月別: 2021年7月

2021年7月16日-2 花粉情報

未明から晴れて、明け方は気温が上がり(午前6時:26.0℃)、午前11時には関東甲信地方の梅雨明けの発表がありました。日中は晴れて南風が吹き、気温がさらに上昇(午後2時:32.1℃)しました。その後も晴れが続き、夏到来を感じる1日でした。

○本年の7月後半は猛暑で始まりました。本日から気象庁過去の気象データから東京都東京の日照時間の観測値を抜粋して、日々加算した数値を本HPで報告致します。

(  日までの日照時間は    時間でした。)

過去10年の平均値は、日照時間7月後半80.8時間、8月前半98.2時間、スギ飛散花粉数3357個/cm2でした。昨年7月の後半は梅雨明けが遅れ、冷夏の様相で日照時間の合計は僅か23時間しかありませんでした。梅雨明け以後は夏らしくなり、8月前半は127.6時間の日照時間があり、停滞していたスギ花粉の産生(形成)が回復しました。

 


2021年7月16日-1 花粉情報

本日(16日)午前11時気象庁は関東甲信と東北地方が梅雨明けしたと見られると発表しました。関東甲信は平年より3日早く、昨年より16日早い梅雨明けとなりました。


2021年7月15日-2 花粉情報

本日夜は曇りでしたが、明け方から晴れてやや暖かく(午前6時:24.0℃)、日中は晴れて南風が吹き、気温が上がり(午後3時:30.0℃)ました。晴れても湿度が高く蒸し暑さが目立つ日中でした。

○明日からの日照時間を加算して、本HPでお知らせします。来春のスギ花粉飛散総数とある程度相関します。


2021年7月15日-1 花粉情報

○今年の夏は暑くなるのでしょうか?来春飛散するスギ花粉は前年夏の間につくられます。暑さが厳しく、日照時間が長いほど多くの花粉が産生されると言われています。とりわけ当地では、過去の観測データから7月後半または8月前半の日照時間の長短と翌年春のスギ花粉飛散数の間に相関が見られます。7月後半または8月前半の日照時間のどちらかが100時間を超えると翌年春のスギ花粉飛散数が多くなる傾向が見られます(例外が3年あります:太字の年)。さて、今夏そして来春はどうなるでしょう?

前年(7月後半および8月前半)の日照時間と翌年のスギ花粉飛散数

スギ(個) 7月下旬 8月上旬 7+8月
H10 1355.5 88.2 85.6 173.8
H11 531 55.3 39.9 95.2
H12 4434.9 117.7 100.1 217.8
H13 4298.1 113.3 101 214.3
H14 5194.2 102.3 33.9 136.2
H15 3641.4 107.2 140.4 247.6
H16 385.3 18.7 61.4 80.1
H17 10985.5 105.3 105.4 210.7
H18 1007.3 73.2 83 156.2
H19 1577.9 29.6 89.4 119
H20 3095 58.8 145.4 204.2
H21 5000 91 86.9 177.9
H22 1489.5 58 43.5 101.5
H23 9625.1 136.2 87.2 223.4
H24 1971 64.6 97.6 162.2
H25 6405.7 107.4 87.2 194.6
H26 1299.2 65.1 105.4 170.5
H27 2694.1 110.7 109.8 220.5
H28 3517.1 110.4 107.3 217.7
H29 2273.5 64.3 86.7 151
H30 4162 64 32.6 96.6
H31 4867.8 122.8 99 221.8
R2 2466.7 75.5 129.1 204.6
R3 3913.2 23 127.6 150.6

 


2021年7月14日-2 花粉情報

本日は晴れ時々曇りの夜でした。明け方はやや暖かく(午前5時:24.0℃)、風が弱く(北寄り1〜2m/s)、湿度は高く(88〜90%)、朝から一時晴れましたが昼前には曇り、そのまま日中は曇りが続きました。気温は午後4時に29.0℃を記録しましたが、真夏日にはなりませんでした。

