月: 2018年3月

2018年3月10日 花粉情報2

スギ206.5個/cm2、ヒノキ0.3個/cm2、その他3.1個/cm2でした。

1月1日からの累積飛散数は、スギ花粉2106.4個/cm2、ヒノキ花粉19.5個/cm2です。

午前10時にプレパラートの交換をして以後しばらく曇り空が続きましたが、午後1時過ぎから風向が北寄りから南寄りに変わり、晴れて気温が上昇しました。その結果、多摩地区は爆発的大飛散となり、都心でも多くの花粉が飛散しました(とうきょう花粉ネット)。

当地でも、午前10時以後の落下花粉数は、スギ182.7個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他1.9個/cm2でした。外出された方は、大変であったと思います。明日は、晴れて気温も上がると予想されていますので、さらに多くの花粉が飛散する可能性があります。不要不急の外出を避け、吸入防止に努めてください。


2018年3月10日 花粉情報1

昨日(9日)は、雨一時曇り、平均湿度85%、最小湿度56%で、平均風速3.6m/sの南〜南南東の風が吹き、最高気温は17.5℃でした。わずかな雨が止んだ時間に多くのスギ花粉が飛散しました。もし、晴れていたら大飛散になった可能性があります。

昨夜の雨は早朝(午前6時)には、止みました。その後、曇り空が続いていましたので、本日も午前 10時にプレパラートの交換をしました。昨夜午後11時から本日午前10時までの落下花粉数は、スギ23.8個/cm2、ヒノキ0.3個/cm2、その他1.個/cm2でした。昼過ぎから晴れましたので、飛散数が増えると思われました。


2018年3月9日 花粉情報2

スギ96.3個/cm2、ヒノキ0.3個/cm2、その他2.2個/cm2でした。

1月1日からの累積飛散数は、スギ花粉1899.9個/cm2、ヒノキ花粉19.2個/cm2です。

本日は昼以後「雨が降ることはなさそう」との予報でした。そこで、午前10時にプレパラートの交換をしました。ところが、雨は降り続き、午後に一時(午後4時〜7時)雨が止みました。観測してみると、スギ91.7個/cm2、ヒノキ0.3個/cm2、その他2.2個/cm2の花粉が観測されました。もし、一日晴れたら、極めて多くの花粉が飛散した可能性があります。10時以後のプレパラート上の花粉は、破裂した花粉は、僅かに11個/cm2しか観測されず、全体の3.6%に過ぎませんでした。花粉の発生源となる地域は晴れていた可能性があります。

今週末は晴れの予報です。スギ花粉の飛散がピークを迎える可能性が高いと考えられます。花粉症の方は不要の外出を避けてください。


2018年3月9日 花粉情報1

昨日(8日)は、雨、平均湿度92%、最小湿度74%で、平均風速2.9m/sの北西の風が吹き、最高気温は9.8℃でした。スギ花粉はそれでも7.1個/cm2観測されました。昨日からの雨は、当地では本日午前10時には止みました。

本日は、この後「雨が降ることはなさそう」との予報でした。また当地の天気は今後回復して1週間雨マークはついていませんので、スギ花粉は再び増加してピークに向かう可能性があります。

午前10時にプレパラートの交換をしました。昨夜午後11時から本日午前10時までの落下花粉は、スギ4.6個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.0個/cm2でした。つまり、15個/3.24cm2でした。実際は、このうち13個(87%)は破裂していました。今は3月ですので、破裂した花粉は全てスギと判断しました。思いの外多くの花粉が観測されました。午後は要注意です。


雨で破裂したスギ花粉


2018年3月8日 花粉情報

スギ7.1個/cm2、ヒノキ0.3個/cm2、その他0.3個/cm2でした。

1月1日からの累積飛散数は、スギ花粉1803.6個/cm2、ヒノキ花粉18.9個/cm2です。

昨日(7日)は、曇り、平均湿度56%、最小湿度45%で、平均風速2.8m/sの北東〜東の風が吹き、最高気温は8.3℃まで下がりました。スギ花粉は減少しましたが、それでも100個/cm2を超えました。

本日は、日付が変わるとほぼ同じ時刻から雨が降り出し、その後1日絶え間なく降り続きました。当地では2月23 日以来の大量の花粉飛散がなく、花粉を心配せずに外出できる日になりそうでした。ですが、観測してみるとスギ花粉7.1個/cm2、ヒノキ花粉0.3個/cm2と天候にも関わらず観測されました。飛散の最盛期にあるためだと思われます。

