日: 2021年9月10日

2021年9月10日-2 花粉情報

昨年と本年では、9月上旬の天候が極めて大きく異なりました。野菜など植物のみならず動物や人の健康や生活に大きな影響があったと考えられます。気象庁過去の気象データ検索(東京)から抜粋して比較しても、明らかな差が認められました。

観測期間 雨量

(mm)

平均気温

(℃)

最高気温

平均

最低気温

平均

日照時間

(h)

2021 102.5 20.9 23.9 18.5 9.1
2020 66.5 27.6 32.3 24.4 53.3

昨年と比較しますと、今年は雨が非常に多く、日照時間が短く、大変寒い10日間でぁったと言えそうです。


2021年9月10日-1 花粉情報

未明から久しぶりに晴れました。明け方まで北寄りの風が吹きましたが、気温は昨日より高く(午前1時〜午前9時:21.5〜22.5℃)、20℃以下にはなりませんでした。朝には晴れて、その後は時間を追うごとに気温が上がり、正午には28.0℃を超え、午後はさらに上昇(午後3時:29.0℃)しました。

○口腔アレルギー症候群(OAS)の治療はまず予防です。アレルギー症状は患者さんに様々な誘因が重なった時に症状がより出やすい傾向があります。OASの患者さんも、風邪をひいていたり、消炎鎮痛薬を服用したり、寝不足、疲れ、ストレスなどがかかった状態や、女性であれば生理の前後などには、これらが誘因となってより症状が出やすくなりますので、特に注意が必要です。その上で抗原の回避(原因物質との接触を避ける)、食物の加熱処理をする、薬物(抗アレルギー剤を服用)により症状を抑える、免疫療法(ブタクサ花粉症であれば、ブタクサの抗原液を用いて免疫療法を行う)などが行われます。