○気象庁発表の3ヶ月予報では、「平均気温は平年より高く、降水量は平年並み」「東日本の7月後半と8月前半は晴れた日が多い」と予報されています。

「過去10年のデータでは、7月16日から31日までの日照時間の合計が100時間を超えた年は5年あり、その平均は117.4時間でした。翌年のスギ、ヒノキ花粉の合計飛散数は平均5422個/cm2でした。100時間以下の年も5年あり、平均は66.8時間でした。翌年のスギ、ヒノキ花粉の合計飛散数は平均2435個/cm2でした。そこで、今年も16日からの日照時間に注目してみたいと思います(日照時間は気象庁過去の気象データより)。」昨年検討した結果です。

「昨年は7月後半の日照時間が短かったのですが、8月が大変長く、これによってリカバーされたようです。そこで、7月後半または8月前半が100時間を超えた年で検討して見ました(結果は明日)。


2021年7月14日-1 花粉情報

本日、北陸が例年より9日早く梅雨明けしたと発表がありました。関東甲信の梅雨明けも近いようです。


2021年7月13日-2 花粉情報

本日未明は曇りのち小雨。明け方はやや暖かく(午前5時:24.5℃)、風が弱く(北寄り1〜2m/s)、小雨が降り湿度は高い(92〜96%)ままでしたが、朝には曇り、日中も降ったり止んだりの変化の激しい1日でした。

○スギ花粉を放出する雄花は、7月頃から形成され始め、8月には形成され11月頃には雄花の中の花粉が成熟します。形成される花粉の量は7月後半から8月前半の気象条件に左右されると指摘されています。とりわけ7月後半の日照時間の長短と翌年春のスギ、ヒノキ花粉の飛散数の間には相関が認められる。」との指摘があり、これまで当地でもこの相関は成立するようでした。ところが、昨年7月後半は日照時間が大変短く、8月前半が非常に長くなりました。それでも多くのスギ花粉が飛散しましたので、「7月後半または8月前半の日照時間が長ければ、翌年春のスギ花粉の飛散数は多くなる」と言え、8月前半が猛暑であれば、花粉の形成は良くなるようです。


2021年7月13日-1 花粉情報

本日、気象庁は「九州北部や中国地方が梅雨明けした。」と発表しました。

関東甲信地方の梅雨明け、平年は7月19日頃です。当地の予報(日本気象協会)では、16日以後は23日まで雨マークはありません。この間に明けるのでしょうか?


2021年7月12日 花粉情報

昨夕の雷雨は夜までに止み、本日は未明から晴れました。明け方は気温もやや低く(午前5時:22.5℃)、風がなく(北寄り0〜1m/s)、湿度はわずかに下がり(84〜92%)ましたが、日中は気温が急激に上がり(正午:30.7℃)、昨日に続き真夏日となりました。しかし、昼過ぎには雨が降り出すという不安定な天気となりました。大雨の情報が各地から届き、各地で荒れた天気となりました。

○スギ花粉を放出する雄花は、7月頃から形成され始め、11月頃には雄花の中の花粉が成熟します。その後、気温の低下や昼の時間が短くなることにより雄花は休眠状態に入りますが、冬の寒さに一定期間さらされることで覚醒し、花粉の飛散に向けた準備を始めます。花粉の飛散開始時期は、覚醒した後に暖かい日が続くと早まり、寒い日が続くと遅くなります(林野庁HPより)。


2021年7月11日 花粉情報

未明から晴れ、昨日からの晴れが持続したのは先月28日以来です。明け方は気温も高く(午前5時:24.0℃)、風が弱く(北寄り0〜1m/s)、湿度はわずかに下がり(84〜86%)ましたが、気温は高く(午後2時:31.0℃)、昨日に続き真夏日となりました。午後4時突然雷雨となり、大きな雷の音が響き、都心の一部では一時雹が降りました。

