月別: 2018年12月

2018年12月31日 花粉情報

大晦日は快晴ほぼ無風で始まりました。午前中気温は低いのですが、風がなく引き続乾燥しています。ちなみに昨日は平均湿度37%、最小湿度19%でした。大気はとにかく清浄で自動計測にはほとんど浮遊物質も観測されない状況が続きました

本日は花粉も観測されず、12月のスギ花粉飛散数は昨年より少し多い6.9/cm2、ヒノキ0個/cm2、その他の花粉が5.8個/cm2でした。

2019年のスギ花粉は、「今シーズンよりもやや多い」と予想されます。

今年1年情報をご利用いただいた皆様、ありがとうございました。来シーズンもよろしくお願い申し上げます。良いお年をお迎えください。

測定年別の12月のスギ花粉数と翌年のスギ花粉飛散数

交通量が減り非常にきれいなプレパラート


2018年12月30日 花粉情報

今年も残すところ2日となりました。7日続けて晴れて、ここ2日は快晴で冷えましたので、乾燥が厳しくなっています。
昨日は平均湿度35%、最小湿度18%しかありませんでした。本日はさらに乾燥していると思われます。医療機関は昨日から休みのところが多いので、感冒などに注意してください。

自動計測KH-3000の制御PCが明け方より停止し、20時に再測定開始となりました。2021時の計測数は3/m3/時で、年末年始の交通量減少が影響していると考えられる測定値でした。

本日、花粉は観測されませんでしたが、プレパラートの汚れは、昨日よりもひどく、汚れの理由は自動車によるものだけではないようです。

交通量の減少にも関わらず、汚れたプレパラート


2018年12月29日 花粉情報

一日快晴で、気温も上がりましたが風が弱いものの冷たく、体感温度が低いため寒さは厳しい一日でした。

今年最後の週末で、帰省も始まったため山手通りの交通量が大幅に減少したことから、KH-3000による自動計測のカウントは平均して減少しました。

花粉は観測されず、プレパラートは今シーズンここまで最も綺麗でした。鏡検時山手通りはほとんど車が通過しない状況でした。

非常に綺麗なプレパラート


2018年12月28日 花粉情報

本日も晴れましたが、冷たい強い風が吹きました。そのため、汚れが目立つ地ました。

強い風に運ばれたのか、スギ花粉が0.3/cm2観測されました。


2018年12月27日 花粉情報

晴れて日中は気温も上がりましたが、夜間には大変寒くなりました。

花粉は、昨日に引き続き観測されませんでした。


2018年12月26日 花粉情報

朝から良く晴れ、午後から薄曇りとなりましたが暖かな一日でした。

本日から顕微鏡が新しくなり、観測が容易になりましたが、操作が左右逆になり、慣れるまで若干時間が必要そうです。
花粉は観測されませんでした。


2018年12月25日 花粉情報

晴れは5日振りで、久しぶりのよく晴れたた一日でした。

気温も上がり、6日振りにスギ花粉が0.3/cm2観測されました。
KH3000は順調に作動しており、本日スギ花粉は、落下法で0.3/cm2に対して自動計測では17.3/m3/時でした。


2018年12月24日 花粉情報

午前中は曇り空が続き、風が弱く交通量も少なかったのですが、9時頃から徐々に風が強くなりました。同時に自動計測器の数値も上がり、風が弱まる午後6時頃まで60〜80個/m3/時 を記録しました。午後8時を過ぎて交通量が減り、風も弱くなると急激に観測数も減少しました。

本日、スギ花粉は、落下法では0.0個/cm2、自動計測では29.0個/m3/時でした。昨日の午後は全て10個/m3/時以下でしたので、自動計測器のデーターは、大気中の粒子状物質を感知していると考えられます。

佐橋先生から船橋の観測データをいただきました(12月1〜20日:スギ5.4、ヒノキ0.0、その他7.0個/cm2)。当地とよく似た傾向が認められます。来シーズンは多くなりそうです。

花粉自動計測器 KH-3000のデータ

本日は汚れが目立つプレパラートでした

12月はスギ花粉症対策の成否を分ける、重要な季節となります。

花粉症を「花粉が原因のアレルギー性鼻炎」と考えますと、アレルギー性鼻炎の原因は単独の原因とは限らないため季節を問わず発症する可能性があり、しかも遺伝的要素が強い病気です。
従って、放置して治る確率が低く、また鼻は成り立ちが複雑で様々な病気を合併しやすい器官です。そのため、真の花粉症治療は、飛散が終了したその時から始まります。アレルギーの原因を突き止め、合併症の有無を確認して、その後免疫力を高め、合併症を治して、次のシーズンに備える必要があります。
「これを何時やるか?」、「もちろん、今!」です。今シーズン、花粉症でお困りになった方は、今から来シーズンに備えて下さい。


