日: 2022年5月8日

2022年5月8日-3 花粉情報

スギ、ヒノキ花粉の飛散も収束して、スギ・ヒノキ花粉症の皆様は安堵しておられると思います。とはいえ、アレルギーの心配が無くなったわけではありません。例年、花粉のシーズンが終わり、しばらく軽快していた方が、5月の連休後に再び症状の悪化が見られる方が少なくありません。それは、「花粉症と考えられている患者さんの多くが、スギ・ヒノキ花粉だけでなく、複数の花粉が原因である、あるいは室内塵(ダニ、カビ、動物の抜け毛・フケその他)に対してもアレルギーを起こす方が少なくない。」からに他なりません。一昨年から年間を通じて観測を続けた結果、当地でも想像をはるかに超える多種多様な花粉の飛散を認めました。小生が未熟なため飛散花粉の全てを判別することができませんが、できる限り観測を続けたいと考えています。

今シーズンの当地のスギ、ヒノキ花粉情報はお役に立ちましたでしょうか?今後は梅雨から夏の花粉について1週間単位で観測を続け、当HP: https://endo-jibika.comに公表いたします。また、皆様に必要と思われる情報を可能な限りお届けします。ご利用いただけましたら、幸いです。スギ、ヒノキ花粉につきましては、今シーズンと同じ様式で来春再び情報をお送りいたします。


2022年5月8日-2 花粉情報

観測結果(個/cm2/日・個/m3/時:2022年)

観測期間 スギ ヒノキ その他 自動
5/8 0.9 0.3 75.9 2.6

昼過ぎから曇り、昨日ほど気温は上がらない午後でした。スギ花粉は4月24日に、ヒノキ花粉は 4月30日に飛散終了となりましたが、本日はスギ、ヒノキ共に観測されました。花粉の汚れ具合から見て、再飛散花粉のようで、大変汚れていました。その他の花粉は75.9個/cm2(非常に多い)でした。その他は種別不明が18.8個/cm2、ハンノキ0.0個/cm2、オオバヤシャブシ0.0個/cm2、シラカンバ0.3個/cm2などカバノキ科花粉は0.3個/cm2でした。イネ科と思われる花粉は3.7個/cm2、イチョウと思われる花粉は1.5個/cm2、ブナ科と思われる花粉は27.8個/cm2でした。クルミ科と思われる花粉は0.3個/cm2でした。サクラと思われる花粉は0.0個/cm2でした。マツと思われる花粉は13.0個/cm2観測されました。ケヤキと思われる花粉が10.2個/cm2でした。ヒメカンスゲと思われる花粉は0.0個/cm2でした。当院のKH3000の測定値は2.6個/m3・時(少ない)でした。午前中は2.8個/m3/時(少ない)でした。午後は2.5個/m3/時(少ない)でした。


2022年5月8日-1 花粉情報

未明に一時曇りましたが、明け方は晴れ、暑い夜(午前3〜4時:18.0℃)でした。当院のKH3000の測定値は午前中2.8個/m3・時(少ない)でした。スギ、ヒノキ花粉の飛散は終了しましたが、その他の花粉が午前4時過ぎから飛散している様子がうかがわれました。