○「1週間に観測された花粉は、スギ花粉は0.0個/cm2/週、ヒノキ花粉も0.0個/cm2/週、マツ0.0個/cm2/週、カバノキ科0.0個/cm2/週、イネ科0.3個/cm2/週、コナラ属0.0個/cm2/週、ケヤキ0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は2.8個/cm2/週でした。スギ、ヒノキ、イネ科以外の花粉は2.8個/cm2/週でした。この週は雨が目立つ一週間で、マスコミが「令和2年7月豪雨」と称するほど、九州各地で大きな被害に見舞われました。プレパラートの汚れは前週と比較すると少なく、花粉観測数も前週からさらに少ない1週間でした。患者様の症状も軽い方がほとんどでした。」と昨年は本HPで報じました。

種別 観測期間
7/5〜7/11 昨年(7/5〜7/11)
スギ 0.0 0.0
ヒノキ 0.3 0.0
マツ型(アカマツ、クロマツ他) 2.5 0.0
カバノキ科(ハンノキ、シラカンバ他) 0.0 0.0
ブナ科(コナラ、クヌギ、クリ) 0.0 0.0
イネ科(カモガヤ、イネ他) 0.3 0.3
ニレ科(ケヤキ) 0.0 0.0
その他(イチョウ、クルミ他を含む) 0.6 2.8
合計 3.7 3.1

今年の梅雨入りは6月14日(昨年と同じ)でした。今週(7/5〜7/11)観測された花粉は、スギ花粉0.0個/cm2/週、ヒノキ花粉0.3個/cm2/週、マツ型2.5個/cm2/週、カバノキ科0.0個/cm2/週、ブナ科0.0個/cm2/週、イネ科0.3個/cm2/週、ニレ科0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は0.6個/cm2/週でした。つまり、スギ、ヒノキ、イネ科以外の花粉が3.1個/cm2/週でした。昨年と同じタイミングで梅雨入り、その後も雨が続きましたが昨年より雨量は少なく、日照時間が長い1週間でした。プレパラートの汚れはそれほど目立たず、花粉は昨年とほぼ同じ程度に観測されました。花粉に関してはオフシーズンと言える時期と思われます。


2021年7月10日 花粉情報

未明から久しぶりに晴れ、晴れが持続したのは先月28日以来です。本日は気温も高く(午前5時:24.5℃)、湿度も高いまま(92〜96%)の夜でした。日中は更に日差しが強くなり気温も急上昇して午後3時には33.0℃を記録しました(今年1番の暑さ)。

○昨年のこの週の当HPのコメントは、「この週は雨が目立つ一週間でした。マスコミが「令和2年7月豪雨」と称するほど、九州の各地では大きな被害に見舞われました。花粉観測数も前週からさらに少ない1週間でした。患者様の症状も軽い方がほとんどでした。」でした。今年も当地は本日晴れましたが、本日を除いて、雨続きでした。九州南部では大雨となりました。中四国、関西でも雨が続いており、明日は関東北部も注意が必要との予報でした。


2021年7月9日-2 花粉情報

未明から小雨、以後は断続的に小雨が降り続き、気温は高く(午後5時:23.0℃)、湿度も高いまま(92〜96%)でした。一時晴れ間が見えましたが、夕方から再び小雨が降り、気温もその後は上がらず、とにかく蒸し暑く過ごしにくい日中でした。

○昨年の7月9日は「当地の天気とは裏腹に九州を始め西日本から東日本の広い地域で今後も大雨が降る可能性があると予報されています。荒れた天気が今後もしばらく続きそうです。」とこのHPで報告致しました。本日、当地は昼前には雨が止み、薄曇りとなっています。しかし、今日も九州から中四国、近畿、東海まで雨、しかも大雨のニュースが相次ぎました。


2021年7月9日-1 花粉情報

東京五輪について、政府や大会組織委員会、東京都などは8日、東京と神奈川、千葉、埼玉の1都3県で行われる競技会場を「完全無観客」とすることを同日夜に行われた国際オリンピック委員会(IOC)などとの5者協議で正式に決定しました。


