日: 2023年1月25日

2023年1月25日-4 花粉情報

当院では、かねてから花粉の観測に落下法と自動計測を併用して来ました。実は毎年春のシーズンが終わると、測定器を製造した某社にオーバーホールに出しています。今シーズンも昨年某社に依頼、預けました。ところが、今年は年が明けても連絡がなく、昨日某社に電話をかけてみました。すると、電話は繋がらず、気になって某社のHPにアクセスを試みました。すると、HPは閉鎖されていました。倒産したのではないかと思われます。従って当院のKH3000も返却の見込みがなくなってしまいました。決して安価な機器ではなく、今後製作される可能性がなく、再入手は困難と考えられます。自動計測に期待していた皆様には誠に申し訳なく、今シーズンは落下法の結果のみをご報告いたします。KH3000は昨シーズン、落下法と大変良く相関し、今後に期待しておりましただけに、私も大変残念です。


2023年1月25日-3 花粉情報

未明はから晴れが続きましたが、気温は午前中―0.15〜1.5℃でした。午後も最高気温3.0の予報通り、日差しはあっても、気温が上がらず、3〜7m/sの北寄りの風が吹き続け、体感的には大変寒い1日でした。


2023年1月25日-2 花粉情報

観測結果(個/cm2/日:2023年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
1/25 0.6 0.0 0.0 ――
1月計 2.7 0.0 3.6 ――

本日の測定結果、落下法ではスギ花粉0.6個/cm2、ヒノキ花粉0.0個/cm2、その他の花粉も0.0個/cm2でした。暖かかった19日から3日連続スギ花粉が観測されたましたが、その後気温が下がり、風も穏やか(3〜4m/s)となり、花粉は2日間観測されませんでした。昨日はスギ花粉0.6個/cm2の他にその他の花粉が0.9個/cm観測され、今年一番の観測数でした。本日も昨日に続いてスギ花粉0.6個/cm2観測されました。プレパラートの汚れが昨日以上でしたので、やや強い風が吹いたと思われます。

4日が初観測日でしたが、本日は0.0個/cm2、昨年はスギ花粉が元旦早々に初観測日となりました。元旦から測定を始めたのは2004年からです。元旦が花粉の初観測日となるのは、2004年以来、昨年がはじめてです。


2023年1月25日-1 花粉情報

1月は過去の測定結果からスギ、ヒノキ以外の花粉が観測される可能性はほとんどありません。昨年は、その他の花粉が僅か0.6個/cm2/月でした。そこで、スギ、ヒノキ、その他について、測定値をご報告いたします。その他の花粉が観測された時は、可能な限り判別いたします。ちなみに日本気象協会のスギ花粉飛散開始の予想は2月11日前後です。

スギ花粉の飛散開始予測日は2月11日頃(日本気象協会)です。20日を切りました。今シーズンは、日本気象協会の予測で都心(千代田区)は、スギ➕ヒノキ花粉が約10,000個/cm2、環境省が年末の12月24日に発表したスギの花芽調査の結果を基に品川の過去の観測結果を用いて品川の予測値を求めるとスギ単独で6000〜8000個/cm2となります。どちらの予測も、昨シーズンの1.5〜2倍となります。

スギ花粉症の患者の皆さんは飛散前の準備(体調を整え、インフルエンザなどの感染症を防止、合併症の治療など)を必要かつ十分行って備えを固めて下さい。