日: 2021年9月16日

2021年9月16日-2 花粉情報

予報では午後から雨でしたが、久しぶりに1日晴れて、北寄りの風がやや強かった(3〜5m/s)ものの、気温も上がり(21.0〜26.5℃)、過ごしやすい一日でした。

○9月も本日から下半期、この時期には、昨年を例にとりますと秋の草木の花粉が飛散する季節になります。しかし、気候は例年と大きく異なっていますので、注意すべきは花粉だけでなく、室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)に対しても、注意が必要です。

1.都心ではヨモギ属(キク科)とカナムグラ(アサ科カラハナゾウ属)が飛散します。草木の花粉は飛散距離が短いので、地域による差があり、しかもその差が大きいと思われます。また秋に飛散する草木の花粉は口腔アレルギー症候群を起こす可能性がありますので、気候の影響とともに注意が必要です。

2.室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)は、衣替え、転居、大掃除などによる室内塵の被曝によって、悪化します。室内塵の主な原因はダニです。ダニは地球上に3万とも6万種とも言われ、新種が次々に発見されています。これらの内95%は人に無害です。人を刺すダニはツメダニ、イエダニ、マダニの3種です。アレルギーの原因(抗原)として日本では、チリダニ科ヒョウダニ属のヤケヒョウダニとコナヒョウダニの2種が最重要と言われています。


2021年9月16日-1 花粉情報

本日、「令和3年度東京都花粉症対策検討委員会(第1回)」が情報され、以下の報告と検討が行われた。」と東京都保険福祉局の担当者の方から情報をいただきました。

報告、検討事項は以下で同じです。

1.令和3年春のスギ・ヒノキ花粉飛散状況について

イ.スギ・ヒノキ花粉の飛散数は昨春の1.5倍、過去10年平均の6割だった。

ロ.飛散花粉数が「おおい」以上の日数は、29日だった。.

2.予測との比較

イ.都全体の飛散花粉数は、予測範囲内だった。

ロ.飛散花粉数が「多い」以上の日数は、概ね予測通りだった。

ハ.スギ花粉の飛散開始日は、予測と数日の差だった。

3.花粉症患者動向調査の結果の検討

東京都は毎年皆様にお届けする情報の精度を高めるため、この会は年3回開催されます。