月別: 2018年2月

2018年2月28日 花粉情報2

スギ71.6個/cm2、ヒノキ0.9個/cm2、その他1.2個/cm2でした。

午前10時以後、天気が曇り空となりました。気温が14.5℃まで上がり、南東〜南南東の風が吹きましたので(3〜4m/s)、午後は大飛散となるかと思われましたが、スギ47.2個/cm2、ヒノキ0.3個/cm2、その他の花粉は0個/cm2で、27日とほぼ同じでした。とはいえ、症状の悪化を訴える患者さんが少なくありませんでした。

花粉症の皆さんは、花粉情報を活用して、不要不急の外出を避け、外出の際はマスクを忘れずに着用して下さい。今後ピークに向かいます。

 

測定年別の2月の飛散数


2018年2月28日 花粉情報1

昨日(27日)は、平均湿度63%、最小湿度42%で、気温は12.8℃、南南東〜東南東の風がやや強く吹きました。気温も上昇し、スギ花粉が非常に多く飛散しました。本日、夜間は北西の風で気温も低く花粉は少なかった様子です(とうきょう花粉ネット)。

本日、午前中にテレビ局の取材(TBSテレビ:報道局ニュース部 Nスタ)があり、午前10時頃に一度プレパラートを交換しました。その時間までの飛散数は、スギ24.4個/cm2、ヒノキ0.6個/cm2、その他1.2個/cm2でした。午後から南風が強くなると予報されていますので、非常に多くの飛散となると思われます。


2018年2月27日 花粉情報

スギ74.4個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他1.5個/cm2でした。

昨日(26日)は、平均湿度62%、最小湿度42%で、気温は10.9℃、北〜東寄りの風が吹きました。気温が上昇したにもかかわらずスギ花粉は週末より少ない飛散でした。飛散には風向きが影響します。

本日は、晴れて気温も上昇し最高12.0℃まで上がりました(とうきょう花粉ネット)。昼前から南寄りの風になり、やや強く吹きました。その結果、本日はスギ花粉が74.4個/cm2観測されました。患者さんも症状が強くなりだしました。プレパラート上には、スギ花粉が群れをなして観測される場面も見られました。


2018年2月26日 花粉情報

スギ35.5個/cm2、ヒノキ0.6個/cm2、その他2.2個/cm2でした。

昨日(25日)は、平均湿度57%、最小湿度39%で、気温は8.9℃、北寄りの風が吹きました。気温が低下したにもかかわらずやや多くのスギ花粉が飛散しました。本格的な飛散期に突入したことを意味します。

本日も曇り空が続き、比較的寒い1日でした。そのためスギ花粉の飛散数はやや少なくなりました。それでも35.5個/cm2観測されました。週末のスギ花粉の多くの飛散が影響して、本日はスギ花粉症の患者さんが絶えませんでした。


2018年2月25日 花粉情報

スギ45.7個/cm2、ヒノキ1.2個/cm2、その他0.6個/cm2でした。

昨日(24日)は、平均湿度55%、最小湿度29%で、気温は14.4℃、南寄りの風がやや強く吹きました。

気温の急上昇で昨日、当地は本格飛散となりました。当地では本格飛散が記録されると、その後平均2週間でそのシーズンのピークを迎えます。また、雨が降らない限り連日スギ花粉が観測される傾向にあります。花粉症の方は、外出の際には吸入防止対策が必要となります。

本日、日中は曇り空が続き、気温も最高気温7.9℃と下がりました。花粉の飛散は少ないと予想されたのですが、スギ花粉45.7個/cm2、ヒノキ花粉1.2個/cm2も観測されました。

週末でしたので、外出された方が多く、症状を出された方も少なくなかったと思われます。今後は飛散のピークに向かいますので、早めに対応して下さい。

 

スギ花粉(左)とヒノキ花粉(右)

