日: 2023年4月17日

2023年4月17日-3 花粉情報

未明に雨がのこりましたが、明け方は曇り、朝から晴れました。本日は北寄りの風が吹き、気温は昨日より低く、未明から明け方は11.0から13.0℃でした。朝から上昇して昼過ぎには18.8℃まで上昇、午後3時には湿度35%が記録され、乾燥が進みました。


2023年4月17日-2 花粉情報

観測結果(個/cm2/日: 2023年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
4/17 0.3 20.1 84.6  
4月計 96.6 426.9 1305.1 ――
1〜4月計 6633.0 1198.1 2469.5  

17日の測定結果、スギ花粉0.3個/cm2、ヒノキ花粉20.1個/cm2、その他の花粉84.6個/cm2でした。スギ花粉の飛散は、減少していて、終わりが近いようです。「雨上がりは飛散花粉が多くなる」と言われています。今日は雨上がり2日目、やや多くなりました。花粉を運ぶ、風が弱いと急に多くはならないようです。4月はスギ、ヒノキ以外の花粉が多く、シラカンバが24.1個/cm2、ハンノキが2.2個/m2、オオバヤシャブシが0.3個/cm2、カバノキ科花粉の合計は26.6個/cm2となり、ヒノキ花粉より多くの飛散数を記録しています。コナラが13.8個/cm2、クヌギが2.5個/cm2、クリが0.3個/cm2、ブナ目は計16.6個/cm2、イチョウは2.2個/cm2、クロマツ、アカマツ、ツガのマツ科の合計は6.5個/cm2、ソメイヨシノは0.3個/cm2でした。これまで稀でしたが、本日ヤマモモが3.1個/cm2、アカザは本日0.0個/cm2、ヒメカンスゲが0.0個/cm2、エゴノキ(エゴノキ科エゴノキ属)かイヌシデ(カバノキ科クマシデ属:判別が難しく、現在調べています)が0.9個/cm2でした。カモガヤと思われる花粉が4.0個/cm2、ケヤキと思われる花粉が2.5個/cm、ヤナギ0.3個/cm2、ツガ2.8個/cm2観測されました。徐々に様子が変わっています。本日も、破裂した花粉は観測されませんでした。多種の花粉が観測され、私には判別できない花粉が15.7個/cm2みられました。この時期から発症した方の抗原の検索は極めて困難です。新たに発症した方は、発症日を記憶に留めて下さい。


2023年4月17日-1 花粉情報

4月になり、スギ、ヒノキもさることながら、例年、スギ、ヒノキ以外の多くの花粉が観測されます。

当院へ過日花粉自動計測器KH3000が村山 貢司先生のご好意により、当院に贈られてきました。この計器は測定精度を維持するために、点検、調整が必要です。この業務を行えるのは旧大和製作所の皆さんのみと聞いています。当院としては、このKH3000を来シ―ズンは稼働させたいと考えています。もし、本HPを旧大和製作所の方がご覧になっていたら、ご連絡いただけますと幸いです。また、旧大和製作所の方の現在の居所をご存知の方がおられましたら、お教えいただけますと大変ありがたく存じます。連絡先03-3491-2822まで(月〜金曜日:午後2〜7時)。

今シーズンはスギ花粉の飛散開始が2月12日(2月26日)、最大飛散日が3月2日(3月16日)でした。共に昨年(カッコ内)より2週間早い時期でした。平均気温が昨年より大幅に高いことに起因すると考えられます。

2022年 2023年
1 4.9 5.7 0.8
2 5.2 7.3 2.1
3 10.9 12.9 2.0