2022年10月30日-3 花粉情報
昨日に続いて未明から晴れて、明け方は北風が吹き、12.0℃とやや寒く、日中は気温が上昇しました(午後1時:18.5℃)が、湿度が低く(午後2〜3時:42%)なりました。明日も乾燥に注意が必要のようです。
昨日に続いて未明から晴れて、明け方は北風が吹き、12.0℃とやや寒く、日中は気温が上昇しました(午後1時:18.5℃)が、湿度が低く(午後2〜3時:42%)なりました。明日も乾燥に注意が必要のようです。
飛散総数(cm2/週)
令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | |
8月1週 |
1.5 |
0.9 |
1.5 |
2 |
0.3 |
0.6 |
1.8 |
3 |
2.8 |
1.2 |
1.8 |
4 |
0.9 |
2.8 |
1.2 |
9月1週 |
0.9 |
11.7 |
2.1 |
2 |
3.1 |
19.1 |
14.5 |
3 |
6.5 |
26.1 |
21.6 |
4 |
17.6 |
27.1 |
21.0 |
10月1週 |
20.4 |
19.4 |
40.1 |
2 |
11.7 |
18.7 |
9.0 |
3 |
3.4 |
3.4 |
6.8 |
4 |
2.2 |
5.4 |
4.3 |
5 |
1.2 |
3.0 |
6.2 |
合計 |
72.5 |
139.7 |
132.1 |
週毎の飛散総数は昨年とほぼ同じでした。当地では、秋の飛散花粉は春と比較すると大変少数でした。
昨年のこの1週間に観測された花粉は、「スギ花粉が1.2個/cm2/週、ヒノキ花粉は0.0個/cm2/週でした。イネ科0.0個/cm2/週、ブタクサ属0.6個/cm2/週、ヨモギ属0.0個/cm2/週、カナムグラ0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は0.9個/cm2/週でしたので、総計も3.0個/cm2/週で前週より減りました。ブタクサ属にはオオブタクサ、セイタカアワダチソウを含みます。」
種別 | 観測期間 | |
10/24〜10/30 | 昨年(10/25〜10/31) | |
スギ |
0.6 |
1.2 |
ヒノキ |
0.0 |
0.0 |
イネ科(カモガヤ他) |
0.9 |
0.0 |
ブタクサ属 |
0.9 |
0.6 |
ヨモギ属 |
0.0 |
0.0 |
カナムグラ |
0.0 |
0.0 |
マツ |
0.0 |
0.3 |
その他 |
3.7 |
0.9 |
合計 |
6.2 |
3.0 |
今週(10/24〜10/30)観測された花粉は、スギ花粉0.6個/cm2/週、ヒノキ花粉0.0個/cm2/週、イネ科0.6個/cm2/週、ブタクサ属0.9個/cm2/週、ヨモギ属0.0個/cm2/週、カナムグラ0.0個/cm2/週、マツ0.3個/cm2/週でした。その他の花粉は3.7個/cm2/週でした。総計は6.2個/cm2/週でした。週の後半良く晴れたので、ブタクサ属、イネ科などが観測され、総数も昨年の倍でした。
未明から晴れが続き、気温はやや低い(午前4時:12.5℃)朝でした。しかし、日中は良く晴れて気温が上がり、午前10時には気温が19.0℃まで上がりました。その後も晴れが続き、午後1〜2時には21.5℃まで気温が上がりました。
10月最後の週末です。冬の乾燥対策はできていますか?11〜12月は花粉の飛散はほとんど見られません。気温、湿度がダニの繁殖に適さず、ダニも繁殖しません。ですが、鼻の病気は少なくありません。多くは低温と乾きが関与しています。例えば、最近3日間の都心の最低気温は9.5℃、8.5℃、9.9℃最小湿度は33、44、55%でした。今後さらに寒くかつ乾燥すると思います。低温や乾燥に強い微生物がいます。気温が下がるとそれだけで空気は乾燥します。乾燥そのものが鼻粘膜には大敵です。
昨夜は曇っていましたが、未明から晴れが続き、気温は低く(午前1〜7時:11.5℃)、本日も日差しはあっても寒い朝でした。しかし、日中は晴れて気温が上がり、午後2時には気温が18.5℃まで上がりました。その後は晴れが続きました。