スギ花粉

ヒノキ花粉


2018年2月24日 花粉情報

スギ55.2個/cm2、ヒノキ0.6個/cm2、その他0.9個/cm2でした。

昨日(23日)は、平均湿度90%、最小湿度65%で、気温は8.1℃、降水量は0.5mmでした。

久しぶりの雨の影響で、スギ花粉は観測されませんでした。本日は一転晴れて夜間と午前中は北風が吹き、大変寒かったのですが、昼から南風に変わりやや強く吹きました。そのため午後は急激に気温が上昇しました(14.3℃:とうきょう花粉ネット)。

「雨上がりは花粉が飛ぶ」のたとえ通り、本日は、スギ花粉が本格飛散(20個/cm2を超えた日)となりました。また、今シーズン初めてヒノキ花粉が観測されました。


2018年2月23日 花粉情報

スギ0.0個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.0個/cm2でした。

昨日(22日)は、平均湿度91%、最小湿度56%で、気温は5.7℃、降水量は2mmでした。本日は、ほぼ一日曇り空で気温が上がらず(最高気温7.9℃:とうきょう花粉ネット)、風も弱かったためスギ花粉は2月13日以来の観測なしを記録しました。

最近の数日間は目のかゆみを訴える方が少なくありません。花粉と乾燥が原因と考えられますので、両者の対策が必要です。


2018年2月22日 花粉情報

スギ2.5個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.0個/cm2でした。

昨日(21日)は、平均湿度52%、最小湿度30%で、気温は8.6℃でした。二日続けて二桁のスギ花粉が飛散しましたので、多くの患者さんが来院しました。ただし、症状は皆さん軽症でした。

本日は、久しぶりに雨が降り、一時雪になり、大変寒い1日でした。当地では10mmを超える降雨があると、花粉の飛散は一時止みます。本日、スギ花粉は2.5個/cm2でした。プレパラートが大変綺麗でした。

今月末あるいは来月初めには暖かくなるとの予報ですので、月末か月はなは本格飛散となりそうです。本格飛散となると当地では、ほぼ2週間後にピークがくる傾向にあります。


2018年2月21日 花粉情報

スギ12.8個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.0個/cm2でした。

昨日(20日)は、平均湿度53%、最小湿度25%で、気温は12.4℃でした。昨日は午後から南寄りの風がやや強く吹きスギ花粉が飛散しました。

今後は、長時間外出しますと吸入される花粉が増えます。また、鼻粘膜は乾燥冷気の影響を受けていますので、症状が出やすくなっています。外出は短時間に済ませ、マスクを忘れずに着用してください。

本日は午前中、北風が吹き気温が上がりませんでした。午後は南風が吹きました、気温は上がらなかった(8.0℃)のですが、花粉は昨日と同じ程度飛散しました。今後はコンスタントに飛散すると思われます。


2018年2月20日 花粉情報

スギ13.0個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.3個/cm2でした。

昨日(19日)は、平均湿度45%、最小湿度26%で、気温は10.7℃でした。寒くて乾いた日が続いています。飛散開始以後、気温の低い日々が続き、本格的な飛散にならずに済んでいます。

本日の天気予報では、この寒さはもうしばらく続き、天気も荒れた日が多いそうです。気温が上がるのは3月初旬になるようです。とうきょう花粉ネットによると千代田区では午後から南寄りの風が吹き(3.4m/s)ました。気温も12.4℃まで上がりました。そのため、都心を中心にスギ花粉の飛散が認められました。

当地では、スギ花粉が13個/cm2観測され、今シーズン始めて二桁観測されました。治療を含めて対策をしていない花粉症患者さんには、辛い季節が近づいています。


2018年2月19日 花粉情報

スギ1.8個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.0個/cm2でした。

昨日(18日)は、平均湿度33%、最小湿度19%まで湿度が下がり気温も9.8℃止まりの寒くて乾いた1日で、スギ花粉の飛散は2.5個/cm2でした。

本日は、午前中は曇り空でしたが午後から晴れました。正午すぎに10.1℃まで上がりましたが、寒い1日でした。午前中は北よりの風、午後は南寄りに変わりましたが、弱い風でスギ花粉は1.8個/cm2でした。

