月別: 2021年8月

2021年8月11日-2 花粉情報

未明から晴れ、朝から日差しが強く、昨日よりも低いものの気温が高い(午前5時:27.0℃)朝でした。午前8時には30.0℃を超え、午後1時には33.5℃を記録、本日も真夏日となりました。明日は「曇りのち雨」の予報ですが、本日夕方から既に曇りました。

○蝶形骨洞は鼻腔の最も奥にあって自然孔は顔面側、つまり前方にあって比較的外気の影響を受けにくく、感染しにくい構造をしています。つまり副鼻腔炎になりにくい構造です。反面、一旦炎症が起こると治りにくい構造でもあります。また、後壁には視神経の隆起あるいは下垂体があり、側壁には静脈(内頸、海綿静脈洞)や神経(動眼、滑車、三叉、外転)があって、病変が起こると視力などに影響する可能性があり、大事に至る可能性が高い副鼻腔です。


2021年8月11日-1 花粉情報

10日の日照時間は9.2時間でしたので、1日から10日までの日照時間は 計75.0時間となりました。

  暑い日々が続いていますが、予報では明日から秋雨前線が西から雨を降らせ、雨が続くようです。猛暑日、熱帯夜も本日が今年最後のようです。


2021年8月10日-2 花粉情報

明け方から晴れ、朝から日差しが見られ、気温は高く(午前5時:28.5℃)、暑さが戻った朝でした。日中、強い南よりの風が吹き(14〜16m/s)、さらに気温が急上昇(正午〜午後1時:35.5℃)、当地は猛暑日(今年初めて)を記録しました。風は夕方にはおさまり(午後6時:1〜3m/s)ましたが、気温は下がり(午後8時:30.5℃)ませんでした。

○副鼻腔は、4対それぞれ形状が違います。額の眉間奥にある前頭洞は出入り口(自然孔)が空洞の最下端にあり、構造上膿や分泌液が溜まりにくい構造になっています。しかし、この自然孔は鼻前頭管と呼ばれ経路が長く、開口部も狭いため、通過障害を起こしやすい傾向もあり、嚢胞などが起こりやすい空洞でもあります。前頭洞に病変が生じると眼球突出(外下方への突出)など、眼への影響も起こり得ます。また、後壁は脳と接しています。脊椎動物例えば牛などではこの前頭洞の後方にも副鼻腔炎があり(後頭洞)、頭を軽くするため、また頭を突き合わせて戦う時に、脳を守る役を果たしていると考えられてもいます。炎症が起こると強い頭痛や脳の障害を起こしたりもします。


2021年8月10日-1 花粉情報

9日の日照時間は3.9時間でしたので、1日から9日までの日照時間は 計65.8時間となりました。

  昨年、東京の8月上半期は関東甲信の梅雨明けが8月1日でした。その上、日本に上陸(台風の中心が北海道、本州、四国、九州の海岸線に達した場合)した台風が0の希少な年(1951年以来:1984、1986、2000、2008、2020の5年のみ:気象庁データから)でした。そのため、雨が少なく夏の陽気が続きました。今年は晴れが続いていますが、台風9、10号が相次いで発生し、本州に影響して、一昨日は台風9号の影響でほぼ1日雨と曇りでした。日照時間は僅か0.1時間でした。昨日は台風9号の関東への影響は少なく、風が強く吹きましたが、雨はほとんど降りませんでした。10〜11日の予報は「晴れ」に変わりました。


2021年8月9日-2 花粉情報

未明から明け方まで晴れが続き、朝から曇り、午前中に日差しはあまり見られませんでした。しかし、気温は高く(午前5時:28.0℃)、蒸し暑い朝でした。日中、雨は降りませんでしたが、曇りで強い南風(10〜16m/s)が吹き、気温が上昇(午後2時:31.0℃)しました。昼過ぎから晴れ、午後7時を過ぎても気温が下がらず(28.9℃)、暑い夜になりそうです。

