日: 2022年3月18日

2022年3月18日-3 花粉情報

観測結果(個/cm2/日:2022年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/18 19.1 4.3 1.9 1.8

スギ花粉は19.1個/cm2(やや多い)、ヒノキ花粉は4.3個/cm2(少ない)、その他の花粉は1.9個/cm2(少ない)でした。その他は種別不明が1.6個/cm2、ハンノキ0.3個/cm2、オオバヤシャブシ0.0個/cm2、シラカンバ0.0個/cm2でした。当院のKH3000の測定値は1.8個/m3・時(少ない)でした。午前中3.3個/m3/時(少ない)、午後は0.3個/m3/時(少ない)でした。観測された花粉の大半は午前中に飛来したようです。

○未明から小雨、朝から昼前に一時曇りましたが、その後小雨から午後には本格的な雨になりました。気温は5〜6℃しかなく、冬に戻ったような1日でした。10mm以上の雨が降るのは、2月13日以来です。昨年は3月24日頃からソメイヨシノと思われる花粉が観測されましたが、今年は?

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2022年3月18日-2 花粉情報

令和4年1月19日に開催された令和3年度 東京都花粉症対策検討委員会(第2回)の今シーズンの予測は

「都内(12地点)では昨春の1.5倍、例年(過去10年平均)の1.1倍程度となる見込み。地域別にみると、区部(5地点)では昨春の1.4倍、例年の1.0倍程度、多摩地域(7地点)では昨春の1.6倍、例年の1.1倍程度となる見込み。」でした。これを当地に当てはめますと、昨春の1.4倍(3913×1.0=5478)、例年の1.0倍(3160×1.0=3357)となります。飛散総量は3400〜5500個/シーズンとしますと、昨日までの飛散数は、予測の48〜78%、中間値で見ますと、59%となります。今後は、日々の飛散数は減少に転ずると思われますが、もうしばらく飛散は続くと考えられます。油断なきようお願いします。


2022年3月18日-1 花粉情報

スギ花粉飛散はピークを迎えたように思われます。

○最大飛散日と飛散数((2018年以後:品川区.遠藤耳鼻科)

年度 最大飛散日 飛散数(落下法)
H30(2018)      3月  4日 446.6
H31(2019) 3月22日 540.7
R2(2020) 2月23日 380.9
R3(2021) 2月23日 534.9
R4(2022) 3月?日 ?

○本日、雨は小雨のまま明け方まで続き、明け方から曇りました。夜間、気温が下がり(午前4時:6.4℃)、北風がやや強く(4〜6m/s)吹きました。KH3000の記録は、午前1時以後、0〜1個/m3/時となり、午前中は3.3個/m3/時(少ない)でした。雨が降ると花粉は一時減少します。しかし、雨が止むと多くの花粉が飛散する傾向があります。