10月も残す所3日、秋の花粉シーズンはほぼ終わりました。今年もここまで、新型コロナと異常な気象に翻弄され続けてきました。それでも、スギ、ヒノキ花粉は来春も飛散します。しかも、来春の関東地方はスギ、ヒノキ花粉の飛散が多いと予測されています。来春、「インフルエンザ、新型コロナ、スギ・ヒノキ花粉症が時期を同じくして発症したら」と考えると、私ども耳鼻科医は恐らく対応に苦慮すると思います。それだけに、もちろんコロナもですが、インフルエンザと花粉症については、事前に充分な対策を施しておきたいと考えます。花粉症の皆様におかれましては、どれだけ対策しても十分ということはありません。免疫は一夜にして獲得することは出来ませんので、可能な限り早めに行動を起こして頂きます様、心からお願い致します。
未明から晴れが続き、気温は低く(午前5〜6時:9.5℃)、日差しはあっても寒い朝でした。晴れたのは昼までで、昼から夕方まで曇り、気温も12〜13時の17.0℃が最高でしたが、夜には再び晴れました。
次第に気温が下がり、本日のように晴れますと、急に湿度が下がります。昨日は最小湿度33%を記録しました。本日も晴れが続き、昨日以上に乾燥する可能性があります。鼻の乾きを訴える患者様もちらほら見られます。24時間に鼻腔から分泌される鼻汁の量は約1Lですが、そのうちの700ml が吸気時の加湿に使われています。寒暖差、大気の乾燥は鼻の機能を低下させ、咽喉頭の違和感の原因にもなり、最近多くの患者様が来院します。ご注意下さい。
未明から小雨が続き、明け方から晴れましたが、気温は低く(午前7時:5℃)、日差しの出た8時以後は晴れて、以後から徐々に気温が上がり、午後2時には19.0℃まで上がりました。
9月、10月は毎年降雨量が大幅に多くなります。気象庁の過去のデータを見ますと、一昨年は、9月117.0mm、10月は205mmでした。昨年は、9月124.5mm、10月は113.0mmでした。今年も9月は310.0mm、10月は昨日まですでに115.0mmです。秋雨(秋の長雨)ですね。一方、次第に気温が下がり、本日のように晴れますと、急に温湿度が上下します。寒暖差と乾燥は鼻の機能を大きく低下させます。この時期は乾きを訴える患者様が少なからず見られます。寒暖差や乾燥に備えて下さい。
未明から小雨が続き、明け方一時曇りました。午前中は小雨が降ったり止んだりの天気が続き、2日続けて寒い一日になる気配でした。小雨は夕方に止み、以後曇りでしたが、気温はそのまま14.0℃か、それ以下でした。
早いもので10月も残すところあと6日です。昨年と比較して日々の温度差が大きいように思います。当地の秋から冬は晴れると極端に大気が乾燥します。当然室内も乾燥します。この時期からの、乾燥冷気は鼻粘膜には大敵です。乾燥に晒され続けますと、粘膜が機能を失うだけでなく、表面の繊毛を失い、ついには粘膜そのものも失います。そうなるとすぐには回復しないだけでなく鼻に飛び込む異物の排除もできなくなります。そのまま、春を迎えますと、花粉は粘膜に侵入しやすくなり、花粉症の症状は倍加しますし、簡単には治りにくくなります。これからの冬は乾燥冷気対策をしっかりして下さい。勿論、コロナや、インフルエンザ対策も同様に重要です
未明から昨夜の小雨が続き、明け方一時曇りました。午前中は小雨が降ったり止んだりの天気が続き、昼過ぎから思い曇りが続き、気温が上がらず、雨は降りませんでしたが、むしろ日中の方が冷えました。
スギ花粉症対策を素早く実施するためには、花粉の飛散状況をリアルタイムで伝える必要があると考えて、観測の単位を他施設の観測者が設定した午前9時から翌日の午前9時までの24時間ではなく、0時から24時の24時間として、前日の飛散数の通知が翌日午前中に届き、診療に間に合うように設定しました。昭和62年(1987)から郵送(速達)で、平成2年(1990)からFAXを利用して情報を伝え、平成9年(1997)2月からHP(慈恵医大耳鼻科花粉症のページ)を開設して、リアルタイムに情報が伝わるようになりました。その上で、花粉症の方に、免疫療法をベースとして花粉が飛散していない季節から症状の有無と症状がある時にはその程度を記録していただき、飛散開始前から薬を服用した群とそうでない群に分け、両群の比較をしました(実はこの当時、症状のない病気に予防的に薬を投与することは、日本の健康保険では、認められていませんでした)。用いた3剤はどの薬剤も免疫療法+季節前から薬剤投与の群の方が明らかにシーズンを通じて軽症でした。また、服用量も少なくて済み、これに冬場の対策(インフルエンザ・上気道炎や乾燥対策)を加えるとさらに効果があることも確認しました。このように、様々な検討、対策が加えられ、包括的かつ計画的治療として初期療法が成り立っています。
