月別: 2020年10月

2020年10月31日 花粉情報

予報通り未明から快晴が続きましたが、朝は気温が下がり(11.0℃)、一番の寒い朝でした。日中は気温が上がり(18.1℃)、寒暖差の大きな1日でした。

観測結果(個/cm2/週:2020年)

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ その他
10/24〜31 0.9 0.0 0.0 0.6 0.0 0.9 1.2

下表のようにこの1週間は雨が降らず、プレパラートは大変汚れが目立ち、最近1週間に観測された花粉は、上表の通りスギ花粉が0.9個/cm2/週、ヒノキ花粉は0.0個/cm2/週でした。イネ科0.0個/cm2/週、ブタクサ属0.6個/cm2/週、ヨモギ属0.0個/cm2/週、カナムグラ0.9個/cm2/週でした。その他の花粉は1.2個/cm2/週でしたので、総計も3.6個/cm2/週で前週より減りました。ブタクサ属にはオオブタクサ、セイタカアワダチソウを含みます。

観測総数(個/cm2/週:2020年)

時期 9/13〜 9/20〜 9/27〜 10/4〜 10/11〜 10/18〜 10/25〜
観測数 14.6 36.4 28.1 13.2 6.8 4.6 3.6
雨量 3.5 33.5 1.5 88.0 24.5 18.0 0.0

秋の花粉シーズンは終わりの様です。

観測結果(個/cm2/シーズン:2020年)

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ その他
5/10〜10/31 8.2 0.9 14.3 31.0 0.8 5.5 771.9

夏から秋の飛散花粉もかなり飛散数が少なくなりました。11月のスギ花粉の飛散数の大小と翌年春の飛散数に相関が認められるとの指摘がありますので、11月からはスギ花粉の飛散に注目して、観測並びにご報告したいと思います。

スギ花粉

カナムグラ花粉

オオブタクサ花粉


2020年10月30日 花粉情報

未明から曇りが続き、午後は晴れ間も見られたが曇り空に小雨が降るなど、気温が上がらず(15.0〜17.5℃)、肌寒い1日でした。

10月も残す所も1日、秋の花粉シーズンはほぼ終わりました。今年はここまで、新型コロナと異常な気象に翻弄され続けてきました。それでも、スギ、ヒノキ花粉は来春も飛散します。来春、「インフルエンザ、新型コロナ、スギ・ヒノキ花粉症が時期を同じくして発症したら」と考えると、私ども耳鼻科医は恐らく対応に苦慮すると思います。それだけに、インフルエンザと花粉症については、十二分に事前の対策を施しておきたいと考えます。花粉症の皆様におかれましては、どれだけ対策しても十分ということはありません。可能な限り早めに行動を起こして頂きます様、心からお願い致します。

今年は気象上、もう一つ特徴がありました。来春のスギ花粉の飛散には影響はないと思いますが、台風の中心が北海道、本州、四国、九州の海岸線に達した場合を「日本に上陸した台風」としています(気象庁)。1951年から2020年までの70年間に上陸数が0であった年は、1984、1986、2000、2008の4年しかありませんが、今年は2008年以来の台風上陸0になりそうです。


2020年10月29日 花粉情報

本日は未明から良く晴れて、暖かな1日でしたが(15.0〜22.5℃)、やや乾燥気味でした。

8-2. 初期療法に適した薬剤とは:
 初期療法は、これまで述べてきましたように、花粉が飛散開始する何ヶ月、何週間も前から単に投薬を行う治療ではありません。 むしろ投薬する薬剤の投与開始から最大効果が得られるまでの日数だけ余裕を持って投与されれば良く、本来の目的は投薬及び免疫療法の治療効果を最大に得るための方法と考えて下さい。従って、免疫療法を含めた初期療法に適切と考えられる薬剤の条件を私どもは次の様に考えています。

  1. 症状が無いか軽症のうちから用いるので、効果の大小より万人に等しく効果が得られる薬剤。
  2. 服用を忘れないために、服用回数の少ない薬剤(できれば1日1回)。
  3. 連用でも副作用の少ない薬剤(症状が無いまたは軽い時期に投与するので)。
  4. 長期連用になるので、患者様の経済的負担軽減のため、安価な薬剤。