本格飛散はもうしばらく先と考えられます。軽い症状を訴える患者さんが若干名おられましたが、原因は花粉か乾燥冷気か悩むところです。


2018年2月18日 花粉情報

スギ2.5個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.3個/cm2でした。

昨日(17日)は、平均湿度54%、最小湿度32%と湿度は一昨日と変わらず、気温は12.3℃まで上がりましたので、スギ花粉の飛散は3.7個/cm2でした。

本日は晴れましたが気温が上がらずやや強い北寄りの風(5.2m/s)が吹きました。当地はこの時期北風の日にはスギ花粉の飛散は見られない傾向にあります。

本日、スギ花粉は2.5個/cm2でした。普段の週末、特に日曜日はプレパラートの汚れが少ないのですが、今週は土日続けて汚れが目立ちました。強い北風が要因と思われます。


2018年2月17日 花粉情報

スギ3.7個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他1.9個/cm2でした。

昨日(16日)は、平均湿度52%、最小湿度33%と湿度は一昨日と大きく変わらず、気温も10.0℃まで下がりましたので、スギ花粉の飛散は2.2個/cm2止まりでした。

本日、午前中は晴れていましたが、午後は曇り空が広がり一時小雨も降りました。気温は昨日よりも高かったのですが、北寄りの風がやや強く(7.1m/s)吹き、花粉は少なかったものの、大変汚れが目立ちました。


2018年2月16日 花粉情報

スギ2.2個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.6個/cm2でした。

一昨日(2月14日)は、平均湿度44%、最小湿度30%と湿度はやや上がり、気温も11.0℃まで上がりました。結果、都内全域でスギ花粉が1.0個/cm2を超えて飛散しました。昨日(15日)は、平均湿度51%、最小湿度34%と湿度はさらに上がり、気温も15.1℃まで上昇しました。結果、当地では9.9個/cm2のスギ花粉が観測されました。

都内の多くの地点で2月14〜15日に2日ともスギ花粉が1個/cm2以上飛散したようで、東京都は2月14日にスギ花粉が飛散開始したと発表しました。

本日は晴れましたが気温は昨日よりも低く、スギ花粉の飛散は2.2個/cm2でした。


2018年2月15日 花粉情報

スギ9.9個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.3個/cm2でした。

昨日(2月14日)は平均湿度44%、最小湿度30%と湿度はやや上昇しました。しかし、平均風速3.1m/sの南南西〜南西のやや強い風が吹き、最高気温11.0℃まで上がりました。そのため、2.5個/cm2ですがスギ花粉が飛散しました。

本日は昨日以上に気温が上がり(14.7℃)、風も南南西の風が強く(4.3m/s)吹いたため(とうきょう花粉ネット)、昨日よりも多くの花粉が飛散しました。

当地では、鏡検時にスギ花粉が群れをなしている場面もありました。

気温が高く、風が強い日が続くけば、本格飛散が近いと感じました。


2018年2月14日 花粉情報

スギ2.5個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.0個/cm2でした。

本日もよく晴れてやや気温も上がりましたので、乾燥が進むと思われます。昨日(2月13日)も、平均湿度38%、最小湿度18%と乾燥しました。砂漠の平均湿度は20%と聞きますので、最小湿度がかなり低い日が続いていることがわかります。しっかりと乾燥対策をして下さい。

環境省花粉情報サイトによりますと、現在飛散が開始しているのは、神奈川県と静岡県のみですので、10 日〜12日に当地で飛散したスギ花粉は主に西から飛来したものと推定されます。事実、この3日間、当地では南西の風が吹きました。南東の風が吹いた昨日はスギ花粉は0個/cm2でした。

本日はやや気温が上がり、午後から南西の風が吹きましたので、スギ花粉の飛散を認めました。本日は西日本で強い風が吹き、春一番となったそうです。当地に春一番が吹くと多くの花粉が飛散する可能性があります。今後、風が強い日の外出は要注意です。


2018年2月13日 花粉情報

スギ0.0個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.0個/cm2でした。一日の最高気温の積算値(1月1日〜2月12日まで)は400.4度でした。