未明から晴れ、明け方一時曇りましたが、朝には再び快晴、昼過ぎに23.0℃を記録するなど、夜遅くになって曇りましたが日中は良く晴れました。
昨年のこの1週間に観測された花粉は、「スギ花粉が1.5個/cm2/週観測され、ヒノキ花粉は0.0個/cm2/ 週でした。イネ科0.9個/cm2/週、ブタクサ属0.3個/cm2/週と飛散が減少、ヨモギ属0.6個/cm2/週、カナムグラ0.9個/cm2/週も少なくなりました。その他の花粉は0.9個/cm2/週でしたので、総計も5.4個/cm2/週で前週よりやや減りました。ブタクサ属にはオオブタクサ、セイタカアワダチソウを含みます。」
種別 | 観測期間 | |
10/17〜10/23 | 昨年(10/18〜10/24) | |
スギ |
1.5 |
1.5 |
ヒノキ |
0.0 |
0.0 |
イネ科(カモガヤ他) |
0.0 |
0.9 |
ブタクサ属 |
0.6 |
0.3 |
ヨモギ属 |
0.0 |
0.6 |
カナムグラ |
0.0 |
0.9 |
マツ |
0.0 |
0.0 |
その他 |
2.2 |
0.9 |
合計 |
4.3 |
5.4 |
今週(10/17〜10/23)観測された花粉は、スギ花粉1.5個/cm2/週、ヒノキ花粉0.0個/cm2/週、イネ科0.0個/cm2/週、ブタクサ属0.6個/cm2/週、ヨモギ属0.0個/cm2/週、カナムグラ0.0個/cm2/週、マツ0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は2.2個/cm2/週でした。総計は4.3個/cm2/週でした。週の後半良く晴れたので、スギ花粉が観測されました。ブタクサ属では、セイタカアワダチソウが0.3個/cm2/週でした。
10月も残す所1週間、秋の花粉シーズンはほぼ終わりました。今年はここまで、新型コロナと異常な気象に翻弄され続けてきました。来春、「インフルエンザ、新型コロナ、スギ・ヒノキ花粉症が時期を同じくして発症したら」と考えると、私ども耳鼻科医は対応に苦慮すると思います。それだけに、インフルエンザと花粉症については、十二分に事前の対策を施しておきたいと考えます。花粉症の皆様におかれましては、どれだけ対策しても十分ということはありません。可能な限り早めに行動を起こして頂きます様、心からお願い致します。
未明から重い曇り空が続いています。夜間は北風でしたが穏やかな風で、気温の低下はなく(16.0℃前後)、日中は風向きが南寄りの風に変わり、気温が上がりました(午後1〜3時:20.5℃)が、晴れることはなく、一日曇りでした。
初期療法において行わなければならない事項、知っておかなければならない事項を14日から提示しています。
初期療法に適した薬剤とは:
初期療法は、これまで述べてきましたように、花粉が飛散開始する何ヶ月、何週間も前から単に投薬を行う治療ではありません。 むしろ投薬する薬剤の投与開始から最大効果が得られるまでの日数だけ余裕を持って投与されれば良く、本来の目的は投薬及び免疫療法の治療効果を最大に得るための方法と考えて下さい。従って、免疫療法を含めた初期療法に適切と考えられる薬剤の条件を私どもは次の様に考えています。
花粉症患者の皆様、医療関係者の皆様、双方にご賛同が得られれば幸いです。
昨日から快晴が続いています。夜間は北風が吹き、気温は低下(12.5℃前後)、しかし日中は風向きが変わり、気温が上がり(午後1〜2時:22.5℃)、以後も晴れましたが、やや強い南風が吹き気温が高いまま夜になりました。