○鼻の話に戻ります。副鼻腔の存在意義はまだ結論が得られていませんが、必要がないかというとそうではなく、副鼻腔が病変におかされると大変大きな苦痛を生じます。副鼻腔は鼻腔の周囲に4対あり、脳、眼、歯などの重要部位に隣接しています。また耳、咽喉、気管などの器官に通じています。そのため、副鼻腔に障害が起こるとこれらの部位にも影響して極めて多彩な症状が出て、人に大きな苦痛を与えます。篩骨洞を除いて単一の空洞に一つの出入り口しかない閉鎖死腔を形成して、しかも出入り口である自然孔と空洞の位置関係が、その空洞に分泌物や膿汁が貯留しやすい上に、簡単には排泄されにくく、粘膜に炎症が起こると慢性化しやすいため、治療に抵抗する形態をしているという特徴があります。


2021年8月9日-1 花粉情報

8日の日照時間は0.1時間でしたので、1日から8日までの日照時間は 計61.9時間となりました。

  昨年、関東甲信の梅雨明けが8月1日でした。その上、日本に上陸(台風の中心が北海道、本州、四国、九州の海岸線に達した場合)した台風が0の希少な年(1951年以来:1984、1986、2000、2008、2020の5年のみ:気象庁データから)でした。そのため、8月は雨が少なく夏の陽気が続きました。今年は晴れが続いていますが、台風9、10号が相次いで発生し、本州に影響して、昨日は台風9号の影響でほぼ1日雨と曇りでした。日照時間は僅か0.1時間でした。台風9号は上陸しましたが関東への影響は少なく、10〜11日の予報は「晴れ」に変わりましたので、日照時間がのびる可能性が出てきました。


2021年8月8日-3 花粉情報

○昨年のこの1週間(8/2〜8/8)に観測された花粉は、「スギ花粉は0.0個/cm2/週、ヒノキ花粉も0.0個/cm2/週、マツ0.3個/cm2/週、イネ科0.9個/cm2/週、コナラ属0.0個/cm2/週、ケヤキ0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は1.2個/cm2/週でした。スギ、ヒノキ、イネ科以外の花粉は1.5個/cm2/週でした。プレパラートの汚れはこれまでよりやや強く、花粉はごく少なく、総計2.4個/cm2/週でした。」

種別 観測期間
8/2〜8/8 昨年(8/2〜8/8)
スギ 0.0 0.0
ヒノキ 0.0 0.0
イネ科(カモガヤ、イネ他) 0.9 0.9
ブタクサ属 0.0 0.0
ヨモギ属 0.0 0.0
カナムグラ 0.0 0.0
マツ 0.0 0.3
その他 0.0 1.2
合計 0.9 2.4

今週(8/2〜8/8)観測された花粉は、スギ花粉0.0個/cm2/週、ヒノキ花粉0.0個/cm2/週、マツ型0.0個/cm2/週、カバノキ科0.0個/cm2/週、ブナ科0.0個/cm2/週、イネ科0.9個/cm2/週、ニレ科0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は0.0個/cm2/週でした。つまり、スギ、ヒノキ、イネ科以外の花粉が0.0個/cm2/週でした。


2021年8月8日-2 花粉情報

未明から雨が降り続き、午前中に日差しは全く見られませんでした。予想に反して、気温の上昇 も見られず(午前9時:26.5℃)、しばらく雨が降りましたが、強い風が吹くこともなく、台風9号の影響は少なく、午後には雨は止みました。以後、晴れ間は見られませんでしたが雨も降りませんでした。

○飛散花粉(2021年8月2日〜8月8日:品川区)

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ その他
8/2〜6 0.0 0.0 0.6 0.0 0.0 0.0 0.0
8/7〜8 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.0

