日: 2023年4月5日

2023年4月5日-3 花粉情報

未明から昼前まで晴れ、昼過ぎから曇りましたが、南風が吹き、気温が急上昇、午後一時には、20.0℃を記録、暖かな日中でした。朝晩の気温差が大変大きい日が続いていますので、寒暖差の影響を考慮する必要があります。


2023年4月5日-2 花粉情報

観測結果(個/cm2/日: 2023年

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
4/05 4.3 34.9 108.3 ――
4月計 47.9 234.6 570.0 ――
1〜4月計 6584.2 1005.9 1734.4  

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉4.3個/cm2、ヒノキ花粉34.9個/cm2、その他の花粉108.3個/cm2でした。スギ花粉の飛散は、徐々に減少していて、終わりが近いようです。22日にスギとヒノキの逆転がおこりました。これからは、ヒノキ花粉に対する注意が必要です。また、もうしばらく飛散がつづきそうです。4月はスギ、ヒノキ以外の花粉が大変多く、カバノキ科のシラカンバが36.7個/cm2、ハンノキが9.0個/m2、オオバヤシャブシが0.3個/cm2、ブナ科のコナラが0.9個/cm2、クヌギが1.9個/cm2、クリが12.7個/cm2、イチョウ科イチョウが4.0個/cm2、マツ科(クロマツ、アカマツ)が17.3個/cm2観測されました。ニレ科ケヤキ属のケヤキは1.5個/cm2、メイヨシノは2.2個/cm2でした。本日はカバノキ科のシラカンバがスギ、ヒノキを上回りました。2日前から急に鼻炎症状が悪化したという症例が来院しましたが、カバノキ科の花粉症の可能性を否定できませんので、精査する予定です。


2023年4月5日-1 花粉情報

4月になり、スギ、ヒノキもさることながら、例年、スギ、ヒノキ以外の多くのその他の花粉が観測されます。

昨年の4月上旬は降雨量が多く、5日まで85mmの降雨量でしたが、今年は昨日まで、0.0mmでした。3月の気象は明らかに差異があり、昨年は降雨量110.5mm、平均気温10.9℃でしたが、今年は降雨量145.0mm、気温12.9℃ですので、平均2℃も気温が高い3月でした。そのため、スギ花粉の飛散開始も昨年が2月26日でしたが、今年は2月12日で、2週間も早く開始しました。

年度 スギ飛散開始日 元旦からの1日の最高気温

400℃超の日

スギ本格飛散開始日
H22(2010) 2月09日 2月08日 2月25日
H23(2011) 2月22日 2月12日 3月04日
H24(2012) 2月26日 2月17日 2月22日
H25(2013) 2月14日 2月09日 3月04日
H26(2014) 2月03日 2月07日 2月23日
H27(2015) 2月11日 2月10日 2月21日
H28(2016) 2月14日 2月08日 2月17日
H29(2017) 2月16日 2月06日 2月24日
H30(2018)  2月10日 2月12日 2月20日
H31(2019) 2月12日 2月07日 2月13日
R2(2020) 2月05日 2月05日 2月14日
R3(2021) 2月11日 2月06日 2月27日
R4(2022) 2月26日 2月12日 2月18日
R5(2023) 2月12日 2月04日 2月25日