日: 2021年8月1日

2021年8月1日-3 花粉情報

○8月1日(日):未明から晴れが続き、夏の日差しが戻り,気温も上がり(午前11時:30.0℃)、最高32.0℃(午後2〜3時)まで上がり、再び真夏日となり、日照時間も長くなりました。

昨年この1週間(26〜8月1日)に観測された花粉は、「最近1週間に観測された花粉は、スギ花粉は0.0個/cm2/週、ヒノキ花粉も0.0個/cm2/週、マツ0.0個/cm2/週、イネ科0.6個/cm2/週、コナラ属0.0個/cm2/週、ケヤキ0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は1.5個/cm2/週でした。スギ、ヒノキ、イネ科以外の花粉は1.5個/cm2/週でした。プレパラートの汚れはこれまでとほぼ同じ、花粉はごく少なく、総計2.1個/cm2/週でした。

種別 観測期間
7/26〜8/1 昨年(7/26〜8/1)
スギ 0.0 0.0
ヒノキ 0.0 0.0
マツ型(アカマツ、クロマツ他) 0.0 0.0
カバノキ科(ハンノキ、シラカンバ他) 0.0 0.0
ブナ科(コナラ、クヌギ、クリ) 0.0 0.0
イネ科(カモガヤ、イネ他) 0.0 0.6
ニレ科(ケヤキ) 0.0 0.0
その他(イチョウ、クルミ他を含む) 4.3 1.5
合計 4.3 2.1

今年の梅雨入りは6月14日(昨年と同じ)でしたが、梅雨明けは昨年より16日早い梅雨明けとなりました。今週(7/26〜8/1)観測された花粉は、スギ花粉0.0個/cm2/週、ヒノキ花粉0.3個/cm2/週、マツ型0.0個/cm2/週、カバノキ科0.0個/cm2/週、ブナ科0.0個/cm2/週、イネ科0.0個/cm2/週、ニレ科0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は4.3個/cm2/週でした。つまり、スギ、ヒノキ、イネ科以外の花粉が4.3個/cm2/週でした。昨年と異なり晴れて日照時間が非常に長い1週間でした。プレパラートの汚れが目立ち、花粉は昨年より多く観測されました、その他の花粉でした。


2021年8月1日-2 花粉情報

これまで梅雨から夏にかけての飛散花粉を観測してきましたが、8月となりましたので今後(2日以後)は以下の夏から秋に飛散する花粉を観測いたします。

○草木植物(双子葉類)

・カナムグラ(アサ科カラハナソウ属:8〜11月、1968堀口)

・ブタクサ、オオブタクサ(キク科ブタクサ属:8〜10月、1961荒木)

・セイタカアワダチソウ(キク科アキノキリンソウ属:8〜10月、1977小埼)

・ヨモギ(キク科キク亜科ヨモギ属:8〜10月、1969我妻)

・ヒメスイバ、ギシギシ(タデ科ギシギシ属:6〜8月、1973我妻)


2021年8月1日-1 花粉情報

昨年の「7月31日の日照時間は3日振りに記録され、3.2時間でした。16日から31日までの日照時間の合計は23.0時間となりました。」という結果でした。

(今年は31日の日照時間が8.6時間でしたので、16日から31日までの日照時間は 計129.7時間となりました。)

昨年の7月後半は梅雨が明けずに雨続き、日照時間は大変短かったのですが、今年は晴れた日が連続して日照時間が大変長く、昨年の5.6倍にもなっています。

前年(7月後半)の日照時間と翌年のスギ花粉飛散数

スギ 7月下旬
H12 4434.9 117.7
H13 4298.1 113.3
H14 5194.2 102.3
H15 3641.4 107.2
H17 10985.5 105.3
H23 9625.1 136.2
H25 6405.7 107.4
H27 2694.1 110.7
H28 3517.1 110.4
H31 4867.8 122.8
R4 129.7

当地における前年7月後半の日照時間の長さと翌年のスギ花粉飛散数の関係は表のごとく、長いと翌年のスギ花粉飛散数が多くなる傾向が見られます。最近20年で最も7月後半の日照時間の合計が長かった年は平成22年7月の136.2時間でした。本年はこの年に続いて長く、129.7時間でした。この記録は平成元年以後2番目に長い記録となります。