2023年10月1日-6 花粉情報
秋の飛散花粉(2019年および2022年:9月2日〜10月31日:品川区)
観測期間 | スギ | ヒノキ | イネ科 | ブタクサ属 | ヨモギ属 | カナムグラ |
2019 | 0.9 | 0.0 | 6.4 | 19.9 | 0.9 | 9.3 |
2020 | 2.7 | 0.0 | 6.8 | 27.4 | 6.9 | 5.5 |
2021 | 3.9 | 0.0 | 7.6 | 43.8 | 3.3 | 17.8 |
2022 | 2.1 | 0.0 | 10.9 | 28.1 | 6.1 | 8.8 |
秋の飛散花粉(2019年および2022年:9月2日〜10月31日:品川区)
観測期間 | スギ | ヒノキ | イネ科 | ブタクサ属 | ヨモギ属 | カナムグラ |
2019 | 0.9 | 0.0 | 6.4 | 19.9 | 0.9 | 9.3 |
2020 | 2.7 | 0.0 | 6.8 | 27.4 | 6.9 | 5.5 |
2021 | 3.9 | 0.0 | 7.6 | 43.8 | 3.3 | 17.8 |
2022 | 2.1 | 0.0 | 10.9 | 28.1 | 6.1 | 8.8 |
○観測結果(個/cm2/シーズン:2020〜2022年)
観測期間 | スギ | ヒノキ | イネ科 | ブタクサ属 | ヨモギ属 | カナムグラ | その他 | |
2020 | 8/2〜10/31 | 2.7 | 0.0 | 8.9 | 31.0 | 7.8 | 5.5 | 72.5 |
2021 | 8/2〜10/31 | 4.5 | 0.0 | 9.1 | 44.7 | 3.3 | 17.8 | 60.3 |
2022 | 8/1〜10/31 | 3.0 | 0.0 | 12.1 | 28.4 | 6.1 | 9.1 | 72.6 |
例年、秋はキク科のブタクサとイネ科の花粉が目立ちます。
飛散総数(cm2/週)
令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | |
8月1週 | 1.5 | 0.9 | 1.5 | 2.1 |
2 | 0.3 | 0.6 | 1.8 | 0.8 |
3 | 2.8 | 1.2 | 1.8 | 0.6 |
4 | 0.9 | 2.8 | 1.2 | 0.0 |
9月1週 | 0.9 | 11.7 | 2.1 | 0.9 |
2 | 3.1 | 19.1 | 14.5 | 2.8 |
3 | 6.5 | 26.1 | 21.6 | 2.8 |
4 | 17.6 | 27.1 | 21.0 | 23.7 |
10月1週 | 20.4 | 19.4 | 40.1 | 17.3 |
2 | 11.7 | 18.7 | 9.0 | |
3 | 3.4 | 3.4 | 6.8 | |
4 | 2.2 | 5.4 | 4.3 | |
5 | 1.2 | 3.0 | 6.2 | |
合計 | 72.5 | 139.7 | 132.1 |
週毎の飛散総数はここ2年と比較するとやや遅い傾向が認められました。当地では、秋の花粉飛散は10月の第2週には減少します。また春と比較すると大変少数です。
○10月1日(日):
種別 | 観測期間 | |
9/25〜10/1 | 昨年(9/26〜10/2) | |
スギ | 0.3 | 0.0 |
ヒノキ | 0.0 | 0.0 |
イネ科(カモガヤ他) | 1.9 | 4.6 |
ブタクサ属 | 1.5 | 2.2 |
ヨモギ属 | 4.9 | 1.9 |
カナムグラ | 1.5 | 4.9 |
マツ | 0.0 | 0.0 |
その他 | 7.1 | 26.5 |
合計 | 17.3 | 40.1 |
昨年と比較するとそれぞれ少数でした。
秋は春ほどではありませんが、春に次いで寒暖差の大きな季節です。温度差はアレルギーの原因にはなりませんが、アレルギー症状を悪化させます。衣類、冷暖房を適切に用いるなど温度調節が大切です。これから冬に向かって気温が下がりますが、気温の低下とともに大気の乾燥が進みます。東京は国内で一番冬に乾燥が激しい都市です。暖房によっても室内の乾燥が進みます。乾燥はそれだけでも粘膜にダメージを与えます。住居内が過剰に乾燥しないようにご注意ください。
室内塵(ダニ)のアレルギーは衣替えを契機に発症、悪化する症例が多く認められます。10月は衣替えの季節でもあります。衣替えの際には、埃を被らないようにご注意下さい。
10月も当地では、イネ科(イネ、ハルガヤ、オオアワガエリなど)、キク科(ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、ニガヨモギ、ブタクサモドキ、フランスギク、タンポポ、アキノキリンソウ、オナモミなど)、アサ科(カナムグラ)などの花粉が飛散しますが、どれも背が低い草花で、花粉の飛散距離が短いため、狭い範囲しか飛散せず、多くの場合近燐のみで発症します。当地は今年の猛暑の影響で飛散が遅くなり、9月第4週にやっと種々花粉の飛散が多くなり始めました。もし飛散終了が例年通りならば、飛散期間は比較的短期となる可能性が高いです。
発熱や咳などの風邪症状で受診される場合は、ご来院いただく前にお電話(03-3491-2822)でお問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。
当院では、東京都内(品川区 五反田)で顕微鏡下で計測した花粉飛散数、および花粉情報など試験的に提供しています。1984年から観測は開始しており、例年2月〜4月のスギ・ヒノキ花粉数を計測しています。
2021年10月29日 予約制を導入しました。ご予約は、窓口または電話03-3491-2822(月〜金曜日の午後2 時から午後7 時)でお願いします。
ご予約を優先とさせていただき、より待ち時間の無い診療を心掛けて感染対策をして参りますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。病状に応じて、前後する場合があります。
2024年3月25日 日本経済新聞社に、花粉観測に関して情報提供をさせていただきました。
2024年6月1日 保険医療機関のおける掲示
2020年4月29日 「オンライン診療ついて」まとめました。LINEによる診療を当院再診患者様に対して開始しました。
2018.1.18 東京都花粉症患者実態調査について