月別: 2022年9月

2022年9月30日-2 花粉情報

昨夜の雨は未明に止み、明け方には晴れ、、北寄りの弱い風が吹き(1〜2m/s)、21.0℃まで気温が下がりました。その後は上昇して昼過ぎに27.5℃を記録しました。本日は、そのまま晴れでした。


2022年9月30日-1 花粉情報

明日から10月、暦の上では衣替えの時期です。最近は一斉に行う習慣がなくなりましたので、以前ほど衣替えの現場を見聞きすることはありませんが、個々に衣替えをされる家庭は少なくないと思います。ご自身でされる場合は、ぜひマスクを装着して下さい。周囲の方が衣替えを行なっている時、上気道炎やインフルエンザに罹患している時は十分な距離をとって下さい。


2022年9月29日-2 花粉情報

未明から曇りが昼前まで続き、北寄りの弱い風が吹き(01m/s)、明け方には21.0℃まで気温が下がりました。昼過ぎに一時晴れ間もありましたがすぐに曇り、夕方方は小雨が続きました。気温は思いの外低く、午後1時から3時の25.5℃が最高でした。


2022年9月29日-1 花粉情報

その他の花粉(スギ、ヒノキ以外)について、可能な限り判別を試みました。その結果を御報告します。

その他の花粉の内訳(1〜5月)

種別 飛散数(個/cm2/1〜5月) 種別 飛散数(個/cm2/1〜5月)
マツ

373.8

イチョウ

170.2

シラカンバ

214.9

オオバヤシャブシ

20.0

ソメイヨシノ

177.9

スゲ

4.2

ハンノキ

78.0

テウチグルミ

9.1

コナラ

157.7

アカシア

0.0

クリ

141.5

ヨモギ

0.0

イネ科

96.8

シラカシ

78.4

クヌギ

108.1

ツガ

4.8

ケヤキ

102.7

不明

682.2

1〜5月を集計しました。ヒノキは1〜5月の合計は1333.2個/cm2、昨年の倍でした。1〜5月で比較しますとスギ以外ではヒノキが最大で、次いでマツ、シラカンバ、ソメイヨシノ、イチョウ、コナラとなりました。マツ以下、どの花粉も花粉症が報告されており、これまでスギ花粉症の方が4月に悪化すると、ヒノキが原因と考え、対応していましたが、症状が強く、長引く方はヒノキ以外の花粉について精査する必要がありそうです。少し、情報としては、タイミングが良くないのですが、来春のご参考になれば、幸いです。


2022年9月28日-2 花粉情報

未明に曇り一時小雨、以後晴れが続き、北寄りの風が吹き(34m/s)、明け方には20.5℃まで気温が下がりました。その後、朝には気温が上がり、昼前には26.0℃を超え、以後は風も弱くなり、夜は曇りましたが、昼は晴れて気温が上がり(午後12時:27.0℃)ました。


2022年9月28日-1 花粉情報

秋のHDシーズンまで、少し時間がありそうですので、今シーズンの春の花粉について、集計してみましたので、ご報告いたします。

令和4年度 月別花粉飛散数

スギ ヒノキ 合計 その他
前年11月

7.0

0.0 7.0

19.5

前年12月

4.2

0.0 4.4

1.5

1月

1.8

0.0        1.8

6.7

2月

57.3

0.0 57.3

10.0

3月

3492.9

499.6 3992.5

178.6

4月

286.8

833.6 1120.4

1533.8

5月1日まで

0.0

0.0 0.0

2.5

例年4月になると、スギ花粉で減感作している方で症状の悪化を訴える方が少なからずおられます。しかも、4月は例年、スギ、ヒノキ以外の花粉が大変多く飛散します。そこで、その他の花粉について、可能な限り判別を試みました。明日その結果を御報告します。


2022年9月27日-1 花粉情報

7〜8月は花粉の飛散はほとんど認められませんでした。鼻アレルギー症状を訴える患者様の来院もほとんどなく、毎年小休止状態です。秋の花粉症シーズンは当地では9〜10月になりますが、秋の飛散花粉も思いのほか少数です。秋は花粉よりも室内塵の方に注意する必要がありそうです。今年は昨年と比較しますと9月の気温が高く、昨年の平均22.3℃に対して、今年は昨日まで24.6℃と2.0℃以上高く推移しています。ダニのシーズンが早くなりそうです。衣替え時に埃を浴びないようにご注意下さい。


2022年9月26日-2 花粉情報

未明から晴れ、北寄りの風が吹くも弱く(1〜2m/s)、未明は20.0℃まで気温が下がりましたが、その後は気温が上がり、昼前には26.0℃を超えました。その後も晴れが続き、気温が上昇、27.5℃を記録しました。