花粉症患者の皆様、医療関係者の皆様、双方にご賛同が得られれば幸いです。


2020年10月28日 花粉情報

午前中午前中は引き続き晴れましたが、午後は予報通り曇りが続き、気温は上がりませんでした(15.0〜19.0℃)。

8.予防的投与
スギ花粉の飛散前に済ませておくべき準備が整いましたら、適切な時期に予防的効果が望める薬剤の服用を開始します。適当な時期とは、スギ花粉の飛散開始の予測(当地では、東京都花粉症対策委員会、日本気象協会などの予測)に従います。投与開始は早ければ良いわけではありません。早すぎても効果は変わらず、長期投与となり、副作用の頻度が高まる可能性もあります。また、用いる薬の効果が最大限に発揮できるまでの期間は薬によって異なります。早いものは1〜2日、遅いものは1〜2週間かかります。投与する薬剤の効果が最大限に発揮される日数分余裕を持って投与できれば、それが理想です。投与する薬剤の種類、量の選択は予測される飛散数により異なります。シーズン中、十分効果が得られない時は、飛散数と作用機序を考慮して作用機序あるいは投与経路の異なる薬剤を追加、併用することを試みます。


2020年10月27日 花粉情報

午前中は晴れ、久ぶりの4日連続となります。午後もよく晴れました。気温は思いの外上がりませんでした(15.5〜20.0℃)。

7.飛散期対策の準備
当地に於ける飛散期とは何時から何時までかというと、当地のスギ花粉飛散開始が1月であったことは過去35年間の観測で昭和63年に一度認められた以外は全ての年において2月に飛散が開始しています。また、飛散開始が3月まで遅れたことは一度もありません。今年のスギ花粉飛散のピーク(2月下旬)とインフルエンザ流行のピーク(前年11〜12月)、コロナの流行の始まり(3月下旬)の時期が異なり、重なりませんでした。そのため、スギ花粉症は軽症で済んだ方が多かったと思います。来春、インフルエンザの流行が遅く、スギ花粉の飛散開始が例年通り、コロナが早く流行して、これらの時期が一致する可能性がないとは言えません。もし、一致すると非常事態です。1月中に対策を済ませておいた方が良いと思います。

※飛散開始日の定義
1月以後に、落下法により1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を、2日以上連続して観測した最初の日が、その観測地点の飛散開始日となります(公益財団法人日本アレルギー協会 花粉情報標準化委員会の定義による)。


2020年10月26日 花粉情報

明け方一時曇ったようですが、朝からよく晴れ、その後も晴れました。明け方冷えましたが(12.5℃)、日中は暖かでした(21.5℃)。

6.感染症(上気道炎、インフルエンザ等)の予防と治療。
冬季の対策でも申し上げましたが、過去にスギ・ヒノキ花粉症の皆様の協力を得て、インフルエンザや上気道炎と花粉症の関係を検討しました。その結果、インフルエンザや上気道炎は花粉症に大きな影響を与えていました。そこでマスク、温湿度調節、ソーシャルディスタンスなどの指導を通じて対策を実施した所、その効果が確認できました。結果は、冬の乾燥冷気と上気道炎、インフルエンザに対する対策を適切に行うとスギ・ヒノキ花粉症の症状が総じて軽く済むことを突き止めました。これらの対策に免疫療法を加える(初期療法)と70%以上の方がシーズンを通じて軽症で済み、半数以上の方が、薬を用いずにシーズンを過ごすことができることも確認しました。来シーズンに向けて是非実行して下さい。新型コロナ対策も勿論並行して行って下さい。


2020年10月25日 花粉情報

2日連続の晴れ、このところ晴れが少なく、2日連続の晴れは都心では、8月の25〜26日以来です。当地では、午後2時には気温21.0℃を記録。過ごしやすい暖かさでした。

5.冬の過ごし方(冬の乾燥した冷気からの鼻粘膜の保護)
数多ある花粉の中で、何故スギとヒノキが花粉症の代表的な原因なのか?こんな疑問を皆さんは考えたことはありませんか?「スギ、ヒノキが日本に多い」のは勿論ですが、日本では他にも様々な数多くの花粉が飛散します。日本でもこれまでに数十種類の花粉症が報告されています。その中でも、スギ・ヒノキ花粉症は症状が重く、多くの方が罹患しています。その理由を私共は、「冬の乾燥冷気とインフルエンザを始めとする上気道炎の影響もある」と考えました。上気道炎の影響で鼻粘膜が障害されるのは、良く知られた事実ですが、私共は動物実験によって乾燥冷気が鼻粘膜を損傷し、かつ機能低下をもたらすことを確認しました。つまり、この異常が回復しないまま、スギの花粉(抗原)に触れると花粉の除塵機能が低下していますので、抗原となる花粉の蛋白が粘膜下に侵入しやすくなり、花粉症の悪化が起こります。私どもはこのことも確認いたしました。そこで、スギ花粉症患者の皆さんに協力を依頼して、花粉飛散前の冬にマスクの装着、適切な居間・寝室の温湿度調節を実施をしていただき、その効果を確かめました。効果は大変良好で薬の効果を高めることも確認できました。ぜひ、冬はマスク、冷暖房を適切に使用して、乾燥冷気から鼻粘膜を守って下さい。