7日は一日曇り、8日はほぼ一日雨でしたので、この2日間はプレパラートの汚れも花粉もほとんど観測されませんでした。


2021年8月8日-1 花粉情報

7日の日照時間は1.5時間でしたので、1日から7日までの日照時間は 計61.8時間となりました。

  昨年、東京の8月上半期は関東甲信の梅雨明けが8月1日でしたので、雨が少なく夏の陽気が続きました。今年は晴れが続いていますが、台風9、10号が相次いで発生し、本州にも影響する可能性があり、昨日は昼前から曇り、日照時間は僅か1.5時間でした。本日は雨が降り続いています。


2021年8月7日-2 花粉情報

夜間は晴れ、朝は夏の日差しが見られ、気温が上昇(午前8時:30.0℃)しましたが、昼前から曇り、11時過ぎには小雨が降り出しました。しばらく小雨が降りましたが、その後は重い曇り空が続くも雨は降らず、気温が徐々に下がりました。予報では、今夜から強い雨(台風10号の影響)が続く予報です。

○副鼻腔の存在意義は諸説あり、未だ決定的な意義は解明されていません。副鼻腔は自然孔と呼ばれる管状の出入り口が一つの閉鎖死腔です。哺乳動物では副鼻腔にも嗅覚細胞が存在する為、嗅覚の効率を上げるのに存在するという考えもあります。また、人の脳は脊椎動物の中で最も重く、しかも鼻の上に存在しますので、頭骸を軽くするために存在すると考えた人もいます。また、牛などの副鼻腔は頭頂洞と呼んで頭全体及び角にまで及ぶ副鼻腔もあり、牛は頭をぶつけ合って戦うので脳を守るために存在すると考えた人もいます。人の副鼻腔は脊椎動物と比較しますと退化していますが、人は秀れた視覚を持つので、副鼻腔の機能と存在が低下(退化)したと考えられています。副鼻腔の内側壁も呼吸上皮と同じ繊毛上皮で覆われています。腔内の粘液や異物は繊毛の機能によって自然孔から排出されます。感染やアレルギーでこの機能が低下する、あるいは失われると副鼻腔炎、アレルギー性副鼻腔炎を起こします。感染を起こせば、粘膜が肥厚して自然孔が狭くなり粘液や膿汁の排泄ができなくなり副鼻腔炎を起こします。副鼻腔は眼や脳に隣接するので、副鼻腔の炎症が眼や脳に及ぶことがあります。また、副鼻腔から排出された膿(後鼻漏)が喉頭や気管に及ぶこともあり、気管の炎症の原因となる(副鼻腔気管支症候群)ことがあります。


2021年8月7日-1 花粉情報

6日の日照時間は9.9時間でしたので、1日から6日までの日照時間は 計60.3時間となりました。

  昨年、東京の8月上半期は関東甲信の梅雨明けが8月1日でしたので、雨が少なく夏の陽気が続きました。今日は晴れが続いていましたが台風9、10号が相次いで発生し、週末に本州にも影響する可能性があり、本日当地は昼前から曇りです。これから先の天気は予想がつきません。


2021年8月6日-2 花粉情報

晴れて夏の日差しが続き、気温が上昇(午前5時:26.5℃)、午前9時には30.0℃を超え、午後1時には34.0℃を記録、暑い午後が続きました。予報では、今後しばらくは晴れが続き、30℃超えの暑い日が続く予想でしたが、週末は台風9、10号が、関東にも影響して天気が大きく崩れそうです。その後もお盆まで雨が多くなりそうですが、暑さは持続すると予想されています。週末は雨が続くとの予報でしたので、本日プレパラートの交換をいたしました。花粉はイネ科の花粉が0.6個/cm2観測されました。

○飛散花粉(2021年8月2日〜8月6日:品川区)

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ その他
8/2〜6 0.0 0.0 0.6 0.0 0.0 0.0 0.0