2018年12月23日 花粉情報

曇り時々曇り時々小雨の1日でした。

本日の午後1時より花粉自動計測器 KH-3000の計測を開始しました。
計測値はPC上に記録されます。これにより落下法と自動計測を並行して実施することが可能となりました。

花粉自動計測器は、僅かながら雨や雪、大気中の浮遊粒子をスギ花粉としてカウントすることがあり、落下法による測定値が0個/cm2でも0〜20個/m3と表示されます。従って、花粉自動計測器でスギ花粉の飛散開始を察知することは出来ません。
また、スギとヒノキの判別は出来ませんので、ヒノキの飛散開始後は、スギ+ヒノキを計測します。

本日も、花粉は観測されませんでした。

非常に綺麗なプレパラートでした


2018年12月22日 花粉情報

しばらく晴れた日が続きましたが、本日は朝から雨が振りました。午後には雨は上がり、比較的暖かな1日でした。本日は土曜日で、3連休の中の雨という天候もあってか、プレパラートの汚れが極端に少なく花粉も観測されませんでした。


2018年12月21日 花粉情報

4日続けて晴れて暖かな日が続いています。本日、夕方から曇り空となりましたが、日中は乾燥が進んでいたようです。乾燥によると考えられる咽喉頭痛、咳、鼻の乾きなどを訴える患者さんが急激に増えています。この乾燥対策はスギ花粉症の初期療法上極めて大切です。居間や寝室の保温、保湿に心掛けて下さい。花粉は本日も観測されませんでした。


2018年12月20日 花粉情報

本日も晴れた1日でした。天気としては昨日と変わらないのですが、花粉はスギだけでなく、その他の花粉も含めて0/cm2でした。昨日と本日の違いは?風向、風力?検討の余地がありそうです。


2018年12月19日 花粉情報

2日続けて晴れ、本日は1日良く晴れて、しかも大変暖かでした。

4日間スギ花粉を観測しませんでしたので、当地へ飛散させている地域のスギは、休眠(冬眠)に入ったと思っていましたが、本日1.2/cm2のスギ花粉が観測されましたので、まだ休眠していないスギもあるということと思われます。
また、これで12月の飛散スギ花粉は、6.3/cm2となり、2004年(8.3/cm2)に次いで多くなりました。2005年にシーズンには10978/cm2飛散しましたので、来シーズンは例年よりは多くなると考えられます。


2018年12月18日 花粉情報

朝から晴れて、気温も昨日より高く、久しぶりに洗濯日和の一日でした。

スギ、ヒノキ花粉は本日も観測されませんでした。その他の花粉が0.3/cm2観測されましたが、植種はわかりませんでした。


2018年12月17日 花粉情報

夜間の雨は午前中に止み、午後は晴れました。気温は上がらず、寒さは変わりませんでした。

花粉は観測されず、これで3日連続飛散花粉0個/cm2でした。


2018年12月16日 花粉情報

一転曇り空が続く寒い一日になりました。予報では午後から雨でしたが、一時小雨程度でした。今後、ますます乾燥冷気及びインフルエンザに注意が必要になりそうです。

12月になり、始めて2日続けて花粉が観測されませんでした。


2018年12月15日 花粉情報

一日よく晴れて、昨日までと比較すると、とても暖かな1日でした。スギ花粉症の初期療法で大切なことは、鼻粘膜を守ること、すなわちインフルエンザなどの感染症の予防と冬の乾燥した冷気の影響を防止することです。本日、「インフルエンザ流行の兆し」とのニュースが流れました。注意してください。

本日は、花粉が観測されることはありませんでした。


2018年12月14日 花粉情報

本日、4年振りに当院屋上に花粉自動計測器 KH-3000 が設置されました。

当院に隣接する環状6号線地下に高速道路が建設され、その際に大変周辺の大気汚染が目立ち、自動計測値と実測値の間に大きな差異が目立ち、平成27年シーズン後に装置を外して以来の設置となりました。
来シーズンから再び自動計測の精度、測定値の意味、利用法などの検討ができると思われます。多くの方に理解していただき、ご利用いただければと考えております。


2018年12月13日 花粉情報

午前中は10日以来の晴れでした。しかし次第に曇り、昨日よりは暖かいものの寒さは持続しました。

今年の12月はスギ花粉が観測されやすく、本日も0.3/cm2観測されました。豊作の可能性がありそうです。


2018年12月12日 花粉情報

午前中昨日の雨が続き、昼から上がりましたが曇り空が続きました。昨日に引き続いて兎に角寒い一日でした。

花粉は観測されませんでした。これで、スギ花粉は総計4.5/cm2になります。過去のデータに照らして来シーズンのスギ花粉は、やはり多くの飛散が見込まれます。

本日、日本気象協会がスギ花粉飛散予測の第2報を発表しました。
「多かった前シーズン”よりは少ないが、広い範囲で例年より「やや多い」飛散量に。
花粉シーズンは2月中旬に九州や四国、東海、関東地方の一部からスタート。」