2020年10月24日-2 花粉情報

本日、当地の予報では終日晴れでした、予報通り晴れ、やや暖かな日になりました(17.0〜20.5℃)。東京都心での終日晴れは8月26日以来です。

観測結果(個/cm2/週:2020年)

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ その他
10/18〜23 0.6 0.0 0.0 1.2 0.3 0.3 2.2

下表のようにこの1週間は雨が少なく、プレパラートも汚れが目立つこともなく、最近1週間に観測された花粉は、上表の通りスギ花粉が0.6個/cm2/週観測され、ヒノキ花粉は0.0個/cm2/ 週でした。イネ科0.0個/cm2/週、ブタクサ属1.2個/cm2/週と飛散が減少、ヨモギ属0.3個/cm2/週、カナムグラ0.3個/cm2/週も少なくなりました。その他の花粉は2.2個/cm2/週でしたので、総計も4.6個/cm2/週で前週より減りました。ブタクサ属にはオオブタクサ、セイタカアワダチソウを含みます。

観測総数(個/cm2/週:2020年)

時期 9/6〜 9/13〜 9/20〜 9/27〜 10/4〜 10/11〜 10/18〜
観測数 7.1 14.6 36.4 28.1 13.2 6.8 4.6
雨量 59.5 3.5 33.5 1.5 88.0 24.5 18.0

2020年10月24日-1 花粉情報

予報通り、朝から晴れて気温もあがりました。

4.生活のリズム

花粉症対策の場合は時間に合わせたリズムではありません。体調に応じたリズムを心がけることを目指して下さい。アレルギーの方は寒暖差、疲労、寝不足などによって症状が悪化する可能性があります。朝は、自律神経の関係で、目覚めに急な行動を起こすと、症状の悪化が起こりますので、時間に余裕を残して起床、行動してください。冷暖房は室内の温湿度に応じてこまめに調節してください。乾燥しすぎると粘膜が壊れて、機能が低下します。睡眠は時間よりも質を大事にしてください。熟睡することが大事です。食事も栄養のバランスを考えた献立で、適量にしてください。外出のタイミングも体調を大事にして下さい。疲れているときは、体を休ませて下さい。


2020年10月23日 花粉情報

曇り、明け方に一時小雨の午前中でした。昼前から再び雨になりましたが、夕方には雨が上がり、気温はさほど下がらず、ほとんど気温が変わらない1日でした(17.5〜18.7℃)。

3.合併、併発する病気の治療
鼻(鼻副鼻腔)は、左右一対の鼻腔と四対の副鼻腔から成り、左右を分けているのが鼻中隔と呼ばれる壁です。構造が大変複雑で、その上鼻が担う役割(機能)もにおいを嗅ぐ、吸気を加温、加湿する、吸気の塵を除塵するなど多彩です。それだけに、鼻に存在する病気は、たとえ症状が「鼻詰まり」だけでも、病気が単独とは限りません。複数の病気が関わっていることが少なくありません。また、アレルギーは全身に起こる可能性があり、喘息やアトピー性皮膚炎をしばしば併発します。耳鼻科領域でも反応の起こる場所によってアレルギー性喉頭炎、アレルギー性副鼻腔炎なども同時に起こります。慢性の病気が多く、罹患者が気づいてないこともしばしばです。従って、合併、併発する病気の存在は必ず確認しなければなりません。鼻腔形態異常(鼻の中の形の異常)、鼻茸(ポリープ)のように鼻腔の視診だけでわかるものと副鼻腔炎のようにレントゲン撮影が必要な合併症もあります。鼻の病気はしばしば咽喉(のど)や耳の病気の原因にもなります。これらは、できる限り花粉飛散開始前に発見して、治しておくと初期療法の成功に繋がります。


2020年10月22日 花粉情報

未明と朝に降った小雨は、その後上がり、日中は晴れたり曇ったりの天気でした。結局その後雨は降りませんでした。寒さもやや緩みました(15.5〜21.5℃)。

2. 花粉症の診断

花粉症の診断は容易と思っている方が少なくありません。本当に容易かというと「実はそうでもない」というのがこの疾患の診療に50年携わってきた私の本音です。その意味は、「花粉症か否か」は簡単に判断できますが、「根本的に治癒を目指す治療を行う」ために「個々の患者様の病態を解明する必要があり、この解明のことを診断と呼ぶ」ならば、安易な判断はできません。花粉症は花粉が原因のアレルギー疾患ですが、原因が単独とは限らず、複数(重複抗原)の場合が大半です。原因となる花粉(抗原)を見出し、真にそれが原因抗原であると突き止めるには、いくつかのチェック(検査)が必要です。患者の皆さんがお困りになっている症状の原因は、花粉症単独とは限りません。数々の併発、合併症を考える必要があります。それらを突き止めるだけでも、丁寧な問診、鼻内の視診に加えて複数の検査を組み合わせて慎重に判断する必要があります。