○鼻には除塵機能があることは、すでに述べました。では、空気中のどの位の大きさのものをこの機能で除くことができるのでしょうか?実は大きさによって異なります。また、吸気とともに吸入された粒子は、鼻や喉のどこに沈着するでしょうか?沈着する場所は粒子の大きさによって異なります。大きな粒子、例えばスギ花粉(20〜40μ)、やヒノキ花粉(20μ)は大半が鼻に沈着します。室内塵中のダニの糞は20μ以下、粉砕されるとさらに小さくなります。多くが気管、気管支に届きます。そのため、アレルギー性の鼻炎の原因は花粉が多く、喘息の原因の多くは室内塵であることが多くなります。


2021年8月6日-1 花粉情報

5日の日照時間は11.7時間でしたので、1日から5日までの日照時間は 計50.4時間となりました。

  昨年、東京の8月上半期は関東甲信の梅雨明けが8月1日でしたので、雨が少なく夏の陽気が続きました。今年は晴れが続いていますが、台風9、10号が相次いで発生し、週末に本州にも影響する可能性がありそうです。週末以外は、日差しが強い日々が続きそうです。


2021年8月5日-2 花粉情報

未明から晴れて夏の日差しが続き、気温が上昇するも明け方は昨日よりやや低く(午前5時:25.0℃)、しかし午前8時には30.0℃を超え、午後1時には34.0℃を記録、暑い午後が続きました。予報では、今後しばらくは晴れが続き、30℃超えの暑い日が続くようですが、台風9、10号が相次いで発生し、週末に本州にも影響する可能性があると報じられてもいます。

○鼻はどのようにして役割(機能)を果たしているのでしょうか。鼻中隔、鼻甲介など鼻腔の内面は呼吸上皮と呼ばれる粘膜で覆われています。表面には無数の繊毛と呼ばれる毛が生えていて、その上に絶えず粘液があり、繊毛が一定のリズムで一定の方向に波打つのに従って粘液が流れています。これを鼻粘膜粘液繊毛輸送機能と呼びます。この機能によって吸気に湿気を与え(加湿)、温め(加温)、浄化(除塵)することで、呼吸器のコンディションを保つ役割を担います。さらには、味覚にも影響します。粘膜の下(固有層)には豊富な鼻腺の分布がみられ、杯細胞や腺細胞と呼ばれる細胞からは粘液が絶え間なく産生され、粘液の層を形成します。この粘液の層(粘液層)に捕らえられた物質は粘液とともに口腔、咽頭に流れていきます。その際に味を感じます。鼻の粘液が喉に流れるスピードは健康な時と、病気の時では異なります。


2021年8月5日-1 花粉情報

4日の日照時間は11.5時間でしたので、1日から4日までの日照時間は 計38.7時間となりました。

  昨年、東京の8月上半期は関東甲信の梅雨明けが8月1日でしたので、雨が少なく夏の陽気が続きました。今年は、「晴れが続き、夏の暑さが厳しい」との予報です。


2021年8月4日-2 花粉情報

未明から晴れて夏の日差しが戻り、気温も上昇(午前5時:27.0℃)、午前8時には30.0℃を超え、午後1時には34.0℃を記録、暑い午後が続きました。予報では、今後しばらくは晴れが続き、30℃超えの暑い日が続くようです。

○8月上半期は夏の天気が続くようですので、鼻の話に戻ります。匂いを感じとる嗅覚が鼻の役割の一つであることは先月末に述べました。人の鼻はもう一つ大事な役割があります。それが呼吸です。空気の通り道でもあります。吸った空気(吸気)に湿気を与え(加湿)、温め(加温)、浄化(除塵)することで、呼吸器としてのコンディションを保つ役割を担っています。つまり、鼻は自動車で言えば、ラジエーターやサスペンションと言えます。自動車はラジエーターやサスペンション、どちらも無ければ走ることすらできません。つまり、鼻のこれらの機能が障害されると様々な症状、病気が起こります。