本年の400℃到達日は、2月12日となりました。400℃到達日よりも飛散開始日が早い、例外的な年になりました。

昨日は平均湿度34%、最小湿度22%と乾燥しました。本日も乾燥が進むと思われます。

本日、花粉飛散は見られませんでした。しばらくは飛散が少ないので、過敏症状の原因の見極めは容易ではないと考えられます。ご注意ください。本日は最高気温が10℃以下、南寄りの風が吹きましたが大変弱く、花粉は飛散しなかったようです。


2018年2月12日 花粉情報

スギ2.5個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.0個/cm2でした。一日の最高気温の積算値(1月1日〜2月11日まで)は390.7度でした。

一日の最高気温が10℃以下の日も2月9日までで、一昨日の最高気温は11.9℃でした。昨日は14.9℃まで上がり、2018年は2月10日が飛散開始日となりました。積算値は今日明日にも400℃になりそうです。

平成になって、積算値400℃以下で飛散が開始したのは、本年を入れて5年だけ(1993年、2006年、2009年、2014年、2018年)でした。

飛散開始日までの積算温度(400℃以下の年)と飛散数

飛散数と積算温度の関係は明確ではありませんが、この5年で考えると、400℃以下で飛散が開始した年はスギ花粉は少なく、ヒノキ花粉はやや多く飛散する傾向が感じられます。

2014年と2009年の違いは、2014年2月は1〜4日は暖かかったものの、その後は非常に寒く2度も大雪が降り、5〜23日はスギ花粉の飛散がないと言う特異な年でした。一方、2009年は2〜3月共に暖かく雨が多かったものの雪は降らないと言う年でした。

本日は薄曇りが続き昨日より寒い1日でした。それでもスギ花粉が2.5個/cm2観測されました。今後、平年並みの気候ならば、1週間ほどで本格飛散(20個/cm2以上)となりますが、寒さが厳しいと2014年のように暫く飛散しない日が続く可能性もあります。


2018年2月11日 花粉情報

スギ花粉の飛散開始日を確認しました。スギ3.1個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.6個/cm2でした。一日の最高気温の積算値(1月1日〜2月10日まで)は375.8度でした。

昨日の時点での予想される飛散開始日は、2月19〜27日でしたが、一日の最高気温が10℃以下の日も昨日まで17日間で終止符が打たれ、昨日の最高気温は11.9℃でした。南南西のやや強い風(最大6.4m/s、瞬間最大11.1m/s)が吹きましたので、昨日もスギ花粉が1.5個/cm2観測されました。

昨日、予報されていた雨も小降りで夜間のうちに上がり、本日は朝から良く晴れました。雨上がりは花粉が飛散すると言われますので、本日は23時〜10時つまり夜間の飛散の有無を確認しました。深夜1時から風向きが北北西に変わりましたので、この時間帯には花粉の飛散は認められませんでした。

その後、10時から17時には、東風〜西風に変わり気温も急上昇して、スギ花粉2.5個/cm2観測されました。つまり、昨日2月10日が当地のスギ花粉飛散開始日となりました。日本海側の記録的な雪の報道の中、東京周辺は10〜11日の2日間だけ暖かくなりました。この天気があらかじめ予測されていたとすれば気象協会、花粉情報協会の予測が見事的中したことになります。お見事と言うしかありません。

17時以後は再び北寄りの風に変わり気温も下がりましたので、その後はスギ0.6個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.3個/cm2でした。

昨日のとうきょう花粉ネットの記録を見るとあきる野、八王子、立川、多摩、小平は花粉が飛散した様子がなく、青梅、奥多摩では午後3時頃から花粉の飛散が記録されていました。最高気温も都心より青梅、八王子の方が高かったので、青梅、八王子あたりが発生源の可能性があります。

また、本日は西〜南風なので、都内よりも伊豆(伊東では12時〜14時に多くの飛散が確認されています)や神奈川から飛来した可能性も否定できません。

明日から再び寒波が襲来して寒くなるそうです。花粉の飛散がどのようになるか、予測が大変難しいと言えます。

 

本日の鏡検像です。プレパラートがとても綺麗です。車が少なく、大気の汚れがないためです。

2月11日の飛散状況ととうきょう花粉ネット(千代田区)の気象データ

時間毎の記録を分析すると午後4時から7時に飛散したと考えられます。本日は休日なので、花粉症の症状の有無は、何時外出したかが問題となります。


2018年2月10日 花粉情報

スギ1.5個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.6個/cm2でした。一日の最高気温の積算値(1月1日〜2月9日まで)は363.9度でした。