2020年10月21日 花粉情報

昨日に続いて晴れて比較的暖かく(20.5℃)、1日晴れたのは大変久しぶりです。

1-3.飛散速報
日々の対策には、リアルタイムの飛散情報が必要です。例えば、「何処で、どの位スギ花粉が飛散しているか」がリアルタイムに示されれば、これを避ける対応あるいは吸入を防止する対策を直ちに行うことができます。飛散数は気象条件によって予測値と実際の飛散数が異なることもありますので、このリアルタイムの情報は、症状が出ている場合、その症状に花粉がどの程度関与しているかを評価することができて、極めて大事です。現在、このリアルタイムの情報は、全国的にはスギ・ヒノキ花粉に対する環境省花粉観測システム(はなこさん)しかありませんが、飛散状況は地域毎に異なりますので、より細部に渡る地域単位の速報システムができることが望まれます。
当HPも「日付が変わる頃には前日の飛散数が皆様に伝わる」ことを目指しています。 医学的には、臨床薬の試験の際には、被検者の行動範囲の飛散花粉の計測は効果を検討する上で、必須の条件です。


2020年10月20日 花粉情報

昨日の雨は深夜には上がり、未明には曇り、朝には晴れて気温が上昇(13.0〜21.0℃)しました。久しぶりに日中は晴れました。

1-2.飛散予測
ご存知のように、日本では毎年のように春になるとスギ、ヒノキ花粉症で多くの人が悩まされます。スギ(ヒノキ科スギ属)は北海道の南部以南の日本全土に分布しています。世界的には日本と中国に分布しています。ヒノキ(ヒノキ科ヒノキ属)は日本では福島以南九州に分布し、世界的には日本と台湾にしか生息していません。日本におけるスギ、ヒノキの飛散予測は日本でしか入手できません。予測は前年夏の気象、11月のスギ花粉飛散数、元旦からの毎日の最高気温の積算値、花芽の目視調査などの結果を基に飛散開始日や飛散数を予測します。飛散予測の結果は日本花粉学会、日本気象協会、環境庁を始め関係省庁、東京都を始めとする地方自治体、研究機関、製薬会社などから発信されています。アドレスは当HPの「リンク」をご覧ください。


2020年10月19日 花粉情報

未明は晴れていましたが、明け方から曇り、気温も上がらず(16.5℃)肌寒い午前中でした。午後は予報通り雨、さらに気温が下がりました(13.3℃)。

初期療法で行いたい項目は昨日提示しました。本日から項目順に、ご説明したいと思います。

1-1. 花粉症とは
花粉が原因(抗原)で起こるアレルギーを花粉症と総称します。原因となる花粉は、季節、国、地域によって異なります。症状は鼻、咽喉(のど)、目、皮膚に出ます。時に喘息症状を引き起こします。これらの症状は原因となる花粉の飛散期に一致して発症します。花粉が空中に飛散して、その花粉が気道に吸入されて起こりますので、原因となるのは大半が風媒花の花粉ですが、虫媒花でも職業性に起こることもあります。花粉症の症状の強弱は人の体質(遺伝素因)、過敏性、病状と花粉の飛散量(吸入量)に左右されます。つまり、原因となる花粉が「いつ、どこで、どのくらい飛散するか?」及び患者の皆さんの「体調といつ、どこで、何をしていたか」は治療上極めて重要です。本HPは花粉の情報を、花粉症やアレルギー性鼻炎でお困りの皆様にいち早くお届けするのを目的としています。


2020年10月18日 花粉情報

未明は雨、非常に寒く(12.5℃)、小雨が朝まで続きましたが朝には晴れて気温が上がり、昼前には暖かく(17.5℃)さえなりました。その後も一時曇りましたが、概ね晴れて暖か(18.5℃)でした。

先週は私共が推奨する初期療法がどのような経緯で、「包括的かつ計画的治療として確立されたか」を説明しました。今週は、具体的な方策についてご説明いたします。

体調の維持と鼻の粘膜の保護が重要で、基本です。対策を実行に移す時期は、花粉飛散予測を参考に実践すると的確に実行できます。

1.花粉症および花粉飛散予測などの情報収集。

2.花粉症の正確な診断(原因抗原と重複抗原の確定)。

3.花粉症治療の障害となる合併症の治療。

4.正しい生活リズム。

5.冬の乾燥した冷気からの鼻粘膜の保護。

加湿を目的としたマスクの使用。寝室に水を置く、洗濯物を干す。

6.感染症(上気道炎、インフルエンザ等)の予防と治療。

7.飛散期対策の準備。

8.   適切な時期に予防的効果が期待できる薬剤を選択、投与。


2020年10月17日 花粉情報

未明から小雨が降り続き、未明(17.0℃)から朝(13.0℃)にかけて急激に気温が下がりました(12月並み)。結局、強くは降らないのですが終日雨でした。

観測結果(個/cm2/週:2020年)