明日は雨が続くと予想されていますので、直ちに飛散することはありませんが、雨が止みますと再び大量飛散がありそうです。油断大敵です。


2018年3月7日 花粉情報

スギ101.5個/cm2、ヒノキ0.9個/cm2、その他1.5個/cm2でした。

1月1日からの累積飛散数は、スギ花粉1796.5個/cm2、ヒノキ花粉18.6個/cm2です。

昨日(6日)は、曇りのち晴れ、平均湿度66%、最小湿度45%で、平均風速3.5m/sの北〜北東の風が吹き、気温は12.5℃まで下がりました。しかし、再び極めて多くのスギ花粉が飛散しました。

本日も北寄りの風が吹き、深夜から寒くなりました。しかし、花粉の飛散は続いていて(とうきょう花粉ネット)、今日も極めて多くの飛散となりそうでした。1日重い曇り空が続き、気温は8.1℃までしか上がらず、スギ花粉は昨日の約1/4程度に止まりました。雨さえ降らなければ、スギ花粉が飛散する状況にあると言えますので、今後7〜10日は最大限の最大限の警戒が必要と考えられます。


2018年3月6日 花粉情報

スギ389.8個/cm2、ヒノキ0.6個/cm2、その他1.3個/cm2でした。

1月1日からの累積飛散数は、スギ花粉1695.0個/cm2、ヒノキ花粉17.7個/cm2です。

昨日(5日)は、晴れ午後から雨、平均湿度87%、最小湿度71%で、平均風速4.9m/sの南風が吹き、気温は19.9℃まで上がりました。一転、スギ花粉の飛散は、一時止みました。

本日は、午前3時過ぎには雨が上がり、当地では午前6時過ぎから再び花粉の飛散が始まったようです(とうきょう花粉ネット)。午前中は曇り空が続き、昼過ぎから日差しが出て気温が上がりました。それでも、気温は11.6℃止まり、昨日より寒い1日でした。夜はやや強い風が吹き、さらに寒くなりましたが、雨上がりには花粉が増えるのたとえ通り、スギ花粉の極めて多い飛散が認められました

患者さんの症状はかなり厳しくなっています。


2018年3月5日 花粉情報2

スギ27.8個/cm2、ヒノキ0.3個/cm2、その他0.3個/cm2でした。

1月1日からの累積飛散数は、スギ花粉1305.2個/cm2、ヒノキ花粉17.1個/cm2です。

昨日(4日)は、晴れ、平均湿度63%、最小湿度45%で、平均風速3.7m/sの南風が吹きました。スギ花粉が飛散するのによい気象条件となったため、多くの花粉が飛びました。昭和59年から観測史上最大飛散を記録したのは、2005年(平成17年)3月18 日で、1631.8個/cm2でした。この日の計測は、気が遠くなるような思いでした。

本日、午前11時にプレパラートを交換した直後に雨が降り始め、午後1時過ぎから本格的な雨となりました。午前11時以後の観測数は、スギ4.9個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.0個/cm2と予想通りの少ない飛散となりました。

初診の方には、今シーズンの花粉症の症状がひどく、これほどひどいのは初めてという方が少なくありませんでした。本日来院したスギ花粉症の多くの方々が、昨日は強い症状でしたが、本日は軽快している方が大変多く見られました。雨はしばらく続くと予報されていますので、お困りの方も改善すると考えられます。


2018年3月5日 花粉情報1

本日も深夜から花粉の飛散が続いている様子でした。天気予報では、「雨が降る」との予報でしたので、小雨が降り出した午前11時にプレパラートの交換を行いました。

その理由は雨が降ると

・本格的な雨(大体10mm以上)が降ると落下する花粉が0個/cm2となる

・風雨によってプレパラート上のワセリンが剥がされる

・スギ花粉が雨で破裂する

・雨で濡れたプレパラート上のワセリンは水の上に浮いていることが多く、染色液がスライドグラスとワセリンの間に入って、鏡検しにくい。

などの理由によります。

本日の当地の昨夜11時から午前11時の飛散数はスギ22.8個/cm2、ヒノキ0.3個/cm2、その他0.3個/cm2でした。予想以上に少ない飛散でした。


2018年3月4日 花粉情報

スギ446.6個/cm2、ヒノキ4.9個/cm2、その他5.9個/cm2でした。

1月1日からの累積飛散数は、スギ花粉1277.4個/cm2、ヒノキ花粉16.8個/cm2です。

昨日(3日)は、晴れ、平均湿度50%、最小湿度30%で、最高気温は16.2℃でした。昨日は予想を下回る飛散数でした。

本日は、深夜から都内全域で非常に多くの花粉が記録されました(とうきょう花粉ネット)。午後、南風が比較的強く吹き、関東全域で気温が上がり(21.2℃)、さらに花粉の飛散数が急増しました(はなこさん)。埼玉、群馬、静岡の飛散が増えましたので、当地も極めて多くの飛散となり、観測される花粉も多彩でした。そのため計測に大変時間がかかりました。