現時点での予想される飛散開始日は、2月19〜27日となります。

本日午前中は晴れていましたが、午後次第に曇り空となり、夕方から小雨が降り出しました、風も強くなりだしましたので、午後5時にプレパラートを交換しました。理由は、スギ花粉は水に触れると破裂します。また、花粉やワセリンが雨水で流れてしまうこともありますので、このような可能性がある時には天気が変わるタイミングに交換します。

23時〜18時はスギ1.5個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.6個/cm2でした。18時〜23時はスギ0.0個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.0個/cm2でした。

明日、1個/cm2以上のスギ花粉が観測されると飛散開始日は本日(10日)となります。雨は朝には止むとの予報です。止むと明日1個/cm2以上飛散する可能性があります。

飛散開始日すなわち症状が出る日ではありません。飛散開始日から7〜10日後に本格飛散(20個/cm2以上)となりますが、本格飛散となると治療していない方の多くが何らかの症状を訴えます。治療薬を服用中の方、免疫療法を導入中の方の多くはこの飛散では症状の出る方はほとんどいません。

飛散開始日と本格飛散開始

スギ飛散開始日:1個/日以上の花粉を2日以上観測した、その初日
スギ花粉本格飛散開始日:20個/日を超えた日


2018年2月9日 花粉情報

スギ0.3個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.0個/cm2でした。一日の最高気温の積算値(1月1日〜2月8日まで)は354.4度でした。

現時点での予想される飛散開始日は、2月18〜26日となります。

本日はやや気温が上がり、0.3個/cm2ですがスギ花粉が観測されました。明日から気温が上がるとの予報ですが、雨が降るとも報じられています。10mm以上の雨が降ると花粉は飛散しません。

一日の最高気温が10℃以下の日が、昨日まで16日続いています。

過去10年間に元旦からスギ花粉の飛散開始までに、最高気温10℃以下の日が10日以上続いたのは、2008年、2012、2014年の3年でした。飛散開始日は2月20日、2月26日、2月3日と記録されています。その3年の詳細を見ますと、2008年と2012年は開始後連続して花粉が観測されていましたが、26年は2月4日から23日まで花粉は全く観測されておらず、実質の飛散開始は2月24日と考えられました。

一日の最高気温が10℃以下の日が10日以上続くと、飛散開始が遅くなる傾向が見られると言えます。


2018年2月8日 花粉情報

スギ0.0個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.0個/cm2でした。一日の最高気温の積算値(1月1日〜2月7日まで)は345.2度でした。

現時点での予想される飛散開始日は、2月17〜25日となります。

一日の最高気温が10℃以下の日が昨日まで15日続いています。 本日は良く晴れましたが、大変冷たい風が吹き、気温が上がりませんでした。晴れが続き大気が乾燥しており、最小湿度はついに14%となり(5日は31%、6日は17%、7日は14%)、平均湿度34%になりました。

今週末は雨の予報ですので、それまで乾燥対策が必要です。


2018年2月7日 花粉情報

スギ0.0個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.0個/cm2でした。一日の最高気温の積算値(1月1日〜2月6日まで)は336.1度でした。

現時点での予想される飛散開始日は、2月17〜27日となります。

寒波の影響で予想が大変難しくなっていますので、幅を持たせた予測になっています。一日の最高気温が10℃以下の日が昨日まで14日続いています。日々乾燥していて、声がれを伴なう乾燥による上気道の疾患が増えています。


2018年2月6日 花粉情報

スギ0.0個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.0個/cm2でした。一日の最高気温の積算値(1月1日〜2月5日まで)は327.9度でした。

現時点での予想される飛散開始日は、2月21日(前後4日)となります。

一日の最高気温が10℃以下の日が昨日まで13日続いています。日々乾燥していて、声枯れなど乾燥による上気道の疾患が増えています。インフルエンザの流行も本年は記録的な人数のようです。マスクや部屋の加湿、手洗いなどでしっかり予防して下さい。過去、インフルエンザが流行した年の春は花粉症の症状が重かった傾向にあるようです。


