日が2月となったのは、昭和63年から令和3年までの34年間で6年しかありませんでした。そのうち平成21年以外の4年は総飛散数が過去平均より大幅に少数でした。恐らく、前年夏の天気の影響、つまり「前年夏の気温が低いと翌年の飛散数少ない。」と思われます。今年は前年夏の天気の影響が大きく飛散数は多くなりましたが、冬(12、1月)は例年並み、2、3月は非常に気温が高く、その影響で最大飛散日が2月になったと思われます。