2022年9月26日-1 花粉情報

9月以後に観測される花粉総数は過去2年ほぼ同じ傾向が認められました。

9月の観測総数(個/cm2/週):

時期 8/30〜 9/6〜 9/13〜 9/20〜 9/27〜
観測数 2020 6.1 6.8 14.6 36.6 28.2
2021 11.7 19.1 26.1 27.1 19.4
2022 2.1 14.5 21.6 20.7  

春と比較しますと秋は落下花粉が少ないことが解ります。秋の花粉にも勿論飛散期があって、イネ科はピークが2峰あり5〜6月と10月中旬〜11月中旬、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラのピークは1峰のみで飛散期間も比較的短く、スギのように長期に及ぶことはなく、ブタクサ、ヨモギのピークは9月中旬、カナムグラは9月下旬から10月上旬にピークを記録することが多い傾向にあるようです(東京都福祉保健局の花粉情報(東京アレルギー情報nabi)の千代田の測定値から)。当地でも、ここまで昨年、一昨年と同じような傾向が認められます。


2022年9月25日-3 花粉情報

未明は曇りでしたが、明け方から晴れ、北寄りの風が吹き(3〜4m/s)、明け方は22.0℃まで気温が下がりました。その後は良く晴れて気温が上がり、昼前には25.0℃を超えました。午後も晴れが続き昼過ぎには27.0℃を記録しました。


2022年9月25日-2 花粉情報

昨年のこの1週間(9/20〜9/26)に観測された花粉は、「スギ花粉は0.0個/cm2/週、ヒノキ花粉0.0個/cm2/週でした。イネ科2.1個/cm2/週、ブタクサ属5.6個/cm2/週と飛散がやや少なくなり、ヨモギ属1.5個/cm2/週、カナムグラ2.5個/cm2/週でした。その他の花粉は15.4個/cm2/週でした。プレパラートの汚れはなく、花粉総数はやや増えて、総計27.1個/cm2/週でした。

ブタクサ属にはオオブタクサ、セイタカアワダチソウを含みます。」

種別 観測期間
9/19〜9/25 昨年(9/20〜9/26)
スギ 0.0 0.0
ヒノキ 0.0 0.0
イネ科(カモガヤ他) 2.1 2.1
ブタクサ属 2.8 5.6
ヨモギ属 1.7 1.5
カナムグラ 0.6 2.5
マツ 0.0 0.0
その他 13.8 15.4
合計 21.0 27.1

今週(9/19〜9/25)観測された花粉は、スギ花粉0.0個/cm2/週、ヒノキ花粉0.0個/cm2/週、イネ科2.1個/cm2/週、ブタクサ属2.8個/cm2/週、ヨモギ属1.7個/cm2/週、カナムグラ0.6個/cm2/週、マツ0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は13.8個/cm2/週でした。今週のブタクサ花粉の飛散数は、昨年.と比較して、少ない飛散でした。今年のピークは第1週だったようです。昨年とは気候条件が異なったためのようです。


2022年9月25日-1 花粉情報

毎週週末は台風の影響で荒れた天気が続いています。そこで、大雨の影響を少しでも避けるため、22日午後1時にプレパラートを交換、今週前半の観測を行いました。

飛散花粉(2022年:9月19日〜25日:品川区)

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ その他
19〜22 0.3 0.0 0.6 2.8 1.5 0.3 5.2
22〜25 0.0 0.0 1.5 0.0 0.2 0.3 8.6
0.0 0.0 2.1 2.8 1.7 0.6 13.8

19日午後11時から22日午後1時までに観測した花粉は、上表の通りでした。この時期は、様々な花粉が観測されます。その他の花粉も数種の花粉が認められました。今週後半(22日から昨日まで)の都心では雨が続き、122mmの降雨量でした。本日は、3日ぶりに朝から良く晴れました。花粉は飛散しましたが、22〜25日にはブタクサ花粉は観測されませんでした。


2022年9月24日-2 花粉情報

未明から雨が降り続き、北から東寄りの風が吹き(1〜5m/s)、明け方は23.0℃まで気温が下がりました。その後は昼過ぎから曇り、気温は上がらず24.5℃止まり、午後は曇り、夕方から夜に小雨一時雷雨となり、目黒川の氾濫警報が出て、一日晴れることはありませんでした。

 