2018年2月5日 花粉情報

スギ0.3個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.0個/cm2でした。一日の最高気温の積算値(1月1日〜2月4日まで)は319.8度でした。

現時点での予想される飛散開始日は、2月21日(前後4日)となります。これは、過去のデータからの推測で、あくまで目安です。400℃を超えて急に気温が上昇すれば、飛散が始まります。

また、1989年(平成元年)〜2016年のデータでは、当地の飛散開始は積算値が400℃を超えた日から4〜5日後が平均の飛散開始日です。これを当てはめますと、2月21日よりも4日程早く飛散が開始される予想となります。

当院の花粉情報は、都内(品川区)の状況をお伝えしています。東京都全体あるいは全国の飛散状況に関しては、とうきょう花粉ネットや環境省花粉観測システム(はなこさん)などを参考にして下さい。


2018年2月4日 花粉情報

スギ0.3個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他1.5個/cm2でした。一日の最高気温の積算値(1月1日〜2月3日まで)は310.0度でした。

現時点での予想される飛散開始日は、2月21日(前後4日)となります。これは、あくまで目安です。400℃を超えて急に気温が上昇すれば、スギ花粉の飛散開始が早くなることもあり、400℃以下で飛散開始したことも4年あります。

本日は、少し暖かさが戻りました。スギ花粉が0.3個/cm2、その他の花粉が1.5個/cm2観測されました(ハンノキ、白樺でした)。予報では、明日から再び寒波が襲来し、週末くらいまで寒さが続くようです。直ちに飛散開始とはならないと思います。

都心は雨が降ることもなさそうですので、大気の乾きが心配されます。乾燥が進むとインフルエンザを始め、気道粘膜の障害が起こります。この障害は、花粉症症状の悪化に深く関与します。ご注意ください。


2018年2月3日 花粉情報

スギ0.0個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.0個/cm2でした。一日の最高気温の積算値(1月1日〜2月2日まで)は302.2度でした。

現時点での予想される飛散開始日は、2月21日(前後4日)となります。これは、あくまで目安で、400℃を超えて急に気温が上昇すれば、花粉の飛散が始まります。

本日は、なんとか雨にならずに済みました。花粉は観測されませんでしたが、気温も昨日よりも上がったようです。

昨年の2月2日までの最高気温の積算値は354.3度で、今年とは52.1℃も差があります。想定外の寒さとなりましたので、飛散開始の予想も変わってきます。


2018年2月2日 花粉情報

スギ0.0個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.0個/cm2でした。一日の最高気温の積算値(1月1日〜2月1日まで)は298.4度でした。

現時点での予想される飛散開始日は、2月20日(前後4日)となります。これは、あくまで目安です。急に気温が上昇すれば、飛散が始まります。

本日は花粉は観測されませんでしたが、今シーズン一番綺麗なプレパラートでした。

寒い日が続き1月の平均気温は、1986年以来の低温でした。


2018年2月1日 花粉情報

スギ0.0個/cm2、ヒノキ0.0個/cm2、その他0.3個/cm2でした。一日の最高気温の積算値(1月1日〜1月31日まで)は292.1度でした。

現時点での予想される飛散開始日は、2月20日(前後4日)となります。

本日は朝から重い曇り空が続き、昼過ぎから雨となり、予報通り夜には雪になりました。それでも、その他の花粉(ハンノキ)が0.3個/cm2観測されました。

1月1日からの最高気温の積算値は、値が大きいと飛散開始が早く,小さいと飛散開始が遅い傾向がみられます。当地では、2月になり400℃を超えたあたりで飛散開始が例年始まります。

 

過去の1月の一日の最高気温の積算値とスギ花粉飛散開始日

当地のスギ花粉の飛散開始は2月からで、平成になってからは2月を外れたことはありません。飛散開始日の規定は、「1cm2あたり1個以上のスギ花粉を2日連続して観測した場合の最初の日」となっています。

測定年別の2月の飛散数は下の表の通りです。