2021年12月8日 花粉情報
当院院長のこれまでの診療、研究、花粉観測の経験を本「花粉症診察室:クリニコ出版」にいたしました。患者の皆様には、お役に立ちますこと、医療関係者の皆様には、ご一読いただき、ご批評いただけますと幸いです。
未明から雨でしたが、夜は比較的暖かでした(午前6時:10.5℃)。日中も予報通り、やや強い風が吹き(4〜9m/s)、気温が上がらず(午前11時〜午後2時:11.0℃)、一日雨が降りました。丸一日雨は昨年9月2日以来です。
○12月は、過去の測定結果からスギ、ヒノキ以外の花粉が観測される可能性はほとんどありません。そこで、スギ、ヒノキ、その他、KH3000の測定値をご報告いたします。
KH3000の測定値は、1時間平均値 個/m3/時を表記します。
○観測結果(個/cm2/日:2021〜2022年)
観測期間 | スギ | ヒノキ | その他 | KH3000 |
12/8 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.2 |
本日もスギ花粉は観測されず、他の花粉も観測されませんでした。今月3日以後6日間、スギ花粉は観測されていません。スギは休眠中と思われます。KH3000も0.2個/m3/時でした。
○休眠とは:「夏の間に成長した雄花は秋に成長をやめ一端休眠状態になります.そして12月になると気温の変化が刺激となり休眠から覚め,花を咲かすための準備を開始します。休眠から覚めることを休眠打破と言います。冬にはこの休眠打破の気象因子を分析し,花粉が飛び始める時期を推定します。(花粉いんふぉ:花粉情報協会HPより)」。