本日までの累積飛散数はすでに昨年の56.3%に達しました。今後、さらにピークに向かう可能性があります。吸入防止に努めて下さい。

本日は、スギ以外の花粉も観測されました。明日は、雨が降ると予想されています。本格的な雨ならば、スギ花粉の飛散が一時少なくなると予想されます。

 

群をなすスギ花粉

白樺花粉?

ハンノキ花粉


2018年3月3日 花粉情報

スギ87.7個/cm2、ヒノキ0.3個/cm2、その他0.9個/cm2でした。

1月1日からの累積飛散数は、スギ花粉830.8個/cm2、ヒノキ花粉11.9個/cm2です。

昨日(2日)は、平均湿度34%、最小湿度22%で、気温は14.4℃でした。晴れて再び乾燥した1日でした。

3月1日から、当院のスギ花粉症患者さんの受診数が急激に増えています。本日は3月最初の週末で、ひな祭りです。外出される方も多いと考えられ、スギ花粉の行方が気になるところでした。とうきょう花粉ネットによりますと、日中は比較的穏やかでしたが夕方から都内全域極めて多くの飛散が記録されていました。しかし、当地では、昨日の1/3で、昨日よりは少なくてすみました。その他の花粉は、久しぶりに白樺が観測されました。

 

白樺花粉


2018年3月2日 花粉情報

スギ270.1個/cm2、ヒノキ3.1個/cm2、その他3.1個/cm2でした。

昨日(1日)は、平均湿度63%、最小湿度21%で、気温は18.5℃でした。降水量48mm、日照時間7.7時間という極端な天気でもありました。そのため、午後に多くの花粉が飛散しました。

本日は晴れましたが、気温は13.8℃止まりでした。一日北西の風が吹き、スギ花粉はほぼ一日中コンスタントに飛散しました。そのために一日の総飛散数は昨日大きくこえました。しかし、時間単位の飛散数は昨日の方が多く、昨日からの大飛散で本日も新患患者さんが数多く来院しました。ただ、昨日の方が症状が強かったと訴えた方が大変多く見られました。

これから今シーズンのピークに向かうと考えられ、今週末は最大限の注意がいると思われます。

 

本日の鏡検時の花粉像

昨日より増して飛散数が増えていました。

 

測定年別の3月の飛散数


2018年3月1日 花粉情報2

スギ127.5個/cm2、ヒノキ5.2個/cm2、その他3.1個/cm2でした。

心配した通り、午後は大量の花粉が飛散しました。スギ125.0個/cm2、ヒノキ5.2個/cm2、その他2.8個/cm2でした。スギとヒノキを合わせますと132.7個/cm2にもなりました。とうきょう花粉ネットによりますと多摩が12時過ぎから、葛飾、杉並が午後2時過ぎから大飛散となりました。

本日は、テレビ局の取材(日本テレビ:情報カルチャー局 スッキリ)がありました。花粉が大量に飛散したことから、当院の初診患者さんの数は、昨日と比べ倍以上となりました。


2018年3月1日 花粉情報1

スギ0.0個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.0個/cm2でした。

昨日(28日)は、平均湿度64%、最小湿度31%で、気温は14.7℃でした。昨夜は午後11時にプレパラート交換時から雨が降り始め、日付が変わった深夜から北寄りの風が吹き、気温は比較的高買ったのですが、雨が降り続きました。

雨はかなり多く、スギ花粉は水を含むと破裂します。

 

破裂したスギ花粉

破裂する頻度は水のPHや浸透圧の影響を受けるようです。2月末から3月は90%以上がスギ花粉なので破裂した花粉がスギと判断できますが、複数の花粉が飛散する時期ですと判別が困難なこともあります。

そこで、本日も雨が上がった午前10時にプレパラートを交換しました。その時間までの飛散数は、スギ2.5個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.3個/cm2でした。一般に雨上がりには花粉が多く飛散すると言われます。当地では、雨が止んで平均1〜2時間ほどで飛散が再開します(風向、風速によります)。本日の午後は要注意です。