久しぶりに晴れて気温が上昇し(24.0〜32.5℃)、やっと夏の天気を感じます。日照不足による農作物の不作から野菜の値段が高騰しているとのニュースが流れました。スギ花粉は前年夏にできますので、来春は飛散数が少なくなる可能性が高いと言えそうです。

昨日は晴れましたが、日照時間が短く(6.0時間)、寒暖差の大きな1日(22.6〜31.5℃)でした。先月20日から13日連続続いた降雨の記録は途切れました。

鼻はどのようにして役割(機能)を果たしているのでしょうか。鼻中隔、鼻甲介など鼻腔の内面は呼吸上皮と呼ばれる粘膜で覆われています。表面には無数の繊毛と呼ばれる毛が生えていて、その上に絶えず粘液があり、繊毛が一定のリズムで一定の方向に波打つのに従って粘液が流れています。これを鼻粘膜粘液繊毛輸送機能と呼びます。この機能によって吸気に湿気を与え(加湿)、温め(加温)、浄化(除塵)することで、呼吸器のコンディションを保つ役割を担います。さらには、味覚にも影響します。粘膜の下(固有層)には豊富な鼻腺の分布がみられ、杯細胞や腺細胞と呼ばれる細胞からは粘液が絶え間なく産生され、粘液の層を形成します。この粘液の層に捕らえられた物は、粘液とともに口腔、咽頭に流れていきます。その際に味を感じます。鼻の粘液が喉に流れるスピードは健康な時と、病気の時では異なります。