日: 2022年3月11日

2022年3月11日-2 花粉情報

観測結果(個/cm2/日:2022年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
3/11 160.2 1.9 5.2 19.5

スギ花粉は160.2個/cm2(極めて多い)、ヒノキ花粉は1.9個/cm2(少ない)、その他の花粉は5.2個/cm2(少ない)でした。種別不明が1.5個/cm2でした。ハンノキ1.2個/cm2、オオバヤシャブシ0.9個/cm2、シラカンバ1.5個/cm2でした。当院のKH3000の測定値は19.5個/m3/時(多い)でした。午前中11.3個/m3/時でしたが、午後は27.6個/m3/時、非常に多くの花粉が観測されました。

○3月11日(金):晴れて、午前中は穏やかな北寄りの風で、然程多くの花粉は飛散しませんでした。昼前からやや強い南風が吹き、極めて多の花粉が飛散しました。明日は晴れて、南風が吹き、さらに気温が上昇するとの予報です。本日以上に大量に飛散する可能性があります。

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2022年3月11日-1 花粉情報

2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震が14時46分頃に発生。三陸沖の宮城県牡鹿半島の東南東130km付近で、深さ約24kmを震源とする地震でした。マグニチュード(M)は9.0。これは、日本国内観測史上最大規模、アメリカ地質調査所(USGS)の情報によれば1900年以降、世界でも4番目の規模の地震でした。この地震によって東日本全域に災害が起こり、後に東日本大震災と呼ばれるようになりました。実は、この大きな災害を環境省花粉観測システム(愛称:はなこさん)は15時には東北地方から北関東にかけた広大な範囲でシステムが停止、私も16時02分には、はなこさんの情報で災害の大きさをいちはやく知りました。様々な意味で環境省花粉観測システム(愛称:はなこさん)がなくなってしまったのは残念です。

○今後、当地のスギ花粉飛散はピークに向かうと考えられます。最大飛散日は天候に左右されますが、3月中旬と予想されます。

○最大飛散日と飛散数((2018年以後:品川区.遠藤耳鼻科)

年度 最大飛散日 飛散数(落下法)
H30(2018)      3月  4日 446.6
H31(2019) 3月22日 540.7
R2(2020) 2月23日 380.9
R3(2021) 2月23日 534.9
R4(2022) 3月?日 ?

○晴れ、夜間も気温が下がらず(午前5〜6時:7.0℃)、北風が吹きましたが、KH3000の午前中の測定値は11.3個/m3/時と非常に多くの花粉を観測しました。午後は南寄りの風が吹くとの予報、午後はさらに要注意です。