晴れが続き、朝の冷え込みも弱く(午前7時:7.0℃)、風も穏やかで日中気温が上がり(午後2時:13.5℃)、大気は非常に乾燥しました。都心の最小湿度は10日連続40%以下でした。

元旦から10日までの各1日の最高気温の積算値は449.0℃でした(気象庁:東京:日ごとの値から)。この値から単純に計算すると当地はいつ飛散開始日してもおかしくありません(東京都花粉症対策検討委員会の区部の予測は2月10日:2月2日発表)。

観測結果(個/cm2/日:2021年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
2/11 1.2 0.0 0.9 7.3

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉1.2個/cm2、ヒノキ花粉0.0個/cm2でした。ハンノキ0.6個/cm2、シラカンバ0.3個/cm2で、その他の花粉は0.9個/cm2でした。花粉自動計測KH-3000の測定値は7.3個/m3/時でした。
本日はKH3000の測定値が午後から大きくなりました。昼前から風が強くなり、風の吹いた時間帯だけ、測定値が上昇しました。この変動ははなこさん(環境省花粉観測システム)でも捉えられていました。
本日は休日、隣接する山手通りの交通量も少なく、暖かでしたので、粉塵または花粉が飛散した結果と考えられました。観察すると、スギ花粉は1.2個/cm2に過ぎず、粉塵が非常に目立ちました。

スギ花粉

ハンノキ花粉

シラカバ花粉

花粉自動計測器(KH-3000)