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ その他
10/11〜17 0.9 0.0 0.3 0.0 0.0 2.2 3.4

下表のようにこの1週間は雨が少なかったのですが、本日(17日)は降り続きました。プレパラートはやや汚れが目立ちましたが、最近1週間に観測された花粉は、上表の通りスギ花粉が0.9個/cm2/週観測され、ヒノキ花粉は0.0個/cm2/ 週でした。イネ科0.3個/cm2/週、ブタクサ属0.0個/cm2/週、ヨモギ属0.0個/cm2/週、カナムグラ2.2個/cm2/週でした。その他の花粉は3.4個/cm2/週でしたので、総計も6.8個/cm2/週で前週から半減しました。ブタクサ属にはオオブタクサ、セイタカアワダチソウを含みます。

観測総数(個/cm2/週:2020年)

時期 8/30〜 9/6〜 9/13〜 9/20〜 9/27〜 10/4〜 10/11〜
観測数 6.1 7.1 14.6 36.4 28.1 13.2 6.8
雨量 21.5 59.5 3.5 33.5 1.5 161.5 24.5

昨日までは雨はほとんど降らず、プレパラートも汚れが目立ちました。カナムグラ以外は飛散が減少しました。秋の飛散期も終了のようです。今週の雨量は24.5mm/週でした。

昨日、花粉自動計測器KH-3000は、来春のスギ花粉シーズンに備えたメンテナンスのため、株式会社 大和製作所に里帰りしました。当地に帰還次第、計測を開始して、速報に備えます。

スギ花粉


2020年10月16日 花粉情報

夜一時小雨が降ったようですが、曇りが続き、気温も上がらない午前中でしたが、午後は晴れ間が出て、思いの外気温が上がるなど変化の激しい天気でした。

2013.3.24以後のスギ・ヒノキ花粉の観測値の速報は慈恵医大耳鼻咽喉科OBの永倉仁史先生(ながくら耳鼻咽喉科アレルギークリニック 院長)が管理するHP(http://nagakura-ac.com/index.shtml)に依頼し、引き続き公開されていて、今日も続いています。さらに、2017.2.1から当院に通院中の患者様のために、本HP(https://endo-jibika.com)を開設いたしました。花粉観測は、観測を開始した昭和59年(1984)以来、今年で38年目になりますが、昨年から年間を通じて観測を試み、今年は年間を通じて速報を提供しています。本日まで開設以来394600件を超えるアクセスをいただきました。今年は、本日までに111700件いただいています。皆様のお役に立つと考えられる限り、観測を続けたいと思います。今後とも、ご活用下さいます様、よろしくお願い申し上げます。

本日のニュースで、「上野公園のソメイヨシノが季節はずれに開花している」と報じられました。7月からの異常な気候によって葉が落ちるのが早かったことが季節はずれの開花になったようです。今年は例年になく異常な気候が続いています。スギ花粉の生育にも少なからず影響して、飛散予測が極めて難しいと考えられます。それだけに速報が重要となると思われますので、注視して下さい。


2020年10月15日 花粉情報

本日は予報通り、小雨ですが雨が降り続き、気温が下がり(20.0〜16.6℃)ました。日中はほぼ小雨、夕方にやっと上がり以後曇り空でした。

昨日は「治療法の成り立ち」まででした。この治療は、その後多くの臨床医に認知され、普及しました。そこで、平成10年に開催された第36回日本鼻科学会総会のランチオンセミナーにおいて、私に発表の機会が与えられ、研究並びに試験結果を報告いたしました所、セミナー発表者の皆さんから本治療法を「初期療法」と呼ぼうとの提唱があり、以後「初期療法」と呼ばれるようになりました。慈恵医大耳鼻科の花粉症のページは担当者が慈恵医大耳鼻科を退職するまで更新され、2013.3.24を最後に更新されていませんが、HPはその後も残され、以後も引き続きアクセスがあり、1997.2.8から本日までに、このHPは5616730件ものアクセスをいただきました。