初期療法において行わなければならない事項、知っておかなければならない事項を14日から提示しています。
予防的投与
スギ花粉の飛散前に済ませておくべき準備が整いましたら、適切な時期に予防的効果が望める薬剤の服用を開始します。適当な時期とは、スギ花粉の飛散開始の予測(当地では、東京都花粉症対策委員会、日本気象協会などの予測)に従います。投与開始は早ければ良いわけではありません。早すぎても効果は変わらず、長期投与となり、副作用の頻度が高まる可能性もあります。また、用いる薬の効果が最大限に発揮できるまでの期間は薬によって異なります。早いものは1〜2日、遅いものは1週間程かかります。投与する薬剤の効果が最大限に発揮される日数分余裕を持って投与できれば、それが理想です。投与する薬剤の種類、量の選択は予測される飛散数により異なります。シーズン中、十分効果が得られない時は、飛散数と作用機序を考慮して作用機序あるいは投与経路の異なる薬剤を追加、併用することを試みます。
未明から晴れて、気温は低下(11.0〜12.0℃前後)、日中は気温が上がり(午後1〜3時:19.5℃)、朝晩は気温が下がりましたが一日晴でした。
初期療法において行わなければならない事項、知っておかなければならない事項を14日から提示しています。
感染症(上気道炎、インフルエンザ等)の予防と治療
冬季の対策でも申し上げましたが、過去にスギ・ヒノキ花粉症の皆様の協力を得て、インフルエンザや上気道炎と花粉症の関係を検討しました。その結果、インフルエンザや上気道炎は花粉症に大きな影響を与えていました。そこでマスク、温湿度調節、ソーシャルディスタンスなどの指導を通じて対策を実施した所、その効果が確認できました。結果は、冬の乾燥冷気と上気道炎、インフルエンザに対する対策を適切に行うとスギ・ヒノキ花粉症の症状が総じて軽く済むことを突き止めました。これらの対策に免疫療法を加える(初期療法)と70%以上の方がシーズンを通じて軽症で済み、半数以上の方が、薬を用いずにシーズンを過ごすことができることも確認しました。来シーズンに向けて是非実行して下さい。新型コロナ対策も勿論並行して行って下さい。
未明から朝まで小雨が続き、再び気温は低下(13.0℃前後)、雨は朝には止み、本日は日中は晴れて気温が上がり(午後1〜3時:17.5℃)、その後も腫れが続きましたが、気温はその時以上には上昇しませんでした。
初期療法において行わなければならない事項、知っておかなければならない事項を14日から提示しています。
冬の過ごし方(冬の乾燥した冷気からの鼻粘膜の保護)
数ある花粉の中で、何故スギとヒノキが花粉症の代表的な原因なのか?こんな疑問を皆さんは考えたことはありませんか?「スギ、ヒノキが日本に多い」のは勿論ですが、日本では他にも様々な数多くの花粉が飛散します。日本でもこれまでに数十種類の花粉症が報告されています。それらの中でも、スギ・ヒノキ花粉症は症状が重く、多くの方が罹患しています。その理由を私共は、「冬の乾燥冷気とインフルエンザを始めとする上気道炎の影響もある」と考えました。上気道炎の影響で鼻粘膜が障害されるのは、良く知られた事実ですが、私共は動物実験によって乾燥冷気が鼻粘膜を損傷し、かつ機能低下をもたらすことを確認しました。つまり、この粘膜の障害が回復しないまま、スギの花粉(抗原)に触れると花粉(抗原)が気道に侵入するのを防ぐ機能(除塵機能)が低下します。つまり抗原となる花粉の蛋白が粘膜下に侵入しやすくなり、花粉症の悪化が起こります。私どもはこのことも確認いたしました。そこで、スギ花粉症患者の皆さんに協力を依頼して、花粉飛散前の冬にマスクの装着、適切な居間・寝室の温湿度調節の実施をしていただき、その効果を確かめました。効果は大変良好で薬の効果を高め、服薬量が減ることも確認できました。ぜひ、冬はマスク、冷暖房を適切に使用して、乾燥冷気から鼻粘膜を守って下さい。
未明から小雨が続き、再び気温は低下(17.0℃前後)、雨は朝には止みましたが気温は日中も変化なく、曇り一時晴れましたが、気温は午後2時から5時の18.0℃が最高でした。
初期療法において行わなければならない事項、知っておかなければならない事項を14日から提示しています。