2021年7月8日-2 花粉情報

未明から小雨、以後は断続的に小雨が降り続き、気温は高く(午後5時:24.0℃)、湿度は高いまま(88%)でしたので、蒸し暑い一日でした。

○昨年の7月8日は「九州を始め西日本から東日本の広い地域で大雨に注意が必要な天気が続いています。明日も最大の注意が必要との予報が出ています。この時期の大雨や秋の台風と来春のスギ花粉飛散量との間に当地の過去の観測からは相関が見られませんでしたが、今回の大雨は過去の記録を大きく凌駕していますので、検証が必要になりそうです。」と私が心配するほどの天気でした。今年は、中国地方に線状降水帯が発生して、昨日は日本海側(鳥取県、島根県)、本日は瀬戸内海側(山口県、広島県)の河川が危険とのニュースがあり、大きな被害のあった静岡県熱海でも再び大雨の危険があるようです。広島県で天井川の堤防決壊があったとのことです。


2021年7月8日-1 花粉情報

「本日、政府は東京に緊急事態宣言を発出しました(7月12日から8月22日まで)」、東京はこれで4度目となります。

○東京五輪について、政府や大会組織委員会、東京都などは8日、東京と神奈川、千葉、埼玉の1都3県で行われる競技会場を「完全無観客」とする方向で最終調整に入りました。同日夜に行われる国際オリンピック委員会(IOC)などとの5者協議で正式に決める予定。


2021年7月7日-2 花粉情報

「本日、政府は東京に緊急事態宣言を発出する意向(7月12日から822日まで)を固めた様子。」とのニュースが流れました。春の時期の緊急事態宣言は外出を自粛するため、花粉症対策にもなりますが、今回は梅雨から夏になり、室内塵アレルギーの好発期であり、緊急事態宣言によって室内塵アレルギーの方々が家にこもることがアレルギー悪化につながる可能性があり、心配されます。発出されましたら、十分ご注意下さい。


2021年7月7日 花粉情報

未明から小雨が降り続き、昼前に一時止んで、久しぶりに日差しが見えました(午前11時〜午後3時)。気温は高く(午後2時:29.5℃)、湿度は高いまま(70〜92%)でしたので、蒸し暑い一日でした。

○「九州、岐阜、長野など各地から豪雨による大きな被害の様子がニュースに絶え間なく流れる一日でした。本日夜には関東も雨の予報です。」これが昨年7月8日の当HPのニュースです。今年も本日は中国地方で線状降水帯が発生して日本海側の鳥取県や島根県ではで記録的な大雨でした。

当地では、7月に花粉の飛散はほとんど認められず、花粉症の方は無症状または軽症です。一方、気候の変化やエアコンによると思われる症状の方が少数ですが認められます。


2021年7月6日 花粉情報

未明から曇り一時小雨が降りだし、その後は降ったり止んだりが続きました。気温はやや高く(午前3時:22.5℃)、湿度は高いまま(96〜98%)、日中一時明るくなり気温が上がりました(午前10時:27.2℃)。しかし、午後はほぼ小雨が夜まで続きました。

○昨年の7月第2週は各地からの大雨のニュース「九州、岐阜、長野など各地から豪雨による大きな被害の様子がニュースに絶え間なく流れる一日でした。本日夜には関東も雨の予報です。」と注意報が出されこの話題で持ちきりでした。今年も今週は大雨による大きな災害のニュース(熱海の土石流)が続いています。長雨もさることながら、大雨にご注意ください。ここ数年梅雨の話題は長雨より大雨ばかり目立ちます。


2021年7月5日 花粉情報

本日は未明から小雨が降りだし、その後は降ったり止んだりが続きました。気温は低く(午前4時:20.5℃)、湿度は高いまま(92〜98%)、日中、雨は止み気温はやや上がりました(午後5時:25.0℃)。

KH3000は本日も夜間0.0個/m3・時の記録が続き、緊急事態宣言解除後山手通りの交通量は日中に大幅に増大する昼前にも1.0〜4.0個/m3・時を記録していました。午後4時当院に設置後始めてエラーが表示されましたので、KH3000の測定は今シーズンは本日にて終了いたします。今シーズンを通しての測定値からスギ花粉の観測に十分役立つことが立証されたと考えます。今後、メンテナンスを施した上で来シーズン再びスギ花粉を測定する予定です。

