日: 2023年10月2日

2023年10月2日-3 花粉情報

9月も連日暑い日々が続きました。この記録的猛暑は来春のスギ。ヒノキ花粉の飛散にどのように影響するのでしょうか?昨年と比較しますと、

 

 

気温(2022年) 気温(2023年)
平均 平均
日平均 日平均 日最低 日平均 日平均 日最低
6 23.0 27.6 19.6 23.2 27.6 19.6
7 27.4 31.7 24.4 28.7 33.9 24.7
8 27.5 32.0 24.3 29.2 34.3 26.1
9 24.4 28.8 21.1 26.7 31.2 23.6
10 17.2 21.5 13.8      

6月は昨年とほぼ同じ、7〜9月は明らかに今年の方が高温でした。


2023年10月2日-2 花粉情報

近年は季節毎の寒暖差が激しく、何10年振りの異常が見られるようです。私の記憶では、こうした異常を知らせる言葉として、冷夏や暖冬は、例年と比較して平均気温が1℃違うことと記憶していましたが、違っていました。国土交通省、気象庁の基準は以下の通りでした。地方によっても異なります。

例えば、気象庁における冷夏の基準は

・地域平均気温の平年差(1981〜2010年:過去30年の平年値による)

北日本―0.6℃以下

東日本―0.5℃以下

西日本―0.2℃以下

南西諸島―0.3℃以下

・暖冬の基準は以下の通りです。

北日本0.5℃以上

東日本0.5℃以上

西日本0.5℃以上

南西諸島0.3℃以上

当院で間違った説明をしていました。このHPの読者の皆様には心からお詫び申し上げ、訂正します。


2023年10月2日-1 花粉情報

秋は春ほどではありませんが、春に次いで寒暖差の大きな季節です。温度差はアレルギーの原因にはなりませんが、アレルギー症状を悪化させます。衣類、冷暖房を適切に用いるなど温度調節が大切です。これから冬に向かって気温が下がりますが、気温の低下とともに大気の乾燥が進みます。東京は国内で一番冬に乾燥が激しい都市です。暖房によっても室内の乾燥が進みます。乾燥はそれだけでも粘膜にダメージを与えます。住居内が過剰に乾燥しないようにご注意ください。