日: 2023年4月11日

2023年4月11日-3 花粉情報

本日は、昨日に続いて1日晴天が続きました。未明から朝の気温はやや高く(12.014.5℃)、南寄りの風が吹き、日中も午後1時の22.5℃を記録する暖かな1日でした。


2023年4月11日-2 花粉情報

観測結果(個/cm2/日: 2023年

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
4/11 2.2 17.3 88.3 ――
4月計 87.1 371.7 965.6 ――
1〜4月計 6623.7 1142.9 2130.0  

11日の測定結果、スギ花粉2.2個/cm2、ヒノキ花粉17.3個/cm2、その他の花粉88.3個/cm2でした。スギ花粉の飛散は、減少していて、終わりが近いようです。また、4月はスギ、ヒノキ以外の花粉が多く、シラカンバが25.6個/cm2、ハンノキが5.6個/m2、オオバヤシャブシが0.0個/cm2、カバノキ科花粉の合計は30.9個/cm2となり、ヒノキ花粉より多くの飛散数を記録しています。コナラが4.9個/cm2、クヌギが4.0個/cm2、クリが2.2個/cm2、ブナ目は計11.1個/cm2、イチョウは0.6個/cm2、クロマツ、アカマツ、ツガのマツ科の合計は9.2個/cm2、ソメイヨシノは0.0個/cm2でした。これまで稀でしたが、本日ヤマモモが2.8個/cm2、アカザは本日0.0個/cm2、ヒメカンスゲが0.0個/cm2、エゴノキ(エゴノキ科エゴノキ属)かイヌシデ(カバノキ科クマシデ属:判別が難しく、現在調べています)が5.2個/cm2でした。カモガヤと思われる花粉が8.6個/cm2観測されました。徐々に様子が変わっています。


2023年4月11日-1 花粉情報

4月になり、スギ、ヒノキもさることながら、例年、スギ、ヒノキ以外の多くの花粉が観測されます。

明日、明後日にかけて、日本に黄砂が飛来すると、盛んにニュースが流れています。都心に黄砂が飛来することは、それほど頻度が高くはありませんが、今回は極めて広い地域に飛来する可能性が指摘されています。黄砂そのものに、アレルギーの原因になる物質が含まれています。また、黄砂と共にほこりやダニなどが黄砂に付着して飛来することもあります。しかも、今回はスギ、ヒノキ花粉の飛散期でもあり、黄砂による症状は花粉症の症状と近似しています。さらに、黄砂が花粉症を悪化させることもあります。黄砂によるアレルギーは、ハウスダスト、ダニ、スギ、ヒノキなどのアレルギーの有無を皮膚テストや血液検査で調べることによって、黄砂の影響の有無を推測できます。黄砂飛来時に症状の悪化が認められた方は、医療機関で調べることをお勧めします。