日: 2023年10月9日

2023年10月9日-3 花粉情報

昨年の今日、当HPでは、「当院の自動計測器KH3000は本日、今シーズンの最後の仕事を終え、来シーズンに備えるために、ドック(株式会社 大和製作所:〒238―0013 横須賀市平成町2―1:046-821-1545)に入りしました。今シーズンは大変良く働いてくれました。スギ、ヒノキのシーズン以外はノイズを拾うことも、汚染物質による誤作動も極めて少なく、以前と比較しますと、スギ、ヒノキ花粉の観測精度が非常に良くなったと感じています。来シーズンまでには、分析データを報告したいと思います。来春は、今シーズン以上の花粉が飛散すると予想されますので、さらに頑張ってくれると思います。KH3000による計測は、本年12月1日から再開する予定です。」とご報告いたしました。ところがその後、株式会社 大和製作所が倒産してしまい、メンテナンスのため預けておいた自動計測器KH3000が返還されませんでした。そこで、中古品を入手しましたが、来春までにメンテナンスを行わなければなりません。しかし、メンテナンスができる技術者がおらず、困っています。旧株式会社 大和製作所の方で、メンテナンスができる方がおられましたら、ご連絡を頂けますと大変有難く存じます。吉報をお待ちしています。

連絡先はTEL03-3491-2822(月〜金曜日、午後2時〜7時)です。


2023年10月9日-2 花粉情報

某薬剤の臨床試験に際して、大きな疑問が生じました。その疑問とは、この薬を開発した某国製薬会社の説明文には、全てに「本剤は予防的効果が望める」と記載されていました。しかし、日本はおろか諸外国の論文を調べてもアレルギーにこの薬を予防的に予め投与して効果を確認したと記載された論文は発見できませんでした。疑問を残したまま10年が経ち、その後同じような効果を謳う薬剤が次々に開発されました。そこで、どうしても予防的効果を臨床的に確かめたくなり、有症期が明確でしかも増加が著しいスギ花粉症を対象疾患として試験を試みれば、効果を確認できるであろうと考えました。効果を的確に確認するには花粉の飛散状況を定量的に明らかにする必要がありますので、昭和59年(1984)から飛散花粉(主にスギ花粉)の観測を初め、その翌年から作用機序の異なる3剤の臨床試験に着手しました。すなわち、DSCG点鼻薬(耳鼻展望30、補21987)、ヒスタゴロビン(耳鼻展望29、補61986)、ヒスタグロビンネビュライザー(耳鼻展望29、補61986)、ケトチフェン(耳鼻展望30、補21987)でした。それぞれ効果を確認できました。さらに塩酸エピナスチン(耳鼻展望3861995)においても同様の効果を認めました。これらが、初期療法を考える契機となり、第6回日本鼻科学会ランチョンセミナー(1997)において「スギ花粉症の初期療法―計画立案から実践まで」を発表する機会を得て、今日実践している初期療法が完成しました。


2023年10月9日-1 花粉情報

秋は春ほどではありませんが、春に次いで寒暖差の大きな季節です。温度差はアレルギーの原因にはなりませんが、アレルギー症状を悪化させます。衣類、冷暖房を適切に用いるなど温度調節が大切です。これから冬に向かって気温が下がりますが、気温の低下とともに大気の乾燥が進みます。東京は国内のみならず北半球の主だった都市の中で一番冬に乾燥が激しい都市です。暖房によっても室内の乾燥が進みます。乾燥はそれだけでも粘膜にダメージを与えます。住居内が過剰に乾燥しないようにご注意ください。