2020年10月14日 花粉情報

本日は未明から晴れ、午前中は晴れましたが、夕方から曇りが続きました。明日から連続5日雨マークのついた予報です。

スギ花粉症対策を素早く実施するためには、花粉の飛散状況をリアルタイムで伝える必要があると考えて、観測の単位を他施設の観測者が設定した午前9時から翌日の午前9時までの24時間ではなく、0時から24時の24時間として、前日の飛散数の通知が翌日午前中に届き、診療に間に合うように設定しました。昭和62年(1987)から郵送(速達)で、平成2年(1990)からFAXを利用して情報を伝え、平成9年(1997)2月からHP(慈恵医大耳鼻科花粉症のページ)を開設して、リアルタイムに情報が伝わるようになりました。その上で、花粉症の方に、免疫療法をベースとして花粉が飛散していない季節から症状の有無と症状がある時にはその程度を記録していただき、飛散開始前から薬を服用した群とそうでない群に分け、両群の比較をしました(実はこの当時、症状のない病気に予防的に薬を投与することは、健康保険では、認められていませんでした)。用いた3剤はどの薬剤も免疫療法+季節前から薬剤投与の群の方が明らかにシーズンを通じて軽症でした。これに冬場の対策(インフルエンザ・上気道炎や乾燥対策)を加えるとさらに効果があることも確認しました。このように、様々な検討、対策が加えられ、包括的かつ計画的治療として初期療法が成り立っています。


2020年10月13日 花粉情報

昨日から晴れが続き、気温も上がり(20.0〜25.5℃)ましたが、午後は曇り空となり、そのまま曇りが続きました。予報では明日まで曇りが続くそうです。

昨日の疑問とは、この薬を開発した某国製薬メーカーの説明文に、全てに「本剤は予防的効果が望める」と記載されていました。しかし、日本はおろか諸外国の論文を調べてもアレルギーにこの薬を予防的に予め投与して効果を確認したと記載された論文は発見できませんでした。疑問を残したまま10年が経ち、その後同じような効果を謳う薬剤が次々に開発されました。そこで、どうしても予防的効果を臨床的に確かめたくなり、有症期が明確でしかも症例数の増加が著しいスギ花粉症を対象疾患として試験を試みれば、効果を確認できるだろうと考えました。効果を的確に確認するには花粉の飛散状況を明らかにする必要がありますので、昭和59年(1984)から飛散花粉(主にスギ花粉)の観測を初め、その翌年から作用機序の異なる3剤の臨床試験に着手しました。


2020年10月12日 花粉情報

未明から続いて晴れ、気温もやや上昇、昼前から一時薄曇りでしたが以後晴れました。

初期療法はあるアレルギーの薬剤の臨床試験の経験が契機となって発案されました。昭和46年(1971)に日本で初めて抗アレルギー剤と呼ばれる薬剤が発売になりました。もちろん「喘息薬として」、です(当時は「喘息が先、鼻炎はその後」でした)。この薬の鼻炎に対する承認を得るため、卒業したばかりの私の勤める大学の耳鼻咽喉科にも臨床試験の依頼が来ました。昭和48年春に、この試験の担当を私が命ぜられました。現在と異なり、試験方法、計画から分析、評価まで全て自分で行わなければならない時代でした。そのため、計画書の作成、臨床試験そして報告書の仕上げまで(耳鼻展望17、1974)、2年の歳月を費やしました。無事アレルギー性鼻炎、花粉症にもこの薬が使えるようになりました。この薬は現在でも世界中で使われています。この時、一点だけ疑問が残りました。


2020年10月11日 花粉情報

当地は雨が降り続きましたが、台風14号の影響をほとんど受けずに済みました。昨夜遅くには雨が上がり、未明から曇りが続き、気温は18.5〜21.0℃とやや上がり、昼前には20.0℃を超え、午後には晴れ間も見られ、さらに気温が上がり(23.0℃)ました。

東京都福祉保健局の花粉情報:東京アレルギー情報naviの過去の観測データによりますと例年10月の半ばを過ぎますと、都心ではイネ科花粉を除いてほぼ飛散が終了。むしろ、スギ花粉が少数ですが観測されています。冬の気候になると室内塵アレルギーの抗原も減少して、室内塵アレルギーの方の症状も安定します。そこで、この時期からは来春の花粉症対策を行うことが可能です。スギ・ヒノキ花粉が飛散する前に予め行っておく対策を私共は初期療法と呼んでいます。本療法を成功させるには、私共と患者の皆さんが協力して行わなければなりません。成功には患者の皆さんの協力が不可欠です。


2020年10月10日 花粉情報

7日夜から雨が続いています(雨量88mm)。8日から連続2日日照時間0時間です。台風14号の上陸はなさそうですが、本日も一日雨(3日連続)、日照時間0時間、寒い1日でした(15.0〜18.0℃)。

観測結果(個/cm2/7日:2020年)

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ その他
10/4〜7 0.0 0.0 0.3 0.3 0.3 0.6 10.8
10/8〜10 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.9
合計 0.0 0.0 0.3 0.3 0.3 0.6 11.7