2022年9月24日-1 花粉情報

「台風が発生し、本日関東に接近する」そうです。これで、連続週末に台風による雨です。一昨年は日本に上陸した台風はありませんでした。気象庁のデータによると1951年以来昨年までに日本に上陸した台風が0の年は過去5年(1984、1986、2000、2008、2020)しかなく、1987年と2009年は10月に1台風が上陸しただけでした。最大は2004年の10台風でした。昨年関東に接近した台風は2台風でした。そこで、今回は台風が秋の飛散花粉数に影響するか否かを、調べて見ました。私が調べた範囲では、秋の飛散花粉と台風の関係を検討したデータは見当たりませんでした。そこで、東京都千代田のブタクサ花粉のデータ(東京都アレルギー情報navi.:2002〜)および過去に関東地方に9〜10月に接近した台風の数(気象庁)から検討して見ました。その結果、台風が9.10月に関東に接近した数が1台風以下の年は、ブタクサ花粉の飛散数は38.9個/cm2/年でしたが2台風以上の年は16.8個/cm2/年でした。調査期間は2002年以後のスギ花粉飛散終了後から11月末まで)。台風が翌年の杉花粉の飛散に影響はないようですが、ブタクサ花粉には影響しているようにうかがえます。


2022年9月23日-2 花粉情報

未明から小雨が降り続き、北寄りの風が吹き(2〜34m/s)、明け方は20.0℃まで気温が下がりました。その後は昼前から曇り、気温は上がらず24.5℃止まり、午後は曇り時々小雨、夕方からは雨が強くなり、その後病むことはありませんでした。


2022年9月23日-1 花粉情報

先週の3連休は台風の影響で荒れた天気でした。本日は肌寒い曇り空、まだまだ気温の変化が大きく、油断はできません。それと、これだけ変化が激しいと皆様は衣替えのタイミングが非常に難しいと思います。埃を被ることがないように十分気をつけてやって下さい。本日から再び3連休です。予報では、再度台風が近づいていて天気は変わりやすく、行楽には向かないようですが、お出かけの方は、十分ご注意下さい。


2022年9月22日-3 花粉情報

未明から晴れたり曇ったりの天気が続き、北寄りの風が吹き(3〜4m/s)、明け方は18.0℃まで気温が下がりました。その後は昼前から晴れ、気温は上がらず23.5℃止まり、午後は曇り時々小雨の天気でした。


2022年9月22日-2 花粉情報

新たな台風が発生し、明日からの連休に関東も大荒れの天気になる可能性が大きいとの予報です。そこで、本日午後1時にプレパラートを交換、観測を行いました。

飛散花粉(2022年:9月12日〜17日:品川区)

観測

期間

スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ その他
19〜22 0.3 0.0 0.6 2.8 1.5 0.3 5.2
22〜25 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0

19日午後11時から22日午後1時までに観測した花粉は、上表の通りです。この時期は、様々な花粉が観測されます。その他の花粉も数種の花粉が認められます。


2022年9月22日-1 花粉情報

都内ほぼ全域でブタクサ花粉とカナムグラ花粉の飛散が始まったようです。ブタクサは都心を含めて都内ほぼ全域で増えています。昨年もほぼ同じ時期に飛散数が増えました(東京都アレルギー情報navi.).当地も同じ傾向が認められます。秋の花粉症のある方はご注意下さい。ここ数日は台風のため、飛散が止まっているようですが、外出される方は十分注意してください。


2022年9月21日-2 花粉情報

未明から昼前まで朝に一時晴れが見られたもののほぼ曇り、北寄りの風が吹き(4〜5m/s)、明け方は17.5℃まで気温が下がりました。その後は昼前から晴れ、夕方から曇りでした。気温は上がらず23.0℃止まり(午後1〜3時)でした。今季一番の寒さでした。


2022年9月21日-1 花粉情報

当地は台風の影響は僅かでしたが、昨日は雨が降り続き、本日は昨日の蒸し暑さから一転10℃以上も気温が下がり、上着は必要なほどになりました。そこで、9月中旬の気候を比較してみました。

9月中旬の気象データ

観測期間 雨量

(mm)

平均気温

(℃)

最高気温

平均

最低気温

平均

日照時間

(h)

2022

92.5

25.7 29.9 22.2

44.2

2021

131.5

23.5 27.7 20.2

41.6

2020

18.5

24.7 28.4 22.2

16.5

気温は過去2年よりやや高く、日照時間もやや長かったものの、昨年と今年は台風の影響で雨量が非常に多い天気でした。この影響で衣替えが早くなると、室内塵アレルギーの季節が早く訪れそうです。ご注意ください。


