日: 2021年10月1日

2021年10月1日-2 花粉情報

予報通り台風の影響で未明から雨が降り続き、気温も上がらず(午前8時:20.5℃)肌寒い状況でしたが、午後はむしろさらに気温が下がる気配でした。やはり、気温は上がらず、強い風(10m/s)が吹きました。

○本日から10月です。秋も半ばになります。過去の観測データ(東京都福祉保健局の花粉情報:東京アレルギー情報nabi)によれば、都心では10〜11月には、花粉の飛散はほとんどなく、イネ科花粉が僅かに観測されるのみでした。この時期にアレルギーの方が注意する必要があるのは、抗原としては室内塵。悪化因子としては寒暖差と乾燥、上気道炎やインフルエンザがあります。暦の上では衣替えの時期です。最近は一斉に行う習慣がなくなりましたので、以前ほど衣替えの現場を見聞きすることはありませんが、個々に衣替えをされる家庭は少なくないと思います。ご自身でされる場合は、ぜひマスクを装着して下さい。周囲の方が衣替えを行なっている時、上気道炎やインフルエンザに罹患している時は距離をとって下さい。


2021年10月1日-1 花粉情報

9月は昨年と比較して上旬が1.9℃、中旬も1.9℃平均気温が低く、下旬は2.2℃高いという寒暖差の激しく、例年とは経過が異なる異常な天気でした。上旬の気温は90数年振りの異常のようです。私の記憶では、こうした異常を知らせる言葉として、冷夏や暖冬は、例年と比較して平均気温が1℃違うことと記憶していましたが、違っていました。国土通省、気象庁の基準は以下の通りでした。地方によっても異なります。

例えば、気象庁における冷夏の基準は

・地域平均気温の平年差(1981〜2010年:過去30年の平年値による)

北日本―0.6℃以下

東日本―0.5℃以下

西日本―0.2℃以下

南西諸島―0.3℃以下

・暖冬の基準は以下の通りです。

北日本0.5℃以上

東日本0.5℃以上

西日本0.5℃以上

南西諸島0.3℃以上

今年9月は平均気温が22.3℃、平年値が23.3℃でしたので、今の所、大変な異常気象ということになります。体調にご注意下さい。

当院で平年値と1℃差と間違った説明をしてしまった患者様には心からお詫び申し上げます。