日: 2021年2月23日

2021年2月23日-2 花粉情報

晴れが続き(8日連続)、明け方は北寄りの風が吹き(3〜4m/s)、気温は高く(午前7時:12.5℃)、KH-3000の測定値は夜間も終始3桁を記録しました。

極めて多くの花粉の飛散が考えられましたので、厳重な警戒が必要と考え、昼前に第一報を出しました。その後も飛散の勢いは衰える事なく続き、強めの北風(6〜7m/s)で気温が下がり、乾燥が進み、鼻粘膜には悪い状況となり、花粉症の皆さんには最悪となりました。午後5時にやっと二桁71個/m3/時になり、6時には50個/m3/時まで下がりましたが、なお「極めて多い」レベルです。7時にやっと34個/m3/時、「非常に多い」になりました。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
2/23 534.9 0.6 4.3 136.0

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉534.9個/cm2(極めて多い)、ヒノキ花粉0.6個/cm2、その他の花粉はハンノキ0.9個/cm2、オオバヤシャブシ0.6個/cm2、シラカンバ1.9個/cm2、ギンヨウアカシア0.3個/cm2、不明0.6個/cm2の計4.3個/cm2でした。当院のKH-3000の測定値は今シーズン最大の136.0個/m3/時(極めて多い)でした。本日は季節外れの天気の影響で想定外の大飛散になったと思われます。今後は雨が降り続かない限り、4〜5週間はスギ花粉の飛散が連日続き、気象状況によっては予想を大きく上回る飛散数となる可能性が大いにあります。

本日、午前6時のはなこさん(環境省花粉観測システム)の関東の画像によりますと昨日と比較して、明らかに飛散の数が増え、多くの飛散を示す範囲が拡がっていました。

スギ花粉(汚れが目立ちます)

大量のスギ花粉

花粉自動計測器(KH-3000)


2021年2月23日-1 花粉情報

昨年の2月23日は昨シーズンの当地におけるスギ花粉の最大飛散日でした。飛散数は380.9個/cm2、KH-3000の記録は141.4個/m3/時でした。
本日、当院のKH-3000は午前11時まで昨年の最大値を大きく上回る185.2個/m3/時を記録しています。

本日は昼前から午後に「強い北風が吹く」と予想されており、花粉のさらなる飛散が考えられ、スギ花粉症の方には、緊急事態です。不要不急の外出を避け、止むを得ず外出される方は最大限の吸入防止対策を施して下さい。

東京都の花粉情報(東京都アレルギー情報navi)のデータが昨日更新されました。千代田、杉並、北において2/12に飛散開始となり、都内12地点全て飛散開始となりました。