2022年9月20日-2 花粉情報

未明から明け方まで雨、明け方のうちに雨が止み、突然晴れ、この晴れ間は昼前まで続き、明け方は26.0℃と昨日より暖かく、南寄りのやや強い風が吹き、午前10時には30.0℃を超えました。予報通り、昼前から雨が強くなり、夕方まで強く降り、夜まで降り続きました。


2022年9月20日-1 花粉情報

連休も終わり、連休の最後は台風の影響で大荒れの天気、睡眠不足はありませんか、お疲れではありませんか?睡眠不足や疲労はアレルギー症状を悪化させる因子の一つであるだけでなく、様々な体調不良の原点にもなります。異常とも思える天気そのものの体調への影響もありますので、今後とも余裕を持ってお過ごし下さい。東京都の花粉情報(東京都アレルギー情報navi.)によりますと先週から都内でブタクサ花粉、ヨモギ、カナムグラの飛散が認められます。当地でも少数ながら観測されます。これらのアレルギーのある方はご注意下さい。


2022年9月19日-2 花粉情報

未明から明け方まで雨、明け方のうちに雨が止み、突然晴れ、この晴れ間は昼前まで続き、明け方は26.0℃と昨日より暖かく、南寄りのやや強い風が吹き、午前10時には30.0℃を超えました。予報通り、昼前から雨が強くなり、夕方まで強く降り、やや強い風が吹き(7〜11m/s)ましたが、雨は夕方には止みました。

 


2022年9月19日-1 花粉情報

9月以後に観測される花粉総数は過去2年ほぼ同じ傾向が認められました。

9月の観測総数(個/cm2/週):

時期 8/30〜 9/6〜 9/13〜 9/20〜 9/27〜
観測数 2020

6.1

6.8 14.6 36.6

28.2

2021

11.7

19.1 26.1 27.1

19.4

2022

2.1

14.5 21.6  

春と比較しますと秋は落下花粉が少ないことが解ります。秋の花粉にも勿論飛散期があって、イネ科はピークが2峰あり5〜6月と10月中旬〜11月中旬、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラのピークは1峰のみで飛散期間も比較的短く、スギのように長期に及ぶことはなく、ブタクサ、ヨモギのピークは9月中旬、カナムグラは9月下旬から10月上旬にピークを記録することが多い傾向にあるようです(東京都福祉保健局の花粉情報(東京アレルギー情報nabi)の千代田の測定値から)。当地でも昨年、一昨年と同じような傾向が見られます。


2022年9月18日-2 花粉情報

未明から明け方は曇り時々小雨、明け方は25.0℃と昨日より暖かく、朝から昼前には曇りがちとなりました。予報通り、昼前から雨が強くなり、夕方まで強く降り、夜まで降り続きました。


2022年9月18日-1 花粉情報

昨年のこの1週間(9/13〜9/19)に観測された花粉は、「スギ花粉は0.0個/cm2/週、ヒノキ花粉も0.0個/cm2/週でした。イネ科0.9個/cm2/週、ブタクサ属9.6個/cm2/週と飛散が多くなり、ヨモギ属0.6個/cm2/週、カナムグラ2.4個/cm2/週でした。その他の花粉は12.6個/cm2/週でした。プレパラートの汚れはこれまでになく強く(昨日の風が影響したようです)、花粉総数は増えて、総計26.1個/cm2/週で前週の倍になりました。と報告致しました。

種別 観測期間

9/13〜9/19

昨年(9/13〜9/19)

スギ

0.0

0.0

ヒノキ

0.0

0.0

イネ科(カモガヤ他)

1.5

0.9

ブタクサ属

10.2

9.6

ヨモギ属

2.5

0.6

カナムグラ

1.2

2.4

マツ

0.0

0.0

その他

6.2

12.6

合計

21.6

26.1

予報では、当地は台風24号の影響で17日夜から雨でしたが、昨日には結局雨は降らず、本日未明から明け方に一時小雨が降り、昼前から雨でした。交換は効果的であったと思われます。以下は、本日夜にご報告いたします。

飛散花粉(2022年:9月12日〜18日:品川区)

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ その他
 12〜17 0.0 0.0 1.5 10.2 2.5 1.2 6.2
17〜18 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
0.0 0.0 1.5 10.2 2.5 1.2 6.2

12〜17日に観測した花粉は、上表の通りですが、下段は17〜18日の観測数です。台風の影響を避けるために分けて観測しました。プレパラート交換時は小雨でした。雨の影響による誤差は最小限に止まったと思われますが、プレパラート表面のワセリンは剥がれていないものの、無数の水滴がついていました。花粉は観測されませんでした。