○「本日の報道は4日の熊本豪雨のニュースとコロナの第2波に対する不安を伝えるニュースで溢れています。九州南部(鹿児島、宮崎)では本日大雨、厳重な警戒が続いているようです。本日は九州から近畿、東海、関東の広い地域に大雨警報が出ています。」以上は昨年7月6日(月)の本HPでお伝えした情報です。本日は各局で熱海市の土石流のニュースと大雨に対する警報が続いています。荒天に十分注意して下さい。ちなみに同期(6月24日から7月4日)の都心の雨量は昨年の98.5mmに対して今年は247mmでした(気象庁:過去の気象データ検索より)。


2021年7月4日-2 花粉情報

昨年の6/28〜7/4の1週間に観測された花粉は、「スギ花粉は0.0個/cm2/週、ヒノキ花粉も0.0個/cm2/週、マツ1.9個/cm2/週、カバノキ科0.0個/cm2/週、イネ科0.0個/cm2/週、コナラ属0.0個/cm2/週、ケヤキ0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は3.4個/cm2/週でした。スギ、ヒノキ、イネ科以外の花粉が5.3個/cm2/週でした。」この週は雨が目立つ週でした。プレパラートの汚れが目立ち、花粉観測数は前週から引き続き少ない1週間でした。患者様の症状も軽い方がほとんどでした。

種別 観測期間
6/28〜7/4 昨年(6/28〜7/4)
スギ 0.0 0.0
ヒノキ 0.0 0.0
マツ型(アカマツ、クロマツ他) 0.0 1.9
カバノキ科(ハンノキ、シラカンバ他) 0.0 0.0
ブナ科(コナラ、クヌギ、クリ) 0.0 0.0
イネ科(カモガヤ、イネ他) 0.3 0.0
ニレ科(ケヤキ) 0.0 0.0
その他(イチョウ、クルミ他を含む) 1.2 3.4
合計 1.5 5.3

今年の梅雨入りは6月14日(昨年と同じ)でした。今週(6/28〜7/4)観測された花粉は、スギ花粉0.0個/cm2/週、ヒノキ花粉0.0個/cm2/週、マツ型0.0個/cm2/週、カバノキ科0.0個/cm2/週、ブナ科0.0個/cm2/週、イネ科0.3個/cm2/週、ニレ科0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は1.2個/cm2/週でした。つまり、スギ、ヒノキ、イネ科以外の花粉が1.2個/cm2/週でした。昨年と同じタイミングで梅雨入り、その後の1週間、雨が続き、昨年と比較すると雨量は多く、日照時間ははるかに短い状況でした。そのためプレパラートの汚れが目立たず、花粉の観測数は昨年よりさらに半減しました。


2021年7月4日 花粉情報

昨日午後、しばらくぶりに日差しが見られましたが、本日の未明から小雨が降りだし、夜まで小雨が続きました。気温は低く(午前7時:20.0℃)、湿度は高いまま(92〜96%)、日中も気温は上がりませんでした。

KH3000は本日も夜間0.0個/m3・時の記録が続き、緊急事態宣言解除後山手通りの交通量は日中に大幅に増大する昼前にも0.0個/m3・時を記録、1日としては0.2個/m3・時(少ない)でした。


2021年7月3日-2 花粉情報

本日も雨が降り続き、朝まで雨でした。気温は変わらず(午前7時:22.0℃)、湿度は高いまま (96〜98%)でした。雨は昼前には止み、午後は日差しが見られ、その後は晴れが続きましたが気温は上がりませんでした。

KH3000は本日も夜間0.0個/m3・時の記録が続き、緊急事態宣言解除後山手通りの交通量は日中に大幅に増大する昼前に3.0個/m3・時を記録、1日としては0.5個/m3・時(少ない)でした。