この週後半は雨続きでした。プレパラートの汚れは前後半で大差がありました。後半観測された花粉はその他の花粉が0.9個個/cm2/3日だけでした。最近1週間に観測された花粉は、上表の通りスギ花粉0.0個/cm2/週、ヒノキ花粉も0.0個/cm2/ 週でした。イネ科0.3個/cm2/週、ブタクサ属0.3個/cm2/週と飛散が減少、ヨモギ属0.3個/cm2/週、カナムグラ0.06個/cm2/週も少数でした。その他の花粉は11.7個/cm2/週でしたので、総計は11.7個/cm2/週で前週より半減しました。ブタクサ属にはオオブタクサ、セイタカアワダチソウを含みます。

観測総数(個/cm2/週:2020年)

時期 8/23〜 8/30〜 9/6〜 9/13〜 9/20〜 9/27〜 10/4〜
観測数 1.5 6.1 7.1 14.6 36.4 28.1 13.2
雨量 38.0 21.5 59.5 3.5 33.5 1.5 161.5

台風14号の上陸はなさそうです。1951年以来、11月以後に上陸した台風はない(気象庁の記録)ので、このまま10月に上陸する台風がなければ、1951年以来5年目の上陸なしの年になります。


2020年10月9日 花粉情報

雨が降り続き、気温も下がったまま(14.5℃〜16.0℃)の1日でした。気温の変化が大きく、花の症状を訴える方が目立ちました。

室内塵中の抗原となる物質、例えば犬や猫の抜け毛、フケは同時にダニの餌にもなります。人の食物残渣も同様です。真菌は感染症と同時にアレルギーを起こすこともあります。繁殖時期もそれぞれ異なりますので、室内塵アレルギーの方は、始終症状があるかというと、そうでもありません。室内塵アレルギーの方も花粉症の方と同様に症状に季節変動が認められる方が大半です。つまり、室内塵アレルギー(ハウスダストアレルギー)や花粉症の診断は容易かというとそうでもありません。にもかかわらず、薬だけで治る病気でもありません。薬だけで抑えようとすると多くの併発症や合併症が知らず知らずの内に起こり、病態が複雑になってしまって、さらに診断、治療が容易にできなくなってしまいます。晩秋から冬の時期には鼻のアレルギー症状は比較的軽くなります(治ったのではありません)。この間にしっかり診断して、対応しておく必要があります(初期療法)。


2020年10月8日 花粉情報

昨日夜には予報通り雨が降り出し、降り続いています。気温が下がり(13.5〜15.5℃)突然季節が変わった感じです。雨は一日、夜まで降り続きました。

急激な天候の変化は、体調を悪化させるだけでなく、ダニを始めとする抗原となる生物の生死にも影響します。本日は話を室内塵アレルギーに戻します。室内塵中の抗原(アレルギーの原因物質)はダニだけではありません。塵を捕集した場所(家庭、駅、ビルなど)によって、室内塵がアレルギーを起こす程度(抗原性)に違いがあることは、古くから指摘されています。室内塵にはダニの他にも、抗原となる物質(真菌、ゴキブリ、ペット、食品、花粉など)の存在が指摘されています。

台風14号が東海か関東に上陸(台風の中心が北海道、本州、四国、九州の海岸線に達した場合を「日本に上陸した台風」と言います)する可能性が出ています。1951年以来台風が上陸しなかったのは、1984、1986、2000、2008の4年だけです。


2020年10月7日-2 花粉情報

本日朝は晴れていましたが、次第に曇り空となりました。予報では夕方から「雨」の予報でした。午後一時雨が降りましたが、結局曇りで雨は降りませんでした。

秋雨前線と台風14号の影響で今後暫くの間、強い雨が続くようですので、本日午後1時半にプレパラートの交換をいたしました(風が吹くとプレパラートが飛んでしまう、強い雨では塗布したワセリンが剥げてしまうため、急な天気の変化が予測される時は交換しています)。

観測結果(個/cm2/4日:2020年)

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ その他
10/4〜7 0.0 0.0 0.3 0.3 0.3 0.6 10.8

10月4日から7日午後1時半までに観測された花粉は、上表の通りスギ花粉が0.0個/cm2/週、ヒノキ花粉も0.0個/cm2/ 週でした。イネ科0.3個/cm2/週、ブタクサ属0.3個/cm2/週、ヨモギ属o.3個/cm2/週、カナムグラ0.6個/cm2/週でした。その他の花粉は10.8個/cm2/週でしたので、総計は12.3個/cm2/週でした。ブタクサ属にはオオブタクサ、セイタカアワダチソウを含みます。


2020年10月7日-1 花粉情報

日本気象協会(tenki.jp)は、2020.9.30に2021.春の花粉飛散予測(第1報)を発表しました。
関東甲信は「例年(過去10年の平均値)より非常に少ない(50%以下)見込み」、また「2020年よりやや多い」と発表しました。日本気象協会の花粉飛散予測は前シーズンの花粉飛散結果、今後の気温予測などの気象データをもとに、多くの研究会や協力機関からの情報、花芽の現地調査結果を踏まえて予測しています。この予測、とりわけ都心の予測は、例年当地の観測値と近似しています。