生活のリズム
花粉症対策の場合は時間に合わせたリズムではありません。体調に応じたリズムを心がけることを目指して下さい。アレルギーの方は寒暖差、疲労、睡眠不足などによって症状が悪化する可能性があります。朝は、自律神経の関係で、目覚めに急な行動を起こすと、症状の悪化(特に鼻閉)が起こりますので、時間に余裕を残して起床、行動してください。冷暖房は室内の温湿度に応じてこまめに調節してください。乾燥しすぎると粘膜が壊れて、機能が低下します。睡眠は時間よりも質を大事にしてください。熟睡することが大事です。食事も栄養のバランスを考えた献立で、適量にしてください。外出のタイミングも体調を考えて行動して下さい。疲れている時は、体を休ませて下さい。
さて、アレルギー性鼻炎(花粉症)の3大症状は、しばしば「クシャミ、鼻水、鼻づまり」と言われます。ならば、この3症状が揃った方は、直ちにアレルギー性鼻炎(花粉症)と診断して良いでしょうか。実はそれは違います。例えば、上気道炎の初期症状も同じ症状が出ます。また、鼻内形態異常(鼻中隔湾曲など)でも、同様の症状が出現することがあります。したがって、患者さんの訴えから即断は禁物です。しっかりとした視診、問診に加えて、臨床検査で確定診断をしましょう。
昨日は晴れましたが、本日は未明から曇り時々小雨、しかし気温はやや高く(20.5℃前後)、日中も変化なく、夕方いっとき曇りましたが小雨が続き、結局気温は変わりませんでした。
初期療法において行わなければならない事項、知っておかなければならない事項を14日から提示しています。
花粉症の診断
花粉症の診断は容易と思っている方が少なくありません。本当に容易かというと「実はそうでもない」というのがこの疾患の診療に50年携わってきた私の本音です。その意味は、「花粉症か否か」は簡単に判断できますが、「根本的に治癒を目指す治療を行う」ために「個々の患者様の病態を解明する必要があり、この解明のことを診断と呼ぶ」ならば、安易な判断はできません。花粉症は花粉が原因のアレルギー疾患ですが、原因が単独とは限らず、複数(重複抗原)の場合が大半です。原因となる花粉(抗原)を見出し、真にそれが原因抗原であると突き止めるには、いくつかのチェック(検査)が必要です。さらに患者の皆さんがお困りになっている症状の原因は、花粉症単独とは限りません。数々の併発、合併症を考える必要があります。それらを突き止めるだけでも、丁寧な問診、鼻内の視診に加えて複数の検査を組み合わせて慎重に判断する必要があります。
昨日からの腫れが続き、気温はやや高く(18.0℃前後)い未明から朝でした。その後も晴れて、午前垢は北寄りでしたが午後は東寄りの風が吹き、昼過ぎには24.5℃を記録、暖かな1日になりました。
発熱や咳などの風邪症状で受診される場合は、ご来院いただく前にお電話(03-3491-2822)でお問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。
当院では、東京都内(品川区 五反田)で顕微鏡下で計測した花粉飛散数、および花粉情報など試験的に提供しています。1984年から観測は開始しており、例年2月〜4月のスギ・ヒノキ花粉数を計測しています。
2024年10月9日 インフルエンザワクチンの接種開始しました。ご希望の方は、お電話でのお問い合わせ、あるいは診察時にご相談下さい。
2021年10月29日 予約制を導入しました。ご予約は、窓口または電話03-3491-2822(月〜金曜日の午後2 時から午後7 時)でお願いします。
ご予約を優先とさせていただき、より待ち時間の無い診療を心掛けて感染対策をして参りますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。病状に応じて、前後する場合があります。
2024年3月25日 日本経済新聞社に、花粉観測に関して情報提供をさせていただきました。
2024年6月1日 保険医療機関のおける掲示
2020年4月29日 「オンライン診療ついて」まとめました。LINEによる診療を当院再診患者様に対して開始しました。
2018.1.18 東京都花粉症患者実態調査について