2021年8月4日-1 花粉情報

3日の日照時間は7.6時間でしたので、1日から3日までの日照時間は 計27.2時間となりました。

  昨年、東京の8月上半期は関東甲信の梅雨明けが8月1日でしたので、雨が少なく夏の陽気が続きました。今年も「晴れが続き、夏の暑さが厳しい」との予報です。


2021年8月3日-2 花粉情報

未明に一時小雨が降りましたが、すぐ晴れて夏の日差しが戻り、気温も上昇(午前8時:29.3℃)、午後1時には本日最高の最高33.5℃まで上がりました。予報では、今後しばらくは晴れが続き、30℃超えの暑い日が続くようです。

○前年7月下旬おおび8月上旬の日照時間と翌年のスギ・ヒノキ花粉飛散数

杉・桧花粉数 スギ ヒノキ 7月下旬 8月上旬
H3 2587.1 1082.9 115.6 100.5
H7 6289.5 1163.8 111.8 131
H8 950.5 81.9 100.6 121.8
H12 4434.9 911.6 117.7 100.1
H13 4298.1 578.6 113.3 101
H15 3641.4 323.5 107.2 140.4
H17 10985.5 2970.5 105.3 105.4
H23 9625.1 1925.5 136.2 87.2
H31 4867.8 1331.6 122.8 99

前年7月下旬おおび8月上旬の両者の日照時間が長い(100時間以上)と翌年春はスギのみならずヒノキ花粉の飛散数も多くなる傾向が見られます。


2021年8月3日-1 花粉情報

2日の日照時間は7.6時間でしたので、8月1日から2日までの日照時間は 計19.6時間となりました。

  昨年の関東、甲信の梅雨明けは8月1日でした。平年に比べ、11日遅く、関東甲信の梅雨明けが8月にずれ込んだのは2007年以来13年振り、1951年の統計開始以来4番目に遅い梅雨明けでした(気象庁)。今年は7月16日午前11時に関東甲信と東北地方が梅雨明けしたと発表がありました。関東甲信は平年より3日早く、昨年より16日早い梅雨明けとなりました。つまり、昨年と今年では7月下半期の気候は全く違ったと言えます。


2021年8月2日-2 花粉情報

昨年は7月下半期の日照時間が記録的に短く(23時間)、8月初旬の時点では、2021年(R3年)春のスギ花粉飛散量は「非常に少ない」と予想されました。しかし、昨年8月上半期は日照時間が127.6時間(平成元年以後5番目に長い)あり、7月下半期の日照時間からの予想に反して本年のスギ花粉飛散数は3913個/cm2/シーズン(最近10年平均程度)でした。つまり、「8月上半期の日照時間が長ければスギの樹勢が回復する傾向が認められる」との指摘(日本気象協会、村山貢司気象予報士)通りでした。そこで、平成元年以来の当地のデータを紐解いて見ますと

○前年8月上旬の日照時間と翌年のスギ花粉飛散数

  スギ飛散数 8月上旬日照時間
H7 6289.5 131
H15 3641.4 140.4
H20 3095 145.4
R2 2466.7 129.1
R3 3913.2 127.6

となり、指摘通りの傾向が認められました。


2021年8月2日-1 花粉情報

1日の日照時間は12.0時間でしたので、8月の日照時間は 計12.0時間となりました。

未明から晴れ、夏の日差しが戻り、気温も上昇(午前8時:30.5)、最高33.0℃(午後1時)まで上がり、真夏日が続いていましたが昼過ぎに小雨が降りました。一時的で気温を下げるほどではなく、夕方から曇って湿気が目立つ天気でした。予報では、今後しばらくは晴れが続くようです。


2021年8月1日-3 花粉情報

○8月1日(日):未明から晴れが続き、夏の日差しが戻り,気温も上がり(午前11時:30.0℃)、最高32.0℃(午後2〜3時)まで上がり、再び真夏日となり、日照時間も長くなりました。