2020年10月6日 花粉情報

久しぶりに朝から晴れ、早朝の気温が20.0℃を超えました。日中は晴れ、夕方から曇りでしたが、比較的暖かでした。

室内塵アレルギーの主な原因であるチリダニは、体長0.4mm前後で畳、絨毯、布団などを住処に生息します。繁殖力が非常に強く、寿命は約3ヶ月、その間に30〜100の卵を生みます。11〜12日で成虫となります。その上毎日平均5個の糞をします。糞は非常に小さく(20μm以下)、粉砕されるとさらに小さくなります。スギ花粉の直径は平均20〜40μありますので、大半が鼻粘膜に捉えられ、残りは呼気で排出されます。しかし、ダニの糞は吸入されると鼻、喉を通過して喉頭、気管、気管支へ侵入します。喉の違和感や咳の原因ともなりますので注意が必要です。


2020年10月5日 花粉情報

曇り空が続き明け方に一時小雨、その後も曇りが続き、夕方から晴れました。しかし、気温は思いの外上がりませんでした(24.5℃)。

室内塵アレルギーの主な原因は室内塵中のダニです。その大部分がチリダニ(ヤケヒョウダニ、コナヒョウダニ)です。チリダニは気温20〜30℃、湿度65〜80%で繁殖しやすく、温度、湿度、餌など住処の環境が整うと活動が活発になります。温度25℃、湿度65〜75%で活動が最も活発になると言われています。冷暖房を調節するときは、この温湿度にご注意ください。また、ダニの餌とならない為には、食べ物の残渣などを残さないように掃除することが重要です。


2020年10月4日 花粉情報

日付が変わる頃から小雨が降り、朝まで降ったり止んだりの天気でした。昼前には雨が止み以後は曇り空が続きました。

過去の観測データ(東京都福祉保健局の花粉情報:東京アレルギー情報navi)によると都心の秋の花粉飛散は10月になると次第に減少するようです。今後は花粉もさることながら室内塵アレルギー(とりわけダニアレルギー)対策を始めるべき時期になりました。室内塵アレルギーは衣替え、転居、大掃除などを契機に悪化します。室内塵アレルギーの主な原因であるダニは、繁殖力が旺盛で数ヶ月で数万から数十万匹に増殖します。抗原となるのは主に糞、死骸ですが、これらを掃除で完全に排除するのは至難の技です。ダニは畳、絨毯、布団などの内部に生息しますので、これを退治するのも至難の技です。ダニを増やさない方策が必要です。繁殖前に餌を断つことが大事です。早い時期に餌を断つ掃除を心がけて下さい。また、衣替えをする際は吸入防止のためマスクを着用してください。


2020年10月3日 花粉情報

本日も朝は晴れ、明け方の気温も20.0℃あって昨日よりは暖かい朝でした。午前中は快晴、午後次第に雲が多くなりましたが雨は降りませんでした。

観測結果(個/cm2/週:2020年)

観測期間 スギ ヒノキ イネ科 ブタクサ属 ヨモギ属 カナムグラ その他
9/27〜10/3 0.3 0.0 2.5 2.2 2.8 0.0 20.4

下表のようにこの1週間は雨が少なく、プレパラートはやや汚れが目立ちましたが、最近1週間に観測された花粉は、上表の通りスギ花粉がこの秋始めて0.3個/cm2/週観測され、ヒノキ花粉は0.0個/cm2/ 週でした。イネ科2.5個/cm2/週、ブタクサ属2.2個/cm2/週と飛散が減少、ヨモギ属2.8個/cm2/週、カナムグラ0.0個/cm2/週も少なくなりました。その他の花粉は20.4個/cm2/週でしたので、総計も28.1個/cm2/週で前週より減りました。ブタクサ属にはオオブタクサ、セイタカアワダチソウを含みます。

観測総数(個/cm2/週:2020年)

時期 8/16〜 8/23〜 8/30〜 9/6〜 9/13〜 9/20〜 9/27〜
観測数 3.1 1.5 6.1 7.1 14.6 36.4 28.1
雨量 0.0 38.0 21.5 59.5 3.5 33.5 1.5

先週までは秋雨のため、飛散花粉数そのものが僅かでした。都心の雨量(気象庁過去の気象データ:千代田)を見ますと秋雨との関係が垣間見えます。秋雨(あきさめ)は、秋の初めの長雨です。シーズンは8月終わりから10月はじめ。特に、東日本は雨の日が多くなります。

10月以後は、秋の花粉は減少に転じますので、今後は室内塵アレルギーに注目する必要があります。