結局、今週(9/12〜9/18)観測された花粉は、スギ花粉0.0個/cm2/週、ヒノキ花粉0.0個/cm2/週、イネ科1.5個/cm2/週、ブタクサ属10.2個/cm2/週、ヨモギ属2.5個/cm2/週、カナムグラ1.2個/cm2/週、マツ0.0個/cm2/週でした。その他の花粉は6.2個/cm2/週でした。今年のブタクサ花粉初観測は昨年より1週遅い週でした。今週のブタクサ花粉の飛散数は、ピークに近い可能性があります。近隣にブタクサが生えている可能性のある方はご注意ください。


2022年9月17日-3 花粉情報

未明から明け方は良く晴れ、明け方は24.0℃と昨日より暖かく、朝から昼前には曇りがちとなりました。日中は上昇して午前10時には24.5℃、正午には26.0℃になりましたが、その後も天気は不安定でした。予報では午後に雨でしたので、プレパラートを午後1時に交換しました。しかし、予報された雨は降りませんでした。


2022年9月17日-2 花粉情報

予報によりますと、当地は台風24号の影響で本日夜には雨、明日の日中も雨の予報です。そこで、本日午後1時にプレパラートを交換、観測を行いました。

飛散花粉(2022年:9月12日〜17日:品川区)

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ その他
 12〜17

0.0

0.0 1.5 10.2 2.5 1.2

6.2

17〜18

0.0

0.0 0.0 0.0 0.0 0.0

0.0

0.0

0.0 0.0 0.0 0.0 0.0

0.0


2022年9月17日-1 花粉情報

昨年の9月は経験したことのないような気象でした。今年は徐々に秋らしくなっています。そろそろ花粉のみならず室内塵アレルギーにも注意を払わなければならない天気になりつつあります。

1.本日は3連休初日、コロナ禍が続いていても、止むを得ずお出掛けされる方もおられると思います。中には、どう       しても飛行機を利用しなければならない方もいると思われます。鼻の構造上、アレルギー性鼻炎や花粉症などによって鼻粘膜の肥厚や機能障害がある時に、飛行機などに乗り気圧変動があるとその影響によって気圧障害(中耳炎や副鼻腔炎など)が起こることが危惧されます。飛行機の場合、上昇時には起こりにくく、降下時に起こるため搭乗前には本人もその危険性に気づくことができません。飛行機に搭乗する予定がある時には、鼻づまりを解消しておく必要がありますので、鼻のコンディションが悪い方は、搭乗前に耳鼻科医にご相談ください。

2.室内塵アレルギーの主な原因は室内塵中のダニです。その大部分がチリダニ(ヤケヒョウダニ、コナヒョウダニ)です。チリダニは気温20〜30℃、湿度60〜80%で繁殖しやすく、温度、湿度、餌、住処が整うと活動が活発になります。温度25℃、湿度65〜75%で活動が最も活発になると言われています。冷暖房を調節するときは、この温湿度にご注意ください。チリダニは、体長0.4mm前後で畳、絨毯、布団などを住処に生息します。繁殖力が非常に強く、寿命は約3ヶ月、その間に30〜100の卵を生みます。11〜12日で成虫となります。その上毎日平均5個の糞をします。糞は非常に小さく(20μ以下)、粉砕されるとさらに小さくなります。スギ花粉の直径は平均20〜40μありますので、大半が鼻粘膜に捉えられ、残りは呼気で排出されます。しかし、ダニの糞は吸入されると鼻、喉を通過して喉頭、気管、気管支へ侵入します。喉の違和感や咳の原因ともなりますので注意が必要です。


2022年9月16日-1 花粉情報

9月も本日から下半期、この時期には、昨年を例にとりますと秋の草木の花粉が飛散する季節になります。しかし、気候は昨年と大きく異なっていますので、注意すべきは花粉だけでなく、室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)に対しても、注意が必要です。

1.都心ではヨモギ属(キク科)とカナムグラ(アサ科カラハナゾウ属)が飛散します。草木の花粉は飛散距離が短いので、地域による差があり、しかもその差が大きいと思われます。また秋に飛散する草木の花粉は口腔アレルギー症候群を起こす可能性がありますので、気候の影響とともに注意が必要です。

2. 室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)は、衣替え、転居、大掃除などによる室内塵の被曝によって、悪化します。室内塵の主な原因はダニです。ダニは地球上に3万とも6万種とも言われ、新種が次々に発見されています。これらの内95%は人に無害です。人を刺すダニはツメダニ、イエダニ、マダニの3種です。アレルギーの原因(抗原)として日本では、チリダニ科ヒョウダニ属のヤケヒョウダニとコナヒョウダニの2種が最重要と言われています。