昨年この1週間(26〜8月1日)に観測された花粉は、「最近1週間に観測された花粉は、スギ花粉は0.0個/cm2/週、ヒノキ花粉も0.0個/cm2/週、マツ0.0個/cm2/週、イネ科0.6個/cm2/週、コナラ属0.0個/cm2/週、ケヤキ0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は1.5個/cm2/週でした。スギ、ヒノキ、イネ科以外の花粉は1.5個/cm2/週でした。プレパラートの汚れはこれまでとほぼ同じ、花粉はごく少なく、総計2.1個/cm2/週でした。

種別 観測期間
7/26〜8/1 昨年(7/26〜8/1)
スギ 0.0 0.0
ヒノキ 0.0 0.0
マツ型(アカマツ、クロマツ他) 0.0 0.0
カバノキ科(ハンノキ、シラカンバ他) 0.0 0.0
ブナ科(コナラ、クヌギ、クリ) 0.0 0.0
イネ科(カモガヤ、イネ他) 0.0 0.6
ニレ科(ケヤキ) 0.0 0.0
その他(イチョウ、クルミ他を含む) 4.3 1.5
合計 4.3 2.1

今年の梅雨入りは6月14日(昨年と同じ)でしたが、梅雨明けは昨年より16日早い梅雨明けとなりました。今週(7/26〜8/1)観測された花粉は、スギ花粉0.0個/cm2/週、ヒノキ花粉0.3個/cm2/週、マツ型0.0個/cm2/週、カバノキ科0.0個/cm2/週、ブナ科0.0個/cm2/週、イネ科0.0個/cm2/週、ニレ科0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は4.3個/cm2/週でした。つまり、スギ、ヒノキ、イネ科以外の花粉が4.3個/cm2/週でした。昨年と異なり晴れて日照時間が非常に長い1週間でした。プレパラートの汚れが目立ち、花粉は昨年より多く観測されました、その他の花粉でした。


2021年8月1日-2 花粉情報

これまで梅雨から夏にかけての飛散花粉を観測してきましたが、8月となりましたので今後(2日以後)は以下の夏から秋に飛散する花粉を観測いたします。

○草木植物(双子葉類)

・カナムグラ(アサ科カラハナソウ属:8〜11月、1968堀口)

・ブタクサ、オオブタクサ(キク科ブタクサ属:8〜10月、1961荒木)

・セイタカアワダチソウ(キク科アキノキリンソウ属:8〜10月、1977小埼)

・ヨモギ(キク科キク亜科ヨモギ属:8〜10月、1969我妻)

・ヒメスイバ、ギシギシ(タデ科ギシギシ属:6〜8月、1973我妻)


2021年8月1日-1 花粉情報

昨年の「7月31日の日照時間は3日振りに記録され、3.2時間でした。16日から31日までの日照時間の合計は23.0時間となりました。」という結果でした。

(今年は31日の日照時間が8.6時間でしたので、16日から31日までの日照時間は 計129.7時間となりました。)

昨年の7月後半は梅雨が明けずに雨続き、日照時間は大変短かったのですが、今年は晴れた日が連続して日照時間が大変長く、昨年の5.6倍にもなっています。

前年(7月後半)の日照時間と翌年のスギ花粉飛散数

スギ 7月下旬
H12 4434.9 117.7
H13 4298.1 113.3
H14 5194.2 102.3
H15 3641.4 107.2
H17 10985.5 105.3
H23 9625.1 136.2
H25 6405.7 107.4
H27 2694.1 110.7
H28 3517.1 110.4
H31 4867.8 122.8
R4 129.7

当地における前年7月後半の日照時間の長さと翌年のスギ花粉飛散数の関係は表のごとく、長いと翌年のスギ花粉飛散数が多くなる傾向が見られます。最近20年で最も7月後半の日照時間の合計が長かった年は平成22年7月の136.2時間でした。本年はこの年に続いて長く、129.7時間でした。この記録は平成元年以後2番目に長い記録となります。