日: 2023年4月14日

2023年4月14日-3 花粉情報

未明から晴れが続き、南西の風が吹き、気温は昨日の12〜14℃よりは高く、未明から明け方は14.0〜15.0℃ありました。昼前から曇りましたが、1日南寄りの風が吹き、気温は上昇、午後2時には21.0℃を記録しました。


2023年4月14日-2 花粉情報

観測結果(個/cm2/日: 2023年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
4/14 0.9 4.0 58.6  
4月計 96.0 399.4 1156.0 ――
1〜4月計 6632.4 1170.6 2320.4  

14日の測定結果、スギ花粉0.9個/cm2、ヒノキ花粉4.0個/cm2、その他の花粉58.6個/cm2でした。スギ花粉ヒノキ花粉の飛散は、減少していて、終わりが近いようです。また、4月はスギ、ヒノキ以外の花粉が多く、シラカンバが7.4個/cm2、ハンノキが2.2個/m2、オオバヤシャブシが0.0個/cm2、カバノキ科花粉の合計は9.6個/cm2となり、ヒノキ花粉より多くの飛散数を記録しています。コナラが2.8個/cm2、クヌギが4.0個/cm2、クリが0.3個/cm2、ブナ目は計7.1個/cm2、イチョウは群れをなして飛来して21.0個/cm2、クロマツ、アカマツ、ツガのマツ科の合計は4.3個/cm2、ソメイヨシノは0.3個/cm2でした。これまで稀でしたが、本日ヤマモモが0.3個/cm2、アカザは本日0.0個/cm2、ヒメカンスゲが0.0個/cm2、エゴノキ(エゴノキ科エゴノキ属)かイヌシデ(カバノキ科クマシデ属:判別が難しく、現在調べています)が0.6個/cm2でした。カモガヤと思われる花粉が4.0個/cm2観測されました。徐々に様子が変わっています。本日も黄砂が飛来したとの報道がありました。プレパラートの汚れは昨日ほど汚目立ちませんでした。本日も、破裂したスギ、ヒノキ花粉は観測されませんでした。破裂花粉は雨が降り続くとしばしば観測されます。黄砂と衝突することで破裂するとは思えないのですが、皆さんはどう思いますか?急激な気温の上昇で上記のほかに、シラカシ(ブナ科コナラ属)が0.0個/cm2、ブナが0.3個、イチョウが21.0個、ヤマモモが0.3個、ツガが0.0個、それぞれcm2の観測数です。多種の花粉が観測され、私には判別できない花粉が11.7個/cm2みられました。この時期から発症した方の発症抗原の検索は極めて困難と思われます。新たに発症した方は、発症日を記憶に留めて下さい。


2023年4月14日-1 花粉情報

4月になり、スギ、ヒノキもさることながら、例年、スギ、ヒノキ以外の多くの花粉が観測されます。

本日も黄砂が飛来したというニュースが流れ、某TV局が盛んに花粉爆発について報道していました。しかし、本日の落下法による観測では、昨日に続いて、全く花粉の破裂は認められず、来院した患者の皆さんも症状の悪化を訴えた方は、おられませんでした。