予測は様々な視点からなされます。夏の気象条件、樹勢、官民の対策とりわけスギ林の観察は欠かせません。


2018年12月11日 花粉情報

8日までの暖冬から一気に気温が下がり、ここ3日寒い日が続いています。

本日は午後から雨が降り一番の寒い日となりました。その寒い日にも0.3個/cm2ですが、スギ花粉が観測されました。


2018年12月10日 花粉情報

晴れましたが、非常に寒くいよいよ12月本来の冬到来という一日でした。

花粉は観測されないと思いましたが、スギ花粉が0.3個/cm2観測されました。


2018年12月9日 花粉情報

曇り空がほぼ一日続き夜晴れましたが全国的に寒く日本海側の広い地域で大雪が降り、一日雪のニュースで賑わいました。
当地も寒い一日でしたので、本日は花粉は観測されませんでした。しかし、昨年と比較するとこれでも暖かい感じがします。ちなみに1〜8日の平均気温を昨年と比較してみますと、昨年の7.7℃に対して今年は12.7℃で5℃も高く、暖冬でした。スギ花粉の飛散数も昨年の2.2/cm2と比較しますと倍の3.9/cm2であり、今月上旬の状況から考え、樹勢、森林管理などを考えなければ、来春のスギ花粉は今年を大きく超える可能性が高いと考えられます。


2018年12月8日 花粉情報

2日続けて晴れ一時曇りの天気でしたが、今日は昨日よりもかなり寒く「スギ花粉の飛散はないのでは」と思いました。

しかし、0.9/cm2観測されました。その他の花粉は0.3/cm2でした。
スギ花粉の12月の合計は3.9/cm2となりました。来シーズンは花粉の豊作の可能性は大きいと思われます。


2018年12月7日 花粉情報

晴れ一時曇りの天気でしたが、風が冷たく昨日と比較すると寒さを感じました。

花粉はその他の花粉が0.3/cm2観測されましたが、スギ花粉は観測されませんでした。日平均気温8℃がスギの休眠の目安とするとまだやや気温が高いようです。

スギは気温の低下や昼の時間が短くなると休眠状態(動物でいう冬眠)に入りますが、冬の寒さに一定期間(日平均気温が8°C以下の日が5週間程度)晒されると休眠から覚めます。


2018年12月6日 花粉情報

朝から雨が降り続き、午後になって上がりました。雨の影響でプレパラートは大変きれいでした。

スギ花粉は0.6/cm2観測されました。12月の総計は3.0/cm2となります。
前年12月の飛散数と翌年春の飛散数にも示しましたが、12月の総計が3.0/cm2以上となると翌年春は豊作となる傾向が強くなります。今後に注目する必要がありそうです。


2018年12月5日 花粉情報

朝晩は寒いものの日中は曇り空が続き気温が上がり温かい日くらいでした。

スギ花粉0.3/cm2、その他の花粉0.3/cm2観測されました。


2018年12月4日 花粉情報

晴れ〜曇りの天気でしたが、風が強く暑いくらいの暖かさでした。

風の影響と思われますが、スギ花粉が0.6/cm2観測されました。2個並んで、スライドガラスに捕獲されていました。


2018年12月3日 花粉情報

1日穏やかで昨日よりも暖かな天気でした。花粉は観測されませんでしたが、本日は嗄声や咳を訴える患者さんが目立ちました。急に乾燥が進んだようです。


2018年12月2日 花粉情報

朝からほぼ1日曇り空で大変寒くなりました。夕方から一時小雨が振りました。昨日とは大きく天気が変わりました。

それでも、スギ花粉0.6/cm2、その他の花粉0.3/cm2観測されました。


2018年12月1日 花粉情報

本日は、ほぼ一日晴れて、気温が上がりました。

12月のスギ花粉の飛散数の大小と翌年春のスギ花粉総飛散数は比較的相関します。
スギは冬の寒さに晒されると休眠し、一定期間(日平均気温8°C以下の日、5週間程度)すると覚めます。東京の平年値から見て、東京周辺は12月からと考えられます。
また、大気が乾燥するのもこの時期です。そのため12月〜1月は花粉症対策上極めて重要です。

スギ花粉0.9個/cm2、その他の花粉2.8個/cm2観測されました。
12月でも、晴れて暖かであると、「花粉が多く飛散する」ようです。休眠するのは、もう少し寒くなってからのようです。

測定年別の12月の飛散数と翌年春のスギ花粉総飛散数