日: 2023年4月30日

2023年4月30日-3 花粉情報

未明から明け方まで曇り、朝から昼過ぎは小雨が降り続き、比較的暖かく(18.0〜21.0℃)、予報通り夜には雨があがりました。


2023年4月30日-2 花粉情報

年度毎の4月の飛散数

年 度 ス  ギ ヒ ノ キ そ の 他
2011年 577.8 1709.9 5813.4
2012年 146.6 132.3 803
2013年 31.7 257.2 1574.4
2014年 39.8 410.3 1964
2015年 34.1 96.3 1248.7
2016年 73.3 437.6 2185.3
2017年 209.5 262.3 1655
2018年 88.8 1534.4 5242.4
2019年 156.2 880.9 1961.2
2020年 14.4 144.6 1305.3
2021年 52.2 144.1 196.3
2022年 286.8 833.6 1533.8
2023年 99.9 455.8 1853.5

本年の4月は、例年と比較してスギ・ヒノキ花粉以外の花粉が比較的多く飛散しました。

○観測結果(個/cm2/日: 2023年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
4/30 0.0 0.0 11.4  
4月計 99.9 455.8 1853.5 ――
1〜4月計 6636.3 1224.9 2986.4  

30日の測定結果、スギ花粉は0.0個/cm2、ヒノキ花粉0.0個/cm2、その他の花粉11.4個/cm2でした。ヒノキ花粉も飛散終了が近いようです。4月はスギ、ヒノキ以外の花粉が多く観測されました。シラカンバが1.2個/cm2、ハンノキが0.3個/m2、オオバヤシャブシが0.0個/cm2、カバノキ科花粉の合計は1.5個/cm2でした。コナラが0.9個/cm2、クヌギが0.6個/cm2、クリが0.9個/cm2、シラカシが0.0個/cm2、ブナ目は計2.4個/cm2、イチョウは0.3個/cm2、クロマツ、アカマツ、ツガのマツ科の合計は0.9個/cm2、ソメイヨシノは0.0個/cm2でした。これまでも稀でしたが、ヤマモモが0.0個/cm2、アカザは本日0.0個/cm2、ヒメカンスゲが0.0個/cm2、エゴノキ(エゴノキ科エゴノキ属)かイヌシデ(カバノキ科クマシデ属:判別が難しく、現在調べています)が0.0個/cm2でした。カモガヤと思われる花粉が0.0個/cm2、クルミと思われる花粉が0.0個/cm2、ケヤキと思われる花粉が0.0個/cm、サツキが0.0個/cm2でした。徐々に様子が変わっています。本日も、破裂した花粉は観測されませんでした。多種の花粉が観測され、私には判別できない花粉が5.6個/cm2みられました。大変沢山の種別不明の花粉が観測されます。この時期から発症した方の発症抗原の検索は極めて困難です。新たに発症した方は、発症日を記憶に留めて下さい。


2023年4月30日-1 花粉情報

少しでも皆様のお役に立てばと思い、当院でもゴールデンウィーク中発熱外来を開設することにいたしました(午後2時から午後8時)。昨日は、電話による相談が1件のみでした。本HPをご覧の皆様も受診可能です。ご利用下さい。

本日も発熱外来を受診された方は、1名のみでした。この3日間症状(発熱、咽頭痛、めまいなど)が軽快しないため来院しました。視診では鼻咽喉頭に異常所見なく、「30分前に自分で行った抗原検査は、陰性でした」とのこと、念のために再度抗原検査を実施したところ、明らかな陽性でした。キットを入手した時に十分な説明を受けていなかったようで、検体採取が不十分と考えられました。

4月も本日で最終日、スギ、ヒノキもさることながら、今年はスギ、ヒノキ以外の花粉が大変多く観測されました。

当院へ過日花粉自動計測器KH3000が村山 貢司先生のご好意により、当院に贈られてきました。この計器は測定精度を維持するために、点検、調整が必要です。この業務を行えるのは旧大和製作所の皆さんのみと聞いています。当院としては、このKH3000を来シ―ズンは稼働させたいと考えています。もし、本HPを旧大和製作所の方がご覧になっていたら、ご連絡いただけますと幸いです。また、旧大和製作所の方の現在の居所をご存知の方がおられましたら、お教えいただけますと大変ありがたく存じます。連絡先03-3491-2822まで(月〜金曜日:午後2〜7時)。