○鼻アレルギー診療ガイドライン2016によると木本の花粉と草木の花粉の評価基準には違いがあり、木本の花粉の場合は、多い(50.1〜個/cm2/日)、やや多い(5.1〜50.0個/cm2/日)、少ない(0.1〜5.0個/cm2/日)ですが、草木の花粉では、多い(5.1〜個/cm2/日)、やや多い(1.1〜5.0個/cm2/日)、少ない(0.05〜1.0個/cm2/日)となっています。とはいえ、飛散数と吸入される数は異なりますのでこの飛散数と花粉症の方の症状の強さが一致するかというとそうでもありません。また、当地では検証していません。そこで、この情報は、吸入防止対策を取る時の目安と考えていただくと良いと思います。

○落下法(ダーラム法)による測定値の基準(鼻アレルギー診療ガイドライン2016)

ランク 木本 草木
少ない 0.1〜5.0個/cm2/日 0.05〜1.0個/cm2/日
やや多い 5.1〜50.0個/cm2/日 1.1〜5.0個/cm2/日
多い 50.1〜個/cm2/日 5.1〜個/cm2/日

2021年7月3日-1 花粉情報

昨日から関東、東海に大雨が降り(神奈川県箱根480.8mm、静岡県三倉326.5mm)、熱海では土石流、逗子市では高速道の土砂崩れ、平塚市の金目川では橋の損壊が起こっています。来春のスギ花粉飛散への影響が氣になるところです。平成27年9月10〜11日の台風18号が関東、東北に上陸して利根川の堤防が決壊した際は、当地へ飛散するスギ花粉への影響は無かったと思われます。しかし、今回は被害が神奈川、静岡なので、当地へ影響する花粉発生源ですので、可能性を感じます。今後、検討したいと思います。


2021年7月2日 花粉情報

本日も雨が降り続き、明け方から強くなり、気温は変わらず(午前7時:21.0℃)、湿度は高いまま (96〜98%)でした。雨は一日続き、気温も21.0〜23.0℃でした。

KH3000は本日も夜間0.0〜1.0個/m3・時の記録が続き、緊急事態宣言解除後山手通りの交通量は日中に大幅に増大するも数値は0.0〜1.0個/m3・時のまま、1日としては0.2個/m3・時(少ない)でした。

○最近のように天気の変化大きいと、過去に鼻過敏症と呼ばれたアレルギー性鼻炎や花粉症の方は、温湿度の刺激に敏感な為、症状が発現する、あるいは悪化することが少なくありません。しかも、アレルギー性鼻炎や花粉症の方の症状は、決め手となる症状があるかというとそうではなく、多彩な上に常時あるわけでもありません。また他のアレルギー疾患を併発することや鼻副鼻腔の疾患を合併することが多く、その場合はさらに多彩な症状を呈します。にもかかわらず、鼻の症状はそれぞれの疾患に共通する症状も多く、症状だけで確定診断を下すのは必ずしも容易ではありません。突然の発症や悪化が見られた場合、慌てずに原因を見極めてから治療してください。


2021年7月1日 花粉情報

昨日に続いて未明から、雨が降り続き、明け方から強く降り、気温はさほど下がらず(午前5時:21.0℃)、湿度は高く (96〜98%)蒸し蒸しした朝でした。雨は昼過ぎには止みましたが、その後気温は上がらず(午後3時:23.5℃)、夜には再び小雨が降り出しました。

KH3000は本日も夜間0.0〜1.0個/m3・時の記録が続き、緊急事態宣言解除後山手通りの交通量は日中に大幅に増大するも数値は0.0〜2.0個/m3・時のまま、1日としては0.5個/m3・時(少ない)でした。

○7月は夏本番です。夏の気候は鼻の粘膜には好コンディションでアレルギーによる鼻炎は一休み、気をつけるのはエアコンの不適切な使用によって起こる上気道炎やプールの水の汚れや消毒剤の濃度が高過ぎると起きる鼻炎です。さらに、「暑気あたり」などで体調を崩すと鼻の調子も悪くなります。これらは秋のアレルギーにも